身長が低い方は、標準身長の方に比べて、自転車選びに苦労されていると思います。
特に女性で、この悩みを抱えている方は多いでしょう。
身長が低い人に、おすすめの自転車は無いのでしょうか。
そこで今回は、低身長の人におすすめの街乗り自転車やスポーツ自転車をご紹介します。
身長が低い人の自転車選び
身長の低い人が自転車を選ぶとき、注目すべきはフレームです。
サドルとタイヤ、ハンドルなどのパーツをつなぐ土台となるのがフレームです。
また、サドルの高さは、フレームのサイズによって変わってきます。
身長155cm以下ならば、フレームサイズ440mm。
身長155cm~165cmであれば、470mm以下がおすすめです。
クロスバイクやロードバイクのようなスポーツ自転車に多いのですが、ハンドルとサドルが離れていると、ハンドルに届かないということがあります。
必ず試乗してから、購入するようにしてください。
身長の低い女性以外でも、フレームの形は重要です。
トップチューブといわれる、サドルとハンドルを繋ぐ部分が低ければ、スカートがめくりあがることなく乗車することができますので、注目してみましょう。
ピンやミキスト自転車と呼ばれる、ハンドルから後輪まで、フレームが一直線になっている自転車が女性に人気です。
ロードバイクは、男性の骨盤に合わせてサドルが細くなっていることが多いので、女性がスポーツ自転車に乗ると、お尻が痛くなってしまうことが多くあります。
サドルは、女性向けに造られているものもありますので、試してみるといいでしょう。
身長が低い人向けの自転車
20インチというサイズのママチャリであれば、小さな身長の人でも乗ることができます。
また、大人と子供が共有するのにも、ちょうどいいサイズです。
ティークという20インチの自転車は、身長の低い女性に大人気の自転車です。
チャイルドシートも取り付けることができますし、重い荷物を積むこともできますので、ママさんに特に人気です。
あまりスピードは出せませんが、重心が低いので安定感があり、安心して乗ることができます。
ハンドルロックが付いているので、買い物には便利ですし、チェーンが外れにくいのも特徴です。
135センチ以上の身長があれば乗ることができる、スイートリブの20インチも人気の自転車です。
大人と子供で共有することができる自転車で、フレームがとても低く設計されています。
自転車にまたがるときに、ほとんど足を上げなくて済むので、スカートでも安心して乗ることができます。
シンプルな造りですが、故障しにくく雨に強いブレーキが採用されているので、評価が良いです。
スイートリブには、ギアが付いていないので、坂が多い地域に住んでいる人なら、ティークがおすすめです。
身長が低い人向けのロードバイク①
身長が低い人向けのロードバイクをご紹介します。
【Luna Alumi ルナアルミ】
ウィリエール・トリエスティーナ、通称「ウィリエール」と呼ばれるメーカーで、イタリアの自転車メーカーです。
チームコロンビアに自転車を提供しており、ダウンチューブにプリントされたロゴマークが特徴のメーカーです。
2015年に女性用として登場したのがルナ アルミです。
アルミ製のロードバイクで、XXSサイズであれば、150センチ以下の身長にも対応しています。
モンテグラッパというロードバイクの女性版であり、とても爽やかなカラーリングになっています。
コンポは、105とTiagraが用意されており、パーツには手抜きが見られず、コスパの良い一台です。
2016年モデルになると、Tiagraがグレードアップし、105とTiagraによる見た目の違いがなくなりました。
そして、アルミが人気だったルナですが、カーボン製も新たに加わりました。
アルミとカーボンでは形状が違いますので、どちらも試乗してみましょう。
【ファルナ700】
日本メーカー・コーダーブルームが展開しています。
ラインナップが多い中でも、おすすめです。
シマノ製のパーツが採用されており、ブレーキには105が採用されていますので、パーツをグレードアップする必要がありません。
はじめての購入におすすめの一台です。
身長が低い人向けのロードバイク②
身長が低い人向けのロードバイクでは、ジャイアントのLiv(リブ)もおすすめです。
ジャイアントといえば、台湾の自転車メーカーですが、そのジャイアントの女性用モデルがリブです。
145センチの身長でも乗れるモデルがあり、ラインナップが充実しているのがリブの特徴です。
【AVAIL】
ジャイアント・リブの中でおすすめなモデルです。
ベースはDEFYで、女性用に設計されたロードバイクです。
145センチから乗れるXXSサイズが用意されています。
ドロップハンドルに慣れていない初心者に嬉しい補助ブレーキ付きです。
AVAIL1からAVAIL4までの4モデルが用意されており、フレームは共通です。
コンポは、シマノSORAが採用されており、カーボンフレームのモデルも用意されています。
【ENVIE ADVANCED】
こちらもジャイアントのロードバイクです。
ベースはPROPELであり、こちらも女性向けに設計されたエアロロードバイクです。
エアロロードバイクを女性向けに出しているメーカーはほとんどなく、コストパフォーマンスに優れたモデルです。
トライアスロン仕様もある他、さらに上のモデルもあります。
スピード重視の人には、おすすめの一台です。
まだまだある!低身長向けロードバイク
【AVANT アヴァント】
身長が低い人向けのロードバイクは、他にもあります。
イタリアの高級自転車メーカー、デローザからは、一番小さいサイズは150センチほどの身長の人でも乗ることができます。
高級自転車メーカーのデローザにしては、価格がお手頃なのも魅力です。
お手頃価格といっても、ケーブル類はフレーム内を通っており、コンポは105、電動式に変更可能なフレームなど、安っぽさは一切ありません。
2015年モデルから、変更はほとんどありませんが、カラーが刷新されました。
【RAZHA】
こちらもイタリアメーカーの、ピナレロのRAZHAもおすすめです。
ピナレロも女性人気の高いメーカーの1つです。
RAZHAは、カーボンモデルであり、EZ-FITサイズは、女性向けに設計されています。
ハンドル幅やクランク長が短く設計されており、ピナレロ特有の左右非対称の設計になっていることから、バランスの偏りを解消しています。
フォークとシートステーは、波を打ったようなピナレロ独特の形をしており、存在感のある見た目になっています。
身長が低い人向けのスポーツ自転車はメリダにも
メリダのロードバイクも身長の低い人向けです。
メリダは、ジャイアントと共に、台湾の代表する自転車メーカーです。
ジャイアントに、やや遅れをとっているものの、コストパフォーマンスやラインアップでは、一進一退のやり取りを展開しています。
ジャイアントは、直線的なデザインです。
メリダのデザインは、緩やかな曲線を描いているものが多いです。
ケーブル類がフレームに内蔵されているので、安っぽさは一切ありません。
【RIDE210】
価格 99,000円(税別)
RIDE210は、RIDE200がモデルになっており、身長の低い人向けに設計されたモデルです。
トップチューブやシートチューブを女性向けに新たに設計し、150センチ未満の身長の人でも、乗りやすいロードバイクになっています。
2015年モデルからの変更は、カラーリングぐらいなのですが、価格が6,000円ほど値上がりされました。
【RIDE410】
価格 145,000円(税別)
もう1つおすすめなのが、RIDE410です。
先ほどご紹介したRIDE210で、最もグレードの高いモデルであり、メインコンポは105が採用されています。
ホイールがフルクラムm製になっているなど、グレードアップされています。
2015年モデルからは、少し値下げされています。
自分に合った自転車は必ず見つかる
いかがでしたか?
低身長だからといって、合う自転車がないわけではありません。
ママチャリも、ロードバイクも、ちゃんとあるんです。
諦めずに、まずは探してみることが重要です。
自分に合った自転車を見つけ、購入できると良いですね。