オランダ発の自転車、Tagaをご存じですか?
Tagaは、自転車でありながらベビーカーにもなる優れものなのです。
自転車兼ベビーカー・・・ママさんたちは欲しくなるのではないでしょうか。
今回は、自転車Tagaについて説明すると共に、海外の自転車やベビーカー製品でママさんにおすすめなものをご紹介します。
ベビーカーにもなるオランダ発の自転車Tagaについて①
オランダで、Taga(タハ)という自転車が発売されています。
この自転車は、子どもを乗せて移動するための3輪自転車なのですが、なんとベビーカーに変形するのです。
オランダの首都アムステルダムでは、自転車の数が人口を上回っているくらい自転車大国なのです。
そんな自転車大国オランダで生まれたTagaは、スタイリッシュな3輪自転車で、通常は前2輪の間に子どもや荷物が入るスペースのものがあります。
この自転車が、20秒ほどでベビーカーに変形するのです。
お店の中でも、子どもを乗せてTagaを持ったまま、見て回ることができるのです。
Tagaは、自転車大国ならではの発想により、開発されたものです。
車社会の日本が、子どもを車に乗せやすくするために研究開発するのと同じように、オランダでは、自転車について研究開発されています。
ベビーカーにもなるオランダ発の自転車Tagaについて②
イスラエル人とオランダ人のデザイナーが開発したTagaは、それぞれの国の特色が反映されています。
オランダは自転車大国なので、メインの道路には自転車レーンがあります。
子どもがいれば、前に大きなシートが付いている3輪自転車に子どもを乗せて移動します。
一方、イスラエルは、子どもがたくさんいる家庭がほとんどなため、家庭を持っても都会から郊外へ移ることはあまりありません。
そのため、Tagaを所有していれば、都会でも移動が楽にできます。
公共交通機関を使うとき、ベビーカーをたたんだり、重い荷物を持って階段を使う手間が省けます。
小さい子どもがいたら、おむつやミルクなどで物が増えます。
Tagaであれば、ショッピングモールやレストランにも持ち込みできます。
そうです、子どもと一緒に荷物も移動可能になるのです。
セカンドシートをつけたら、兄弟も一緒に乗ることができます。
幼い子の場合は、ベビーシートがおすすめです。
対面にできるので、自転車に乗っているときでも、顔を見ることが出来ます。
自転車として目的地に移動したら、ベビーカーにすれば、子どもを抱いたり重い荷物を持ち運ぶこともなくなります。
わずか20秒で自転車がベビーカーに変身!
オランダで開発されたTagaは、自転車からベビーカーに変形します。
変形するのに必要な時間は、わずか20秒です。
わずか20秒の手順は
チャイルドシートを取り外す⇒サドルを下げて、後輪を前に回す⇒チャイルドシートを取り付ける
という簡単な手順になります。
ベビーカーになったときは、前が1輪の後ろが2輪になります。
見た目は、折り畳み自転車やミニベロのように、コンパクトな見た目をしています。
ですが、三輪自転車は安定しているので、発進や停車時に転ぶ危険がありません。
パーキングブレーキや5点式強化ハーネスなどもあるので、子どもを乗せても安心です。
ベビーシートの他に、荷物を載せられるオプションがあるので、子育てが終わっても使うことが出来ます。
オランダ発の自転車Tagaを日本で買う場合の注意点
Tagaは、日本でも購入できますが、注意点がいくつかあります。
まず、ベビーカーとしてのサイズが大きいことです。
平均身長世界トップクラスのオランダ発だけあって、ベビーカーのサイズも大きくなっています。
そのため、日本では、店内にTagaを持ち込みにくいかもしれません。
詳しいサイズと重さをご紹介します。
サイズは、自転車モードは、73cm x 165cm x 102cm、
ベビーカーモードは、73cm x 120cm x 102cmです。
重さは、だいたい20~29kgです。
5kg以下の軽いベビーカーが人気なので、20kg以上の重さはちょっと考えてしまうかもしれませんね。
ただ、重さはシート等の組み合わせにより変わります。
それから、電動アシスト機能は付いてないため急な坂道や、三輪のため狭い道での走行は向いていないでしょう。
パーキングブレーキを忘れて、坂道を無人で暴走する可能性もあります。
利用場所と目的を考えてから、Tagaを買うようにしましょう。
近くに大型ショッピングモールなどがあって、そこに子どもと一緒によく行くのなら、Tagaを使うメリットがあると言えます。
フランスの子ども乗せ自転車もすごい!
子どもと自転車に乗る方法として、以前は、後ろの荷台に付けた「自転車用チャイルドシート」が主流でした。
最近では、チャイルドシートが自転車に標準装備となっている「子ども乗せ自転車」が増えています。
オランダと同じヨーロッパのフランスでは、日本と同じで後ろの荷台に取り付けた「自転車用チャイルドシート」がメインです。
しかし、自転車で移動したくても、自転車で走れる所が整備されていないため、日本とは用途が異なります。
安全性からか、子どものお迎えに自転車を使用することはあまりないです。
ですが、世界三大大会のひとつであるツール・ド・フランスが開催される国です。
自転車はスポーツとして人気が高いので、子どもと一緒にサイクリングをする人も多いのです。
そんな自転車好きが多い国です。
子どもを乗せて安定して走れる自転車を開発していてもおかしくないですね。
子ども乗せ自転車Vélo-cargo(貨物バイクという意味)というのがあります。
これは、安定感があり、荷物を載せたり出来るので、便利でおすすめです。
子ども乗せ自転車Vélo-cargoではありませんが、フランスでよくある子どもを乗せる自転車に、後で引くRemorque(トレーラーという意味)もあります。
Remorqueは、100ユーロくらいでベビーカーとして使え、自転車とも取り外しができるので、人気があります。
カナダには自転車で牽引できる多機能ベビーカーもある
都会で子育て中の人たちが、幼稚園などで子どもを送迎する際に必要なのが、子どもと一緒に移動できる自転車です。
そんな家庭に注目されているのが、自転車でけん引でき、ベビーカーとしても使えるチャイルドトレーラー「チャリオット」です。
チャイルドシート装備のママチャリも種類が増えたので、子育てをする人にとって選択が増えています。
自転車好きな子育てをする人たちが選ぶのが、チャイルドトレーラーです。
海外では30年くらい前から、様々なブランドがチャイルドトレーラーを売っています。
その中でも、品質・機能性で一番素晴らしいのが、カナダ製の「チャリオット」です。
防水カバーで雨風がしのげ、冬は温かいです。
また、UVカットのため、夏は日焼け防止もできます。
カバー付きの荷台は、荷物がたくさん入るので、買い物をするのも楽です。
それから、チャリオットは大きな20インチの車輪なので、段差があってもスムーズに移動可能です。
自転車で牽引するなら、専用の金具をつけて2輪タイヤで、ベビーカーとして使うなら付属の車輪を前に付けて、3輪で移動します。
オプションで、新生児仕様・ジョギング・スキー・ハイキングなどにも使えます。
許容積載荷重は1人用で34kg、2人用で45kgなので、子どもが年長になっても使えます。
また、大人が押して横に倒れないので、もし自転車が倒れても子どもは安全なのが嬉しいですね。
カナダのチャリオットは、オランダのTagaのような素晴らしい自転車です。
自転車兼ベビーカーTaga
オランダ発のTagaをご紹介させていただきました。
Tagaがあれば、ママさんだけでなく、パパさんも子どもとお出かけしやすいですね。
通園などには、あまり向いていないかもしれません。
ジョギングの代わりに海沿いを走ったり、大きな公園をサイクリングしたりと、アウトドア用に使うのには最適ではないでしょうか。