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トレックのロードバイクの評判と性能

      2017/06/07

トレックのロードバイクの評判と性能

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
日本でも人気の高いトレックのロードバイク。
おおむね、評判は良いことが多いように思います。

実際の値段も高すぎず、なおかつ高級メーカーというイメージも持っている。
アフターサポートなども、さすがのアメリカメーカー。

実際はどうなんでしょうか?

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トレックのロードバイクの評判と性能①

ロードバイクを購入する際に、多くの方が評判について調べると思います。
試しに私も、今インターネットで検索してみたんですが、正直よく分からないような評判が多いです。

ショップページが、自店で販売するものをおすすめするのは当然ですし、個人的な感想のようなものも偏った考えのものも多い
それでも、頑張って調べてみましたが、フェアな視点でいえば、トレックのロードバイクは、おおむね評判は良好のようです。

特に乗りやすいという評判が多いようです。
乗りやすい評判が強いメーカーと言えば、僕ら日本人だと日本メーカー・ブリヂストンアンカーですね。

日本人向けのジオメトリ(自転車の各部の長さ)で、車体を作ってくれているということです。
ジオメトリは、その人の手足の長さ、筋肉の柔軟性などを基準にして、乗りやすいかどうかが決まります。

ブリヂストン・アンカーが、僕ら日本人に乗りやすいというのは事実でしょう。
ブリヂストン・アンカーにとって輸出の割合は決して多くないですから、国内での販売を考えてフレームを設計するのに、わざわざ欧米人の体型に合わせて作るということはないでしょう。

トレックのロードバイクの評判と性能②

では、トレックはどうなのか?
トレックはアメリカメーカーですし、販売台数も世界上位のメーカーですので、世界中の人のためにジオメトリを作るはずです。

日本人体型というのは、世界のロードバイク人口の中では、少数派でしょう。
そう考えると、アンカーのようなジオメトリ的有利というのは、トレックには少ないはずなんです。

しかし、不思議とトレックが乗りやすいという話は多いんです。
正直なところ、謎です。

ひとつに考えられるのは、トレックは、初心者を取り込むのに積極的なメーカーです。
特に本国アメリカでは、肥満が深刻な社会問題となっているなかで、エクササイズに自転車を使いたいという層は多く、そこをしっかり拾っていきたいというのはうかがえます。

「バリバリとレースしたいんじゃなくて、楽しくエクササイズ」
そういうのに適した車体造りというのは、大事にしているようです。

しかし、なぜ乗りやすいっていう、車体的根拠は分かりにくいです。
クロスバイクFXシリーズについては、グリップを工夫してますよ、他メーカーが部品に振るところの予算をフレームに振ってまで走りにこだわってますよ、など何となく分かるのですが、ロードバイクでは明確には分かりにくいです。

トレックのロードバイクの評判と性能③

トレックのロードバイクの中で、唯一明確に乗りやすいと分かるのが、エンデュランス系(ロングライド向き)ロードバイクであるDOMANE(ドマーネ)

ロングライド向きの車体というのは各メーカー出していますが、DOMANEに搭載されているISO SPEEDテクノロジーというのは、初心者でも玄人でも誰が見ても、「なるほど、これは凄そうだな」と納得せざるを得ません。

ロードバイクのフレームというのは、5本のパイプ(厳密にはトップチューブを入れると6本)をつなげて作ります。
当然、それぞれの交点は固定されています。

しかし、ISO SPEEDテクノロジーは、つながっていないのです
シートチューブ(サドルを支える縦のパイプ)がトップチューブ(上側のパイプ)とつながらず、独立して動くようになっているんです。

これは、自転車に詳しい人ほど、驚かざるを得ません
「確かに、これなら路面の振動の吸収は凄そうだな」という構造です。

実際に乗ってみると、まあ、とんでもないです。
お尻にこんなに衝撃のこない、楽なロードバイクって他に乗ったことがないと素直に思いました。

また、このDOMANE、レースでも勝つんです。
ファビアン・カンチェラーラという有名選手のために開発されたという経緯があるのですが、カンチェラーラが実際にレースで使って勝つんです。

トレックのロードバイクの評判と性能④

DOMANEの凄さを体感すると、トレックの技術力、特に開発力に驚かざるを得ません
どこからあの発想が出てくるんだ?

ジャイアントがスローピングフレーム(上のパイプが地面と水平じゃなくて、斜めになっているフレーム)を初めて導入したときにも、その発想に世界が驚きましたが、ISO SPEEDの発想はそれ以上かもしれません。

そういう、革新的機構を取り入れたDOMANEの乗り心地の良さは、当然と言えば当然なんですが。

なぜかトレックというメーカーは、バリバリのレース系の車種でも、とにかく乗りやすいという評判が絶えないのです。
トレックに乗っている人で、乗りにくいと言う人は、本当に聞いたことがありません。

世界中の万人に適合できる、ジオメトリの良さというのもあるのかもしれませんが、僕らアマチュアには理解できないような、すごい技術を持っているのでしょう。

カーボンにせよ、アルミにせよ、

よく「東レの○○トンカーボンだから良いよ」
「OCLV○○カーボンだから良いよ」
「カーボン原糸からつむいだカーボンだから良いよ」
「7000番のアルミだから良いよ」
「アルミスカンジウム合金だから良いよ」

などなど、各メーカーいろいろ言いますが。

どの素材も厳密な製法・材料・配合に関しては、極秘事項となっています。
僕らユーザーに教えてもらえるのは、僕らでもちょっと勉強すれば、理解できる範囲の分かりやすい技術のことだけです。

素材に関する秘密のみならず、あれやこれや乗りやすさに直結する極秘の技術をトレックは持っていると、考えても良いと思います。

実際のところは謎です、僕もよく分かりません。
でも、トレックの乗りやすいという話は、多くの人が感じるところのようです。

トレックのロードバイクには欠点はないの?①

乗り心地が良いという評判に関して書きましたが、その他にも、トレックは販売店がしっかりしているなどのポジティブな評判も多いです。
トレックが、販売店を厳しく選ぶというのは、昔から有名なことです。

良い悪いの判断は、ユーザー個人ごとに違うので、合う合わないはあるでしょうが、販売店にこだわっているというのは事実のようです。

注文から納車までの期間が短いというのも、在庫を多く持てる大手メーカーですから事実でしょう。
補修パーツの在庫の良さについても同様です。

「じゃあ、トレックのロードバイクにはマイナスの評判はないの?」
と言うと、もちろんあります。

トレックのロードバイクには欠点はないの?②

マイナス評判の最たるモノが、「硬さが物足りない」というものです。
「トレックのカーボンは快適だけれど、キャノンデールや多くのヨーロッパメーカーにあるガチガチの硬さはない」というものです。

硬さは、レースをする人にとって、非常に重要なファクターです。
硬い車体の方が、ダンシング(立ち漕ぎ)で登ったり、ゴールスプリントで思い切り踏むときに、ガツンと加速しやすいのです。
ガチガチのロードバイクが好きという人は、昔から今まで一定数います。

確かに、ガチガチの車体がトレックには少ないと、僕も思います。
1時間程度の短い時間のヒルクライムで、かっとばせるタイプのガチガチフレームは作ってないな、と。

それでも、その理由も納得できます。
ガチガチフレームを、ガンガン踏み続けられるような天性の脚を持ってる人間って少ないんですね。

1時間程度のレースでさえ、ガチガチフレームをガンガン踏み続けられる人間って滅多に見たことがありません。(もちろん、時々いますが)

それにガチガチではなくても、トレックのカーボンフレームっていうのは、力が逃げるような感じはないんです。

ガチガチじゃないのに、ダイレクトに力が伝わっている感じがする。
不思議なんですけど、素直にそう思います。

エアロロードバイク MADONE9でさえも、実際に試乗したところ、エアロフレーム特有のガチガチ感や、ダンシング時の板っぽい感じがなく、とにかくマイルドでびっくりしました。
それでいて、力も逃げない。

同じだけ力を伝えられるなら、楽な方が良い。
これは、ほぼ全ての人が賛成できると思います。

トレックのロードバイクには欠点はないの?③

ただ、ガチガチフレームがどうしても好きだという人も中にはいますから、そういう人にトレックは、相性は良くないのかもしれません。

実際に、トレックは近年ツール・ド・フランスで勝ちを挙げれていません
ツール以外では、それなりに勝ってもいるんですが、不思議なまでにツールでは勝てません。
カンチェラーラが、TTステージで勝ってるところくらいしかイメージにありません。

そのカンチェラーラも、スペシャライズドのS-WORKSに乗っていた頃の方が、TTでも勝利を量産していたようなイメージがあります。
そこは単に歳の問題かもしれませんが。

また、トレックはTTバイク・ロードバイク・クロスバイクはもちろん、マウンテンバイクもほぼ全ての種類を作っていて、シティ車・子供車まで作っているメーカーにも関わらず、なぜかトラックレーサーを作っていません。

やはり、ガチガチのフレームというのは、意図的に作らないというのもあるにせよ、そっちの技術は苦手なのかもしれません。

ツールに出るプロの選手というのは、僕らアマチュアでは想像もできないほどに豪脚の人間しかいません。
そういう人には、ガチガチフレームのないトレックは、合わないこともあるのかもしれません。

ランス・アームストロングという大選手が、ツール7連覇したときに乗り続けていたメーカーとしては、あまりに意外ですが。
でも、ツール以外のレースでは相変わらず、そこそこ勝っている。

改めて考えてみると、謎のメーカーです。

まとめ『トレックは謎だけれど乗り心地は間違いない』

何だか、考えるほどに謎が深まってしまいましたが。
とりあえず、僕はガチガチのフレームは苦手なので、トレックのロードバイクはちょうどしっくりきます。

多分、ほとんどの人がそうだと思います。
乗り心地の良さに関しては、評判通り、あるいはそれ以上かと思います。

ガチガチが好きという人は、考える必要もありますが、そうじゃない人でトレックが欲しいという人は、悩むべき点は、ほぼゼロと言ってしまっても良いほどだと思います。
あとは原則、定価販売のみっていうのが正直お財布につらいですけれどね(笑)

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