皆さんは、どのようなホイールを装着していますか?
ホイールを選ぶ場合、何を基準にしていますか?
低予算でも比較的軽量なホイールが欲しい・・・
そんなあなたには、マビック アクシウムがおすすめです。
今回は、マビック アクシウムについてご紹介します。
気に入ったら、装着してレースに参加してはいかがでしょうか。
マビック アクシウムについて
マビックは、プロロードレース大会であるツール・ド・フランスにニュートラルカーを提供している自転車部品メーカーで、アクシウムというのは、マビックのホイールになります。
アクシウムが、どのようなホイールなのかというと、マビックが扱うホイールの中でも、もっとも廉価なホイールとなります。
重量は、タイヤ・チューブ・スプロケット込みで、フロントが1,150g、リアが1,505gです。
似たような価格帯のシマノのホイールと比較してみます。
まずは、マビック製品です。
アクシウムワンは、34,000円で、重量は1,825gです。
アクシウムエリートは、39,000円で、重量は1,735gです。
続いてシマノ製品です。
WH-RS610は、32,000円で、重量は1,791gです。
WH6800は、43,000円で、重量は1,640gです。
注意しなければならないのは、マビックはタイヤとチューブ込みの価格であり、シマノはホイールだけで販売していることです。
アクシウムには、イクシオンエリートガードというタイヤとチューブで、1本7,000円のものがフロントとリアなので2つ付いているので、だいたい15,000円を引いた値段がホイール単体の価格となります。
そのため、アクシウムワンで約20,000円、アクウシムエリートで24,000円となるので、ホイール単体でみるとマビックは、とても安いと言えます。
マビック アクシウムの特徴
アクシウムに限りませんが、マビックのホイールに搭載されているホイール回転が、明らかに渋いことは周知の事実です。
トップ側で空転させると、クランクがグルグル回転するほどです。
はっきり言ってママチャリのハブより渋く、まるで高速レースの固定ギアのようです。
マビックとしては、空転時にハブの回転が軽くても意味がないという主張なので、空転させているだけでは性能は見られないのかもしれません。
コーナーなどで応力が加わる向きや、大きさが変わるのが普通なので、マビックの主張ももっともだと思います。
しかし、それだとしても空転時の回転が渋いです。
空転しているにもかかわらず、負担がかかっているんじゃないかと思うくらいです。
そんなマビックのハブの特徴としては、フリーを簡単にバラせることです。
旧式は10mmと5mmのアーレンキーが必要でしたが、あとは素手でバラせるくらい簡単です。
そのため、メンテナンス性はかなり高いハブになります。
裏を返せば、メンテナンスの頻度を多くしなければならないということでしょう。
それがマビックの狙いなのかもしれません。
マビックは、2,000km走行したらグリスアップしましょうと、アナウンスしています。
また、マビック専用のミネラルオイルは低粘度なので、すぐに流れ出てしまいます。
そのため、マビックのホイールは、定期的にメンテナンスが必要になるように作られています。
マビック アクシウム、使ってみた感想は?
マビックのアクシウムは、完成車に搭載されていることが多く、エントリー用のホイールとして使われているので、そこまで性能にこだわるものではないと思います。
それでもレース用のホイール、例えばカンパニョーロの「Bora One(ボーラワン)」と比べても、めちゃくちゃ悪いというわけではないと思いました。
アクウシムは、基本的に安価であることから、壊れてもまったく悔いがありませんし、気兼ねなく使える愛用ホイールになっています。
最高スピードですが、ボーラワンと比べても遜色ないくらいですが、時速1kmか時速2kmくらいは遅いかもしれません。
巡航は、めちゃくちゃ劣ります。
ボーラワンと同じスピードを維持しようと思うと、ハァハァと息が続きません。
ですが、通勤(片道10kmくらい)では、どうということはない性能でしょう。
登り性能としては、アクシウムの重量がそのままペダルにくるので、ボーラワンとは比べ物にならないくらい、しんどいです。
それでも、踏み込めばグイグイと登ってくれる感覚はあり、その感覚は嫌いじゃないです。
その他としては、ラチェット音は、大きすぎず小さすぎずといったくらいで心地良いです。
また、マビックのホイール全般に言えることですが、スポーク本数が多いので頑丈だと思います。
マビック アクシウムでレースに参加しよう
レースに使用するタイヤは、高いものを装着するべきという感覚があると思います。
実際にレースを覗いてみれば、カンパニョーロのボーラワン、シマノのデュラエースといった、プロ選手のようなタイヤを装着してくる人が結構います。
トレーニング用のホイールを使おうにも、それは重いですし、トレーニングで使っていれば、汚くなって見た目が悪くなってしまいます。
それに、年間を通して数レースしか出場しないのに、高いホイールを買うというのは躊躇することだと思います。
そこで、5万円以下でレースに参加できるホイールでおすすめなのが、マビックのアクシウムです。
使い勝手は前述したように、最高スピードはボーラワンと遜色ありません。
出場レースによっては、巡航性能も気にならないと思います。
時速40kmからのアタックでも気持ちの良い反応を示してくれたので、アクシウムでも十分にレースを楽しめるでしょう。
レースに参加すると決めたなら
マビックのアクシウムでレースに参加することを決めたら、当日までに準備しておくことがあります。
それは自転車本体ではなく、身体の準備です。
髪の毛はカットしたり、すね毛などは剃ったりして、空気抵抗を減らすようにしましょう。
すね毛を剃るだけでも空気抵抗が7%も減るという話があります。
そこまで減るかは分かりませんが、空気抵抗が減ることは確認されているので、ライバルよりも優位に立つためにもすね毛は剃りましょう。
また、爪もカットすれば、全体として数グラム軽量化できるはずです。
それにクリテリウムを走行するなら、爪だけはカットしておきましょう。
クリテリウムは、他のレースと違って短期決戦なので、スタート直後からハイペースのレース展開となります。
そしてクリテリウムは落車が多いことも特徴で、落車したときに爪が長いと、爪が割れたりし取れたりして、思わぬ怪我を起こしてしまうこともあります。
それから、レース当日で寝不足では実力が発揮できないので、睡眠を十分に取ることが大切になります。
注意散漫でクラッシュしてしまい、他の選手に迷惑をかけてはいけないので、できれば6時間以上の睡眠を取って参加するようにしましょう。
レースに向けて車体や持ち物準備も
マビックのアクシウムを使ったり、他のパーツに注意を払ったりして、自転車を完成させたとしても、他にやるべきことがあります。
まず、レースで不要なものを取り外しておきましょう。
公道を走行するのに必要になるライト、サイドバッグやツールボックスがついている場合は、外してしまいましょう。
このような荷物は、レースでは不要なので、できる限り外して軽量化しましょう。
チェーンとディレイラーのチェックも大切です。
フリクション(摩擦)は、ロスにしかならないので注油しておくべきです。
リアディレイラーのプーリーがシールドベアリングでない、つまりコンポーネントが105以下のグレードなら、プーリーの軸に注油することでも、フリクションを減らせます。
また、変速用のワイヤーのテンションチェックもしておくと完璧でしょう。
ドリンクですが、市販で購入したスポーツドリンクは、糖分過多のため、おすすめできません。
市販のスポーツドリンクを使うのであれば、2倍から3倍に希釈してから使いましょう。
レースに参加するのなら
レースに参加するのであれば、前もって準備することをおすすめします。
今回ご紹介した身体づくりや自転車のメンテナンスだけでなく、当日の補給食の用意なども怠らないようにしましょう。
また、遠方のレースに参加する場合は、前日の宿泊場の確保も忘れずに行いましょう。