ロードバイクは男性の乗り物というイメージが強いかもしれませんが、実は今、女性のロードバイク乗りが増えているのです。
ロードバイクは、身体も心もリフレッシュしますし、ダイエットにもなるので、女性におすすめしたい乗り物です。
今回は、女性のためのロードバイクの選び方や、女性におすすめのロードバイクをご紹介します。
ロードバイクに乗る女性が増えている
ロードバイクに乗るのは男性というイメージがありましたが、最近は、女性でもロードバイクに乗る人が増えてきています。
それも、レースに使われていそうな本格的なタイプを使い、ジャージやヘルメットなど、ひと通りの道具を揃えている人も珍しくありません。
ロードバイクは有酸素運動なので、効率良くダイエットが出来る上、慣れれば長時間走っていても疲れにくくなるので、続けやすいということが理由として挙げられます。
速度を思い切り上げて走るのは気持ち良く、女性から見ても格好良いと感じるでしょう。
さらに、勢いよく走ることでストレスも発散出来るという、非常に優れたスポーツなのです。
また、今まで女性の乗り手が少なかったのは、サイズが合わないことが原因でした。
ロードバイクの大半は、身長や体格が大きい男性向けのものばかりなので、乗りたくてもサイズが合わずに諦めてしまう女性が多かったのです。
ですが、ロードバイクに乗る女性が増加してきた現在では、色々なメーカーが小柄な人でも乗れるモデルや、女性専用のモデルを開発するようになってきました。
乗りやすさ重視の女性向けロードバイク
女性向けのロードバイクも、最近は増えてきましたが、選ぶとすれば何を基準にして、どのようなものを使えば良いのでしょうか。
【ヴァクセン:BSR-24A】
町中を乗り回すのに最適なモデルです。
ロードバイクとしては珍しく、タイヤの幅がクロスバイクとほとんど同じで、手で支えなくても立たせることが出来るスタンドとベルが最初から付いています。
ペダルは、フラットペダルが使われています。
ロードバイクは乗り慣れていないと、多少の段差でもあっという間にハンドルを取られ、コントロールが利きにくくなります。
ですが、この自転車は太いタイヤのおかげで、すぐにバランスを取り戻すことが出来るでしょう。
【ジャイアントリブ:AVAIL2】
身長が145cmの人から乗れるので、小柄な人でも安心して乗ることが出来ます。
初心者のサポートを心掛けられています。
サブブレーキの付属や、身体からハンドルまでの距離が短くなるように作られたフレームなど、長距離を気軽に走れるような構造となっています。
【ルイガノ:LGS-CEN-W】
最初から女性に使ってもらうことを想定して、サドルとハンドルが、とてもコンパクトに作られています。
カーボンフォークは、揺れを抑えてくれるので疲れが溜まりにくく、27段変速を搭載しているため、脚に掛かる負担を減らしてくれます。
快適に長距離を走りたい人におすすめです。
機能性・コスパ重視の女性向けロードバイク
女性向けのロードバイクの中で、機能面やコストパフォーマンスに優れているものを、お伝えしたいと思います。
【トレック:LEXAS】
女性の骨格に合わせて造られているため、男性よりも狭い肩幅や小さめの手でもすぐに馴染むハンドルや、骨盤にしっくりきて、柔らかい感触のサドルになっています。
そのため、乗り心地の良さでは、男性向けのモデルにも決して引けを取りません。
前輪側にはカーボンが使われているので、アルミよりも振動を軽減してくれます。
そのため、長距離走行に向いています。
【フェルト:ZW100】
女性でも使いやすいように、フレームのサイズや素材を厳選しています。
前傾姿勢を取りやすくなっているので、長距離を走っていても、疲れがあまり溜まりません。
走りやすさと乗り心地の良さを突き詰めているため、軽くて負荷が少ないことが特徴と言えるでしょう。
【ドッペルギャンガー:403 monarch】
とにかくコストパフォーマンスの良さに力を入れており、たった30,000円ほどで手に入れられる驚異のモデルです。
本体はゴールドとホワイトを、タイヤにはホワイトを使い、斬新な見た目にすることで、多くの人の目を惹き付けられることでしょう。
何から何まで新感覚のロードバイクであると言えます。
女性のためのロードバイクの選び方
女性向けのロードバイクが欲しいと思っても、ロードバイクの種類は豊富なので、どうやって選べば良いのか迷ってしまうことも多いかと思われます。
そこで、まずは、使用する目的をはっきりとさせておきましょう。
そうすれば、自然とどのロードバイクにすれば良いのか絞り込むことが出来ます。
最初に、メーカーのホームページやカタログに目を通し、詳しいことは実際に専門店へ行って相談してみましょう。
通勤・通学・サイクリングなど、ざっくりとした考えでも良いので、やりたいことを店員さんに伝えれば、最適なロードバイクを教えてもらえます。
ロードバイクを選ぶ際、特に重要なのは「サイズ」です。
海外のブランドのほとんどは、アメリカやヨーロッパの男性を基準としているので、大きめのサイズであることが珍しくありません。
そのため、小柄な人や女性では、乗れないことが多いのです。
サイズの合わないものに無理矢理乗ると、性能を十分に発揮出来なかったり、乗り心地が悪くなったり、あまり良いことはないでしょう。
ただし、同じサイズでも対応する身長は、メーカーによって異なっていることも多く、フレームの形などによっても変わります。
試乗させてもらうことが、最も良い選び方と言えるでしょう。
ロードバイクのお店選び
ロードバイクが欲しいと思った場合、男性にしろ女性にしろ初心者は、どこの店で買えば良いのかと戸惑うことがほとんどでしょう。
身近に詳しい人がいれば心強いのですが、いない時は購入した店舗が困った時の相談場所となります。
そのため、店探しは非常に重要となってくるのです。
スポーツサイクルの専門店が近くにあるなら、そこへ行ってみましょう。
普通の自転車屋さんとの違いは、ママチャリなどではなく、ロードバイクやクロスバイクなどが商品のメインとなっているところです。
チェーン店やスポーツショップ、ホームセンターなどでも構いませんが、専門店ではないので、欲しいモデルを置いていないこともあります。
ですが、初心者向けのサービスや丁寧なアドバイス、購入後のフォローなどを行ってくれる場所も多いので、気に入ったのならそこを利用して下さい。
なお、専門店の方が良いとされているのは理由があります。
それは、どんなロードバイクでも、2~3ヶ月ほどすると、やや不具合が出てくるからです。
故障などではなく、使い始めの頃には必ず起きるものなので、おかしなことではありません。
専門店で購入すると、サービスとして、この不具合のメンテナンスを引き受けてくれるのです。
とはいえ、店舗によっては対応が悪かったり、些細なことでも料金を取られたりすることもあるようです。
事前によく店員と話し合いをして、信頼出来るかどうかを見極めて下さい。
ロードバイクの予算は?
ロードバイクを購入するなら、予算はどれくらいにすれば良いのでしょうか。
価格帯は幅広くなっていますが、女性用でも男性用でも特に大きな差はありません。
初心者の場合は、20万円以内を目安として下さい。
ただし、ロードバイクの他に、空気入れやメンテナンスに使う工具、ヘルメットやグローブなどの装備を揃えなければいけません。
その分の資金を、2万円ほど別に用意しておきましょう。
財布と相談する必要がありますが、20万円くらいのモデルなら、レースにも参加することが出来るくらいの性能を秘めているものが、ほとんどです。
少しくらい費用を抑えても、優秀な性能や機能を備えているものを手に入れられます。
ですが、最低でも8万円以上のモデルを使って下さい。
十分な性能を発揮出来る最低限がこの値段であり、グレードアップにも耐えられます。
8万円以内のモデルは入門用としてはふさわしく、通勤や通学、ちょっとした散歩などにも使いやすいものが多い価格帯です。
パーツも初心者が扱いやすいように組み上げられており、コストパフォーマンスも悪くありません。
予算がきつく、乗り慣れていない人が買うなら、これくらいがちょうど良いかと思われます。
初めてロードバイクを買うなら
今回は、女性におすすめのロードバイクやロードバイクの選び方について、ご紹介させていただきました。
初めてロードバイクを選んで買う場合、どれにしようか迷い、自分一人で選ぶのは難しいと感じるのではないでしょうか。
そんな場合は、ロードバイクに詳しいお友達や、自転車専門店のスタッフさんと相談しながら、決めることをおすすめします。