休日にサイクルウェアを着て颯爽と道路を駆け抜けるサイクリストを見ると、「かっこいいな」と思いますよね。
そんなサイクリストに、あなたもなってみませんか?
今回は、サイクリストになりたい女性におすすめの自転車をご紹介します。
サイクリストになりたいならクロスバイクがおすすめ
自転車を楽しむ人は、男性も女性も年々増加しています。
理由は、健康志向やエコ意識の高まりなど色々あるでしょう。
そして、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車に乗って、サイクリングをしている人のことをサイクリストと呼びます。
サイクリストになるなら、初心者にも乗りやすいクロスバイクがおすすめです。
クロスバイクは、フラットハンドルという一直線のハンドルで、ブレーキが握りやすくて変速レバーも操作しやすいです。
ハンドルの幅は少し広いので、細やかなハンドル操作が可能で、バイクコントロールが比較的簡単です。
シティサイクルに乗りなれている人なら、容易にクロスバイクを乗りこなせるでしょう。
乗車姿勢もアップライトで、前傾姿勢が強くないので楽です。
また、その乗車姿勢から、視界を広く保つことができます。
そのため、人通りの多い市街地でも安全に走行できることでしょうし、郊外で乗車したなら、景色を楽しむのにも最適な乗車姿勢となるでしょう。
クロスバイクのタイヤは、細すぎないことも特徴です。
細いタイヤを装着しているロードバイクよりも安定性に優れて、歩道の段差にも強く、ちょっと荒れている道でも安心して走行できるでしょう。
女性にロードバイクよりクロスバイクをおすすめする理由
初心者サイクリストで女性ということなら、クロスバイクがおすすめです。
理由は3つです。
1つめの理由は、乗車姿勢です。
ロードバイクでは、空気抵抗を減らしてスピードを出すために、強い前傾姿勢で乗るものが多いです。
前傾姿勢は、シティサイクルと異なる姿勢なので違和感がでる人が多いです。
また、体重を腕で支えることになるので、意外ときついです。
クロスバイクなら、ロードバイクのように前傾姿勢は強くないですし、シティサイクルに近い姿勢なので、乗っていて楽です。
2つめの理由は、街乗りもできることです。
スポーツ自転車の魅力の1つは、ロングライドができることです。
自宅から離れて遠くまで走行することができます。
ロードバイクでは路面の段差が気になるでしょうが、クロスバイクならロードバイクよりも段差に強いので、街中でも快適に走行できます。
慣れれば50kmくらいの距離を平気で走行できて、スポーツ自転車の魅力であるロングライドも楽しめます。
3つめの理由は、メーカーが女性向けモデルを作っていることです。
男性と女性では骨格が異なるので、サドルの形状や位置を変えるべきです。
そのため、メーカーは女性向けモデルを製作していて、より女性が乗りやすいモデルを販売しています。
クロスバイクの女性向けモデルは豊富なので、選ぶ楽しみもあるでしょう。
女性向けクロスバイクの選び方
女性向けクロスバイクの中から、自分にあったものを選ぶなら、フレーム形状に注意しましょう。
スポーツ自転車の形状には、トップチューブが水平になっているホリゾンタルフレーム、そしてトップチューブが斜めになっているスローピングフレームがあります。
また、スローピングフレームよりもトップチューブが斜めになったものを、ミキストフレームと言います。
その3つの中で、女性や小柄な人におすすめなのは、スローピングフレームです。
スローピングフレームなら、トップチューブが斜めでサドル側が低くなっているので、簡単に跨げます。
ミキストフレームに比べると、フレームサイズが豊富です。
ホリゾンタルフレームは、フレームが作る三角形が端整ではあるのですが、正しいサイズの自転車のサドルに座っていると足がつきません。
トップチューブを跨ごうにも、身長155cm以下の人だとトップチューブに当たって、足が届かないものがほとんどです。
そのため、スローピングフレームを選ぶのがベターだと言えるでしょう。
幸いなことに、スローピングフレームは国内クロスバイクの主流のタイプですので、サイクリストデビューするのに、クロスバイクのサイズをを探す苦労することはないと思います。
女性向けクロスバイクならLiv
世界トップメーカーであるジャイアントは、女性向けモデルを2010年から販売しています。
そのブランド名は「Liv」です。
ジャアイントとしても女性サイクリスト市場へ拡大するためのブランドで、女性が乗りやすい専用フレームを開発するなど、企画や開発などトータル的に力を入れています。
そのため、女性でも無理なく乗れるラインナップになっています。
ガンガン走る人向けの本格的なレースモデル・世界チャンピオンが使用している本格モデル・そして通勤・通学といった普段使いを目的としたモデルなど、種類が豊富です。
多くのラインナップの中、女性向けモデルのおすすめは【ESCAPE R3 W】です。
誰もが検討するとも言われている「ESCAPE R3」を女性向けにアレンジしたもので、もちろん「Liv」のロゴが入っています。
フレームカラーはパールカラーで、女性専用サドルを採用して、サンドルの幅を調整して身体に近くするなど、女性のための変更が施されています。
最小サイズは身長140cmまで対応しているので、小柄な人でも楽しめるクロスバイクになっています。
そして、もう1台おすすめなのが【GRAMME】です。
元気が出そうなビビッドなカラーリングで、タイヤが太くて安定性が高く、乗りやすい自転車になっています。
おしゃれなビアンキは女性サイクリスト向け
おしゃれなデザインを楽しみたいという女性サイクリストには、ビアンキというメーカーのクロスバイクがおすすめです。
中でも一押しのモデルは【ROMA4】です。
参考価格は、68,000円です。
魅力は、ビアンキの伝統カラーであるチェレステカラーを使われていること、さらに上位グレードにも使われている、良質なアルミを使ったフレームです。
ケーブルはフレームに内蔵できるので、ワイヤーで見た目が損なわれることなくすっきりとした見た目になります。
また、ケーブル内蔵することで、ワイヤーをサビから守るというように機能面も優れています。
コンポーネントはシマノですが、低いグレードのTOURNEYなので、より高い走行性能を求めている方は、上位モデルとなる「ROMA3」や「ROMA2」がおすすめです。
そしてもう1台、【CAMALEONTE 1 ALU】もおすすめです。
参考価格は、68,000円です。
先に紹介した【ROMA4】と比較すると、アルミの質が落ちています。
しかし、コンポーネントは上位のものが使われるようになって、シマノのALTUSが採用されています。
カラーリングは8色と豊富なので、多くの女性が街乗りでおしゃれに乗りこなせるでしょう。
トレックにも女性サイクリスト向きモデルはある
トレックというメーカーにも、女性サイクリスト向けのクロスバイクがあります。
トレックの【7.4FX WSD】は、トレックでも人気のモデルである「7.4FX」をベースに女性向けにしたモデルです。
ちなみに「WSD」というのは、「Women’s Specific Design」(女性のための特別なデザイン)の略です。
参考価格は、83,000円です。
魅力は幅広のサドル、それとトップチューブを深めにしたスローピングフレームです。
足を高く持ち上げなくても乗り降りしやすいフレームなので、女性の悩みを解消した女性向けらしい設計だと言えるでしょう。
色使いはシックです。
そこにステムキャップやシートクランプには、パープルを配色しているところが人気です。
最近自転車に乗っていなかったので、より安定感の高いクロスバイクが欲しいということであれば【7.2FX WSD】がおすすめです。
他のおすすめクロスバイクは、【FX S 4 WOMEN’S】です。
参考価格は、115,000円です。
トレックが用意する、最高のクロスバイクです。
カラーは、シンプルな白とロゴの黒で、年齢を選ばないカラーリングです。
スピードメーターのためのBluetoothやANT+に対応している高性能モデルなので、スマートフォンで走行記録を確認することができます。
あらかじめ予算を決めておこう
今回は、サイクリストになりたい女性におすすめのクロスバイクをご紹介させていただきました。
サイクリストになって頻繁にサイクリングを楽しみたいのであれば、クロスバイク本体だけでなく、装備品やメンテナンス用品も必要になります。
ただ、「あれもこれも」と即決でいろいろな物を買ってしまうと、いくらお金があっても足りませんので、あらかじめ予算を決めておくことをおすすめします。