みなさん、観光の交通手段と言えば何を想像しますか?
バス、車、電車、徒歩・・・交通手段はいろいろありますが、自転車で観光した経験はおありでしょうか。
観光地として有名な京都は、自転車での観光がおすすめなんですよ。
今回は、京都で自転車観光する場合のおすすめスポットや、ツーリングの必需品をご紹介します。
京都は自転車観光がオススメ!
京都は、観光スポットの立地が良くて、中心部の高低差も少ないので、自転車での観光に向いています。
古くからある名所や、他の移動手段では通り過ぎてしまう小路の街並みなど、自転車でしかできない京都の観光はおすすめです。
観光スポットを自転車で走るのは大変そうに思うかもしれません。
しかし、京都は観光スポットが10km四方に収まっているので、自転車での観光に向いているのです。
また、場所によっては、駐輪場があるので便利です。
京都の中心部は、坂道はありますが、自転車でも無理なく走ることが出来る立地です。
北・東・西の三方が山で囲まれていて、道路は碁盤の目状になっています。
東が祇園方面、西が嵐山方面というのがわかれば、自分がどこにいるかが把握しやすいです。
もし道がわからなくなったら、大通りに出ると案内標識があるので、自分がどこにいるのか確認できます。
京都で自転車観光を楽しむためのポイント
自転車で京都の観光を楽しむためには、自転車を持ち込むか、レンタサイクルする方法になります。
レンタルする場合ですが、京都市内のレンタルサイクル店は、たくさんの種類の自転車を取り扱っています。
長距離の場合は、ロードバイクなどのスポーツ自転車、街中を走る場合は、シティサイクルやミニベロが良いでしょう。
また、レンタサイクルにも色々なプランがあります。
数時間借りるプラン・1日借りるプラン・ツアーガイド付きのサイクリングツアーなどもあります。
自分のプランに合ったものを選ぶようにしましょう。
その他のポイントとして、京都では、表通りではなく路地裏を行きましょう。
つい表通りを行ってしまいますが、せっかくの自転車観光なので、路地裏を行ってみましょう。
もし、路地で道に迷ってしまっても、大通りに出たら案内標識があるので、すぐに自分の位置を確認することができます。
探検気分で路地を走って、自転車観光を楽しんでください。
また、京都の自転車観光では、「五感で感じる京都」を楽しむことができます。
祇園の街並みや仏具店前を通るときのお香の匂い...
川沿いを走る時に聞こえる川のせせらぎ...
裏路の京都の生活感...
など、電車などでは感じることのできないことを自転車で楽しむことができます。
京都でのツーリングは、五感で感じながらしましょう。
京都でおすすめの自転車観光スポット
京都には、たくさんの観光スポットがあるのですが、それぞれの観光スポットの距離は、歩いて20分ほどです。
しかし、自転車を利用すれば、10分以内で行けるようになるので、ツーリングしながら京都の町並みを楽しみましょう。
おすすめスポットをご紹介していきます。
【西本願寺】
重要文化財である御影堂の中央には、親鸞聖人の木像が安置されています。
太鼓楼は、新撰組が西本願寺に一時的に兵士などが詰めるところ(屯所)を移したときの建造物です。
他にも、唐門・飛雲閣・日本最古の北能舞台などがあります。
【高瀬川】
京都中心部と京都南部の伏見をつなぐ川です。
川沿いを走ると京都を感じることができます。
西本願寺から、高瀬川までは自転車で8分くらいです。
【宮川町界隈】
京都の五花街である宮川町は、雨が降った次の日に、舞妓さんや芸妓さんの使った赤い和傘が軒先に並べられ、京都の赴きある町並みがより美しくなります。
高瀬川から宮川町界隈へは、自転車で3分くらいです。
【建仁寺】
京都で一番古い禅寺です。
「風神雷神図屏風」などの有名な文化財や小泉淳作画伯の「双龍図」で有名です。
境内はとても静かで、方丈庭園や重要文化財の美術作品を楽しむことができます。
宮川町から建仁寺は、自転車で3分くらいです。
自転車ツーリングの必需品Part1
街中を走れる京都でのツーリングといえど、色々なものを準備しておくと良いでしょう。
【飲み物】
自転車で走り続けていると、汗をかきます。
失った水分は、補給しなくてはいけません。
また、夢中になって観光して、何も食べずにいると、エネルギー不足になります。
自転車を漕ぐとエネルギーを消耗しているので、食べることも忘れないようにしましょう。
【救急バッグ】
そこまで大きなものでなくても大丈夫です。
ファーストエイドキットという色々揃っているものがあるので、これを持っていきましょう。
転んだりしたときに、すぐに手当てが出来るのは良いことです。
水を持っていると、傷口の汚れを洗い流せるので便利です。
【ヘルメット】
頭を守る必須アイテムです。
特に、子どもには被せるようにしましょう。
知らない土地を自転車で走る場合は、事故に遭う可能性は高いです。
小路だけをのんびり走るならまだしも、大通りの利用が多くなるのなら、ヘルメットは被りましょう。
レンタサイクルのお店によっては、ヘルメットの貸し出しをしているところがあります。
その点も考慮しながら、レンタサイクル店を探しましょう。
自転車ツーリングの必需品Part2
ツーリングするときに、準備しておきたいものは、まだあります。
【サングラス(アイウェア)】
自転車で長時間走ると、意外と目に負担がかかるので、サングラスも用意しておきましょう。
特に、紫外線の強い時期に京都をツーリングで観光するなら、必ず用意しましょう。
サングラスは、紫外線を防ぐだけでなく、自動車の日光の反射による眩しさも防いでくれます。
歩いているときは問題ない眩しさでも、自転車に乗っているときは、事故に繋がってしまうかもしれません。
オシャレなサングラスが増えているので、これを機に普段でも使えるものを買うのも良いと思います。
【羽織れるもの】
急な雨や風のために、ウィンドブレーカーやレインポンチョなどの天候の変化に対応できるウェアを準備しましょう。
また、朝と昼の温度差に対応できるよう、簡単に脱いだり着たりできて、温度調節ができるウィンドブレーカーなども用意しましょう。
これで、京都でのツーリングの準備も完璧ですね。
ツーリング自転車を選ぶときのポイント
京都のツーリング自転車を選ぶときは
・フレーム素材
・ブレーキの種類
・ギア比
・オプション装備
をチェックしましょう。
ツーリング自転車は、楽しむことが目的なので、見た目や色が好きだから選ぶというのもありです。
フレーム素材は、軽いものがおすすめです。
たぶん、ほとんどのレンタサイクル店では、用意しているフレーム素材は、アルミの自転車だと思います。
ブレーキは、ツーリング自転車なら、ディスクかカンチブレーキが良いです。
最近は、水に濡れたり、荷物が重くなったりしても、良く効くディスクが多くなりました。
ギア比は、ツーリングをするので、幅広いものにしましょう。
京都のような、走りやすい道なら、そこまで気にしなくても大丈夫です。
オプション装備は、泥よけ・ライト・かごなどです。
かごが付いていないと、ツーリングでは悲惨なことになってしまいます。
また、泥よけがないと、雨上がりの道を走ったときに、泥を跳ね上げて服が汚れてしまいます。
自分に合うツーリング自転車を選んで、京都での自転車観光を楽しんでくださいね。
京都を自転車で観光しよう
いかがでしたか?
自転車なら、徒歩10分以上の場所でも、すいすい移動できるので、とても便利ですよね。
また、自動車と違い、渋滞に巻き込まれないのも自転車移動の良いところですね。
京都の街で、自転車観光を思い切り楽しんでみては、いかがでしょうか。