あなたの自転車は、きちんと防犯登録をしてありますか?
防犯登録シールが、ご自分の自転車に貼ってありますか?
防犯登録をしていないケースは、直ちに登録すべきですが、実は防犯登録の方法は都道府県によって違います。
今回は、神奈川県での自転車登録の方法を、よくある質問と共にご紹介します。
自転車の防犯登録って全国共通じゃないの?
『防犯登録』は全国共通ではなく、各都道府県単位で運営しています。
そのため、登録した所有者情報も、全国で共有されているわけではありません。
所有者情報の照会の際に、他の都道府県で登録をしてしまうと、返答までに大変時間がかかるケースがあります。
防犯登録は、自転車を利用する都道府県で、必ず登録するようにして下さい。
防犯登録の手続きは、自転車を購入した店舗が自転車防犯登録所であれば、その場で手続きが可能です。
また、自転車を取り扱っている店舗で『自転車防犯登録所』の登録業務が委託されています。
登録手続きには、登録する本人の運転免許証・健康保険証などの身分証の提示が必須です。
例えば、神奈川県の自転車防犯登録料は515円(非課税)かかり、自転車防犯登録の有効期間は登録後7年となっています。
有効期間が過ぎた自転車は『自転車防犯登録甲カード』を持参し、再登録しなければなりません。
防犯登録後は、『防犯登録ステッカー(防犯登録証)』を自転車に貼ることになります。
防犯登録番号・車体番号・所有者の個人情報(住所・氏名・電話番号)などが、10年間警視庁のコンピュータに保存される仕組みです。
所有者データ登録完了までには、約2ヶ月と時間かかります。
登録手続きの完了後は、登録カードが交付されます。
盗難、譲渡等のときに必要になりますので、記載内容を確認し大切に保管しましょう。
神奈川県で自転車を購入!防犯登録は?
①購入した際の自転車防犯登録
自転車防犯登録は法律(自転車の安全利用の促進、及び自転車等の駐車対策の総合的促進に関する法律)で、「自転車を利用する者は自転車防犯登録を受けなければならない」と記載されています。
防犯抑止の面からも、神奈川県に限らず、自転車防犯登録は進んで受けるようにしましょう。
②他店で購入した際の自転車防犯登録
自転車を購入した店舗で、自転車防犯登録をするのが基本ですが、事情があるケースは、一定の手続きが必要となります。
電話等で、お近くの自転車防犯登録所に、事前にご相談してから行いましょう。
③通信販売やインターネット等で購入した際の自転車防犯登録
通信販売やネット等で購入された自転車は、ご自身の身分証明書(運転免許証、パスポート等)をお近くの自転車防犯登録所に持参し、自転車防犯登録をして下さい。
身元証明証は、コピーするケースもあります。
また、自転車の出所確認にて、自転車の保証書・領収書・販売証明書やネットでの注文確認書の提示を求められるケースがあります。
神奈川県で防犯登録をされている自転車の譲渡等
自転車防犯登録がされている自転車を譲ってもらったケースは、自転車防犯登録の種類により手続きが異なるため、最初に確認する必要があります。
①神奈川県の自転車防犯登録がされているケース
自転車を譲渡される際は『自転車防犯登録甲カード』と、自転車、身分証明書を持参し、お近くの自転車防犯登録所で、新しく自転車防犯登録番号を取得しなおして下さい。
所有者を変更したケース、以前の自転車防犯登録番号は使用できません。
②神奈川県以外の自転車防犯登録がされているケース
神奈川県では、他県の自転車防犯登録の変更(抹消)手続きはできません。
自転車防犯登録されている、各都道府県の自転車防犯協会などの防犯登録管理団体で、抹消手続きをした後、神奈川県の自転車防犯登録に直してください。
③譲り受けた自転車に自転車防犯登録がされていないケース
自転車の出所確認をしたあと、譲渡者より譲渡証明を提出してもらい、自転車防犯登録所で自転車防犯登録の手続きを行います。
自転車の廃棄や盗難時の防犯登録について
①自転車防犯登録をしてある自転車の抹消手続きのケース
自転車防犯登録の有効期間中(神奈川県では7年間)に自転車を廃棄するときは、お近くの自転車防犯登録所へ『自転車防犯登録甲カード』を持参し、登録抹消手続きを行います。
そのとき『自転車防犯登録変更(訂正)届お客様控』を、必ず受取り保管してください。
有効期間切れの自転車を捨てるときも同様で、可能な限り登録抹消手続きをお願いましょう。
また、自転車を捨てるときは、各市町村のルールに従い、粗大ごみ処分となります。
②自転車を盗まれたケース
交番か警察署に被害届をすぐに出しましょう。
盗まれた自転車の特定の為、自転車防犯登録の番号が必要となります。
必ず『自転車防犯登録甲カード』を忘れないようにして下さい。
紛失した際は、自転車防犯登録をした店舗で調べてもらうと良いでしょう。
③自転車の盗難届を出すケース
『自転車防犯登録甲カード』には、登録番号や自転車特定の車体番号が記載されていますので、被害届を出すときには、このカードが必要です。
車体番号は一台一台異なり、大多数の自転車に8桁~20桁の英数文字が刻印されています。
自転車の防犯登録について
①自転車防犯登録をしないケースの処罰
法律で義務付けられています。
しかし、登録をしないケースの罰則規定は特にありません。
罰則がないからといって登録しないと、自転車を盗まれたときに困ります。
防犯登録してあれば、盗まれた自転車が見つかったときに連絡がくる可能性があります。
また、職務質問をされたケースでも、自分の自転車だと堂々とアピールできます。
こういった盗難防止など、とても役立ちますので、自転車防犯登録は必ずしておきましょう。
②有効期間と防犯登録料
神奈川県の自転車防犯登録の有効期間は登録後7年で、有効期間が過ぎた自転車は『自転車防犯登録甲カード』を持参し再登録します。
防犯登録料は、515円(非課税)です。
③自転車防犯登録シールのQRコードの印刷
携帯電話の「バーコードリーダー機能」で読み込むと数字が表れます。
この数字は、自転車防犯登録シールに印刷されている番号と同じで、盗難車の早期発見、放置自転車の処理等を速やかにできるようになっています。
④自転車防犯登録を行う場所
神奈川県内のほとんどの自転車取扱店が、自転車防犯登録所になっています。
⑤自転車防犯登録のお客様用控カードは重要性
『自転車防犯登録甲カード』に記載内容を知るのは「所有者・自転車防犯登録所・警察」だけです。
お客様用控カードを紛失すると、自転車防犯登録の抹消や住所変更、被害届の提出等に支障をきたすケースがあります。
大切に保管しましょう。
神奈川県での自転車防犯登録の様々な手続きについて
①『自転車防犯登録甲カード』を紛失したケース
登録内容は「所有者・自転車防犯登録所・警察」だけが知る情報なので、自転車防犯協会に問い合わせても自転車防犯登録データがないため、返答はできません。
②結婚などで名前・住所が変更になったケース
自転車防犯登録所に『自転車防犯登録甲カード』を持参し、氏名・住所変更届を提出しましょう。
③神奈川県で登録をした自転車を持ち、他県に引越したケース
【抹消手続きを行う方法】
県内の自転車防犯登録所に『自転車防犯登録甲カード』を持参し、登録抹消手続きを行います。
『自転車防犯登録変更(訂正)届お客様控』カードを受け取り後、引越し先で自転車防犯登録を行いましょう。
【住所変更を行う方法】
県内の自転車防犯登録所に『自転車防犯登録甲カード』を持参し、住所変更届の手続きを行います。
現在、貼付されている自転車登録番号はそのままご使用できます。
④県内から県内に引っ越ししたケース
県内間の引越しのケースは『自転車防犯登録甲カード』を持参し、近くの自転車防犯登録所で住所変更届の手続きをしましょう。
⑤自転車防犯登録シールを剥されるたり破損したケース
同じ登録番号のシールを再交付することはできません。
『自転車防犯登録甲カード』と該当自転車を持参し、新しい自転車防犯登録の番号に付けかえます。
未登録の自転車は速やかに防犯登録し、防犯登録シールを貼ろう
自転車をあげたり貰ったりするケースは、神奈川県内であっても登録変更の手続きが必要になりますのでご注意ください。
また引っ越しをしたケースにも、登録内容変更の手続きを行いましょう。
防犯登録の方法は、都道府県によって違うので、防犯登録を行う際は各都道府県のホームページを確認し、心配であれば問い合わせると良いでしょう。