自転車競技を部活動として行っている大学は、どこにあるのでしょうか。
また、自転車競技部はどんな練習をしているのでしょうか。
一人でも楽しめる自転車ですが、大学で部活に入るメリットはあるのでしょうか。
ここでは自転車競技部についてと、大学で部活に入るメリットやデメリットについてご紹介します。
自転車競技の部活がある大学
自転車競技部が存在する大学が知りたくても、日本学生自転車競技連盟の情報に加盟校一覧の掲載がなくなってしまったため確認するのが困難です。
2016年のランキングに載っている選手の所属大学を見てみると、ロードランキングでは、
1位:鹿屋体育大学
2位:明治大学
3位:京都産業大学
4位:日本大学
5位:順天堂大学
6位:朝日大学
7位:日本体育大学
8位:法政大学
9位:早稲田大学
10位:同志社大学
11位:慶応義塾大学
12位:立命館大学
13位:駒澤大学
と並んでいます。
トラッキングでは、
1位:日本体育大学
2位:鹿屋体育大学
3位:順天堂大学
4位:八戸学院大学
5位:筑波大学
となっています。
強豪校として有名な鹿屋体育大学は、九州・鹿児島県の鹿屋市にある大学です。
ランキングに載っている大学のうち、鹿屋体育大学以外の大学のほとんどが関東圏です。
強豪校に入学したいと思う場合は、関東から考えるとメリットがあるかもしれません。
だからといって、地方の大学に自転車競技部が存在しないというわけではありません。
北日本であれば、北海道大学や東北学院大学。
東海地方であれば、東海大学。
四国には、高知工科大学、徳島大学。
などに自転車競技部があります。
大学の部活から自転車競技を始めるのも良いでしょう。
自転車競技の部活の練習はどんな感じ?
漫画やアニメ、プロのサイクリングレースなどでは、ロードレースをよく目にしますが、実はそこまで盛んではありません。
ステージレースと呼ばれる、数百キロという距離を何日もかけて移動するレースにいたっては存在すらありません。
危険だからでしょう。
プロのサイクリングレースでも、一般車や、観客あるいは地元の人がコースに入ってしまって事故になったり、整備が不十分な路面での落車事故など、大変な事故が起こることがあります。
大学の部活での練習はどんなものなのでしょう。
最近では、ネットや携帯が普及したことで、最も最新の練習方法を簡単に調べることができます。
練習方法には、競技者が学生かどうかによっての差はありません。
あえて違いを挙げるとすれば、練習環境の違いでしょう。
例えば、トラックを練習場として使用できるのは、学生であることのメリットといえます。
一般開放されていても、個人の入場が許されるトラックは、極めて限られているからです。
高校の自転車競技では、トラック競技が主流なので、競技ごとにトラックで練習をしなければなりません。
基礎体力作り、ローラー練習、ロード練習などで総合的な体力を養い、チームで何度もトラックを走行することで作戦や連携を培っていきます。
大学での部活動やサークル活動のメリット
大学では、高校までとは違って、クラスなどで友達関係を築きにくいことがあります。
それぞれに受講する講義や時間割が違うため、1日の行動がバラバラになってしまうからです。
特に大規模な大学では、友達を作るのが難しいことがあります。
そんな時は、部活やサークル活動に参加しましょう。
部活やサークル活動では定期的に人に会えるだけではなく、同じ目的や目標を持ってすることで関係も深まり、友達も増えていきます。
学生生活をする上で、大学内に自分の居場所を確保するということは、とても大切なことでもあります。
少人数クラスに所属する学生は、クラス内でも友達を作りやすいでしょう。
けれども、クラス内だけでは人間関係は限られてしまいます。
部活やサークルに所属すれば、他の学部、学年の学生と知り合えるだけでなく、他の大学の学生と交流できることもあり、幅広く多様な人間関係を構築することが可能になります。
大学に入っても、勉強だけではもったいない。
勉強以外に打ち込めることを見つければ、学生生活がより充実して楽しくなるはずです。
たくさんの学生と接することは、その後の人生にもきっと役立つことになるでしょう。
部活やサークルに入ることには、メリットがたくさんあるのです。
大学での部活動やサークル活動のデメリット
大学の部活やサークルに所属することはメリットが多い一方で、デメリットも存在します。
ひとつ目は、時間と費用です。
部活やサークル活動をするには、それなりの時間と費用がかかります。
部活やサークル活動に熱心になるあまり、本業であるはずの勉強をおそろかにしてしまう学生も少なくありません。
特に理系の場合、卒業研究に時間を費やす必要があるので、部活やサークルとの両立は、難しいと感じるかもしれません。
しかし、大学に入学してすぐから、ずっと勉強に追われる学生はほとんどいません。
もし途中で両立が困難だと感じたら、その時に部活やサークルを辞めればいいのです。
まずは気軽に入ってみることをお勧めします。
ふたつ目は、人間関係です。
色々な人と知り合って、多様な人間関係を築くのは、メリットでもある反面、デメリットにもなり得ます。
気が合わない人とも、一緒に活動をしなければならないからです。
部活やサークル活動の人間関係に、恋愛が絡んでくるとさらに複雑です。
しかし、困難な人間関係と対峙することは、コミュニケーション能力が養われたり、その後の人間としての成長にもつながります。
例えば、就職活動でコミュニケーション能力が重要視される理由は、職場では、気が合わない人とでも、うまく協力していかなければならないためです。
難しく複雑な人間関係を経験することは、その時はデメリットに感じても、長い目で見ればメリットとなるでしょう。
部活やサークルに入る最大のメリットは就活?①
大学で部活やサークル活動をすることは、就職活動でのメリットになるのでしょうか。
部活に所属していると、就職活動に有利になることがあるといわれます。
ただし、有利になるのは、それなりの結果を残したり、アピールに値するだけの経験や技術を得た場合に限られます。
体育会系の部活は就職活動に有利になるともいわれます。
忍耐力や向上心があると判断されるからでしょう。
大学に入学してから、部活に入るかサークルに入るかで悩む人もたくさんいます。
それでは、サークルに所属していることは、就職活動でメリットになるのでしょうか。
サークルに所属していることも、就職活動では有利になることがありますが、部活と同じように、何かしらアピールできるだけの結果や経験がある場合に限られます。
文系のサークルや、俗にいうオタク系サークルは就職活動に不利ともいわれますが、アピールできる活動や経験をしていれば、就職活動には有利になります。
就職活動においては、部活やサークルに所属していたか否かというよりも、どんな経験をして何を得たか、十分にアピールできるものがあるかどうかが、ポイントになるようです。
部活やサークルに入る最大のメリットは就活?②
部活でもサークルでも、どちらに所属したから就職活動で有利ということはありません。
どちらに所属していても、経験や活動・技術・結果など、活動を通して得たものが重要です。
一般には、体育会系の部活に所属していると、就職活動に有利といわれていますが、面接時に、どんな活動をして、どんな頑張りをしてきたか。
そして、そこで何を得たのか、採用担当者の心に響くアピールができれば、体育会系の部活でも文系のサークルでも関係ありません。
例え、有利といわれる体育会系の部活に所属していたとしても、自分自身をアピールできなければ、就職活動で有利に働くことはないのです。
では、どんな部活やサークルに入っても、メリットは同じということでしょうか。
違います。
サークルひとつとっても、飲み会ばかりしているサークルと、社会貢献を目的としたボランティアサークルとでは、企業の採用担当者に与える印象は全く違うでしょう。
就職活動にメリットになるからという理由だけで、部活やサークルに入る人はいませんが、大学では一度部活やサークルに入ってみることをおすすめします。
大学生だからできる、大学生の時にしかできない経験だからです。
どこに所属したら良いのかわからないのであれば、就職活動に有利といわれる体育会系の部活を選択しても良いでしょう。
できれば自分の関心のあること、やりたいことを見つけて精一杯活動に取り組んでみてください。
きっと何かを得られるはずです。
学生時代の仲間と思い出は一生モノ
一人でも趣味として楽しめる自転車ですが、部活に入ることで、共に取り組む仲間や目標ができます。
学生時代に出来た仲間や思い出は一生モノです。
社会人になっても残ります。
部活動は費用がかかる等のデメリットもありますが、メリットの多いものです。
入部を検討してみてはいかがでしょうか。