ロードバイク乗りにおすすめな日本各地の道路

ロードバイクを持っていて、休日にサイクリングが趣味という方は多いのではないでしょうか。

日本には、自転車に最適な道がたくさんあります。
今回は、ロードバイクに乗るのが趣味という方におすすめしたい、日本各地にあるサイクリング向きの道路をご紹介させていただきます。

一度はロードバイクで走りたい、北海道のあの道路

まずは北海道からいきましょう。

【日本海オロロンライン】

色々と解釈はあるようですが、北海道日本海側・石狩市から天塩郡天塩町までの国道231号・国道232号の道路の愛称です。

さらに広い意味では、国道337号・国道5号・道道106号を含め、小樽市から稚内市までのことを指します。

北海道らしく真っ直ぐな道路が数十~数百kmにもおよぶ、海岸線沿いの絶景ロードです。

留萌にある夕日の名所「黄金岬」や、果しなく続くサロベツ原野、そして「利尻富士」をおがんだら、稚内を目指してひたすら北上します。

稚内に着いたら日本最北端の地「宗谷岬」まで、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

途中はコンビニはおろか、自動販売機もありませんので、食糧は十分確保してから走りましょう。

【美瑛】

なだらかな起伏のある丘に緑や黄色の色とりどりの畑が続く、まるでヨーロッパの田園風景を思わせる様な風光明媚な場所です。

「セブンスターの木」や「嵐の木」など至る所でCM撮影が行われ、次々と観光地になっています。

レンタルサイクルもあるので、ロードバイクのツーリングだけでなく、車のドライブ中に立ち寄ってサイクリングなんていうのもおすすめです。

ロードバイク乗りにおすすめな埼玉の道路

関東圏内に住んでいるロードバイク乗りには、こちらの道路がおすすめです。

【緑のヘルシーロード】

行田市~川口市まで、見沼代用水沿いに沿って縦断するサイクリングロードです。
要所で道路は狭いですが、車が来ないので安心して走れます。

途中に実物の500分の1の富士山ミニチュアと、参道がある東沼神社があるので、旅の安全を祈るために寄ってみるのもよいでしょう。

【水と緑のふれあいロード】

行田市~宮代町を結ぶ、全長約20㎞のサイクリングコースです。
緑のヘルシーロードから途中で、春日部方面に分岐する道路です。

終点が東武動物公園なので、自転車で行きたい人は、この道を走ってください。

【江戸川自転車道】

三郷市のみさと公園~幸手市の県道境戸線までを結ぶ道路で、東京ディズニーリゾートまで行けるようになっています。

【入間川自転車道】

入間大橋から豊水橋までの全長22kmの道路です。
入間大橋~初雁橋までは右岸、初雁橋~豊水橋(終点)までは左岸になるので、わかりやすいです。

道幅は広くないですが、一般道路を横断する箇所が少なく、舗装もきちんとされているので、のんびりとサイクリングするのも良いですね。

ロードバイクの練習にも使えるでしょう。

群馬とディズニーを結ぶあの道路もおすすめ

ここでは、日本一長いサイクリングロードである【利根川自転車道】をご紹介します。

群馬県渋川市を起点に、先ほどご紹介した【江戸川自転車道】に合流し、東京ディズニーリゾートに至る全長170㎞の自転車道路です。

なかには仲間内で、この自転車道をママチャリでディズニーまで行く、という冒険をしている高校生もいます。

長い道のりの中でもおすすめなのは、行田サイクリングセンターと加須サイクリングセンター間の通称【利根サイクリングコース】です。

何がおすすめかというと、無料で自転車が借りられます。

行田で借りて加須で返すことはできないので、往復することになりますが、川沿いの一本道なので、迷う事は無いでしょう。

群馬から埼玉に入る手前までは、結構じゃり道があったりするので、ロードバイク初心者には厳しいのですが、利根サイクリングコースは、しっかりと舗装されているので、安心して走れます。

途中にある『道の駅はにゅう』には、自転車スタンドがあるので、たくさんの自転車乗りが休憩に訪れています。

ここに車を止めて、ロードバイクで走っていく人も多いです。

ロードバイク乗りにおすすめな静岡の道路

続いては、静岡のおすすめコースです。

【浜名湖サイクリングコース】

うなぎで有名浜名湖をぐるり一周する道路です。
浜松市側はサイクリングロードになっていますが、湖西市側は一般道なので注意が必要です。

【三保の松原サイクリングコース】

富士山の世界遺産登録にともなって、その構成資産(富士山の価値を構成する資産)として、登録されたのが三保の松原です。

サイクリングコースからは、もちろん富士山の絶景が楽しめます。

正式には【静岡清水自転車道】と言い、【太平洋岸自転車道】の一部です。
ちなみに【太平洋岸自転車道】は、千葉県~和歌山県までをつなぐ、全長1,200kmの大自転車道になる予定です。

【静岡御前崎自転車道】

こちらも太平洋岸自転車道の一部で、景色の変化が多いサイクリングコースです。
コースの前半は川沿いを通ったり、旧静岡鉄道駿遠線の軌道跡地を通ります。

後半は御前崎まで、ひたすら海沿いを走っていきます。

【浜松御前崎自転車道】

静岡県内3つ目の太平洋岸自転車道で、浜松から御前崎まで63km間続きます。

三保の松原から全長150kmにおよぶ、大サイクリングロードを、ロードバイク乗りなら一度は挑戦してみるのもいいでしょう。

ロードバイクで愛知県各地をサイクリング

今度は、お隣の愛知県です。

【知多半島サイクリングロード】

武豊町と大府市を結ぶ、知多半島縦断のサイクリングコースです。
地域に点在する名所旧跡や、公園、レクリエーション施設などを周りやすくするため、コース取りが上手くされているので、知多半島を満喫できます。

【豊田安城サイクリングロード】

豊田市と安城市を結ぶ36.3kmのサイクリングロードです。
明治用水という水路沿いに作られており、豊かな緑と水のせせらぎが心地よいサイクリングを満喫できます。

安城駅と豊田駅でレンタサイクルができるので、周辺だけ周るのもおすすめです。

【庄内緑地サイクリングロード】

公園の中にあるサイクリングコースのような風景で、コース自体は2~3km程度ですが緑が多く、とても気持ち良く走れるでしょう。

ここから庄内川のサイクリングロードにもつながっているので、ロードバイクで本格的に走りたい人は、そちらに合流してください。

【渥美サイクリングロード】

伊良湖岬にある休暇村からひたすら太平洋沿いを東上し、静岡県との県境に至る、愛知県最大の自転車道路です。

一部未開通の区間があり、一般道を走行しなければならないので注意が必要です。

自転車で走りたい道路No.1!?しまなみ海道

最後は「サイクリストの聖地」とも呼ばれ、注目度の高い【瀬戸内しまなみ海道】です。

広島県尾道市から、瀬戸内海の因島・大三島などを経て、愛媛県今治市に至る、本州・四国連絡道路の1ルートです。

歩行者・自転車専用道路があるので、徒歩や自転車でも渡ることができます。

しまなみ海道のサイクリングロードは、日本で初めての海峡横断可能な自転車道路です。
その名の通り海の上を通る道路ですから、ロードバイクで駆け抜けると、まるで空を飛んでいるかのような錯覚になります。

瀬戸内の海は穏やかなので、のんびりしながら走るのもよいでしょう。

サイクリングルートには「ブルーライン」が引かれていて、それに沿って走れば、目的地に誘導してくれるようになっています。

目的地への距離表示もあるので、ロードバイク初心者でも安心して走れます。

またレンタサイクルも充実していて、13ヶ所のターミナルではどこで借りても、どこで返してもOKとなります。

様々な場所にレンタサイクルがあるので、島々を気軽に周れます。

そして、今治から尾道に向かう最後の締めくくりは船で渡ります。

週末は近場でサイクリング、長期休みには・・・

今回は、日本各地のサイクリングコースをご紹介させていただきました。

あなたの家からでも、日帰りで十分楽しめる距離にサイクリングロードはあると思います。
週末はそこでサイクリングして、長期休みになったら思い切って輪行して、県外の有名なサイクリングロードへ行くと良いでしょう。

存分にサイクリングを楽しんでくださいね。