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シマノのクランクの外し方ってどうするの?

      2016/11/25

シマノのクランクの外し方ってどうするの?

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
先日、シマノのクランクの外し方について聞かれました。だいたいどんなメンテナンスの本でもシマノクランクについては書いていると思うので、本屋さんに行くようにオススメしました。
「でも、直接人から教えてもらってからやって下さいね」
「だから聞いてるんです」なるほど。
そんなわけで、今回はクランクのお話です。

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シマノのクランクの外し方①

まずですね、シマノの製品をイジる場合には必ずマニュアルを読んで下さい。これは、プロの自転車屋さんでも徹底していることです。新製品など初めてさわる部品については、マニュアルがある場合は必ずマニュアルを読みます。マニュアルが無い場合にはメーカーに直接確認します。分からないままイジるのは非常に危険です。やめて下さい。
「シマノ マニュアル」などで検索するとシマノの公式ページが出ます。販売店向けの詳しい物がディーラーズマニュアル、普通の一般の人でも分かるのがユーザーズマニュアルです。(こういう辺りシマノは本当に素晴らしいです)
ディーラーズマニュアルを読んで意味が理解出来ない場合はイジらないで下さい。
構造が分からないものをイジると直せなくなります。
あるいは自己につながります。
これはプロショップでも、個人が趣味でイジる場合でも共通の鉄則ですね。

海外メーカーの場合、個人ユーザーではマニュアルの入手が難しい場合が多いです。また、英語なので厄介です。それでも、何かパーツをイジる時には必ずマニュアルを読みましょう。
付属のマニュアルがない場合、インターネットでオンラインマニュアルを探します。海外メーカーの場合、MANUALじゃなくTECHなどの単語で検索します。SRAMの場合「SRAM TECH」と言った具合で検索をかけると出ますね。SRAMはYouTubeで動画付きで解説も出してくれています。

シマノのクランクの外し方②

詳しい説明はシマノのマニュアルを参照して下さい。
今回は、あくまで簡単に説明します。

シマノの現行のほとんどのロードバイク用クランクはホローテック2という構造になっています。安い価格帯のクロスバイクなどで使われるクランクでは一部スクエアテーパーのものもあります。
ホローテック2の場合、右クランクとアクスルが一体になっていて、左クランクとの結合はボルト2本とハズレ止めプレート、クランクキャップの3つの部品を使います。

取り外しの際は、まず専用工具でクランクキャップを外します。
次に2本のボルトを六角レンチでゆるめます。
ハズレ止めプレートをマイナスドライバなどの細いもので持ち上げます。
あとは手で外れます。

割と簡単そうに見えますね。
実際、簡単だと思います。ホローテック2は簡単、軽い、頑丈と非常に優れたクランクシステムです。

シマノのクランクの外し方③

スクエアテーパーの場合には、コッタレス抜きという専用工具が必要です。コッタレス抜きはクランクプーラー、クランクリムーバーとも呼びます。
スクエアテーパーは、右アーム、左アーム、そしてアクスルはBB側に付いているという構造ですので、左右それぞれ外さないといけません。基本的には、右も左も原理は同じです。

まず、六角レンチでボルトを外します。
コッタレス抜きを使ってクランクを外します。
以上です。

文で言うと簡単そうですが、コッタレス抜きの使い方が少々厄介ですね。
スクエアテーパー、オクタリンク、ISISで微妙にコッタレス抜きの先の形状が違います。間違ったものを使うとクランクが壊れて使えなくなります。
専用工具の扱いがちょっと難しいというタイプの作業は、一般の方は避けた方が無難でしょう。

クランクのディーラーズマニュアル①

字数に余裕がありますので、実際にディーラーズマニュアルも少し見てみましょう。
シマノのマニュアルページから、今回は9000Dura Aceのクランクを見てみましょう。フロントチェーンリングなので、FC-9000ですね。DM、UM、EVとあります。全て目を通しておくほうが良いです。EVは特に見ておいた方が良いです。展開図ですね。これでざっくりした構造を把握します。

さて、DMを順に見ていきましょう。
重要なおしらせは重要なのでちゃんと見ときましょう。
重要なおしらせの一番上にありますね。
『ディーラーマニュアルは自転車安全整備士、自転車技士など専門知識を有する方を対象としています。専門知識のないユーザーがディーラーマニュアルを参照して、部品を取付けないでください。記載されている内容に不明な点がある場合は絶対にご自身で作業しないでください。購入された販売店、または代理店へご相談ください。』
とのことです。
シマノのスタンスとしては、知識、技術の無い人は故障、事故の原因になるので自分でイジらず、お店に持って行って下さいね、とのことです。

クランクのディーラーズマニュアル②

そうは言っても、せっかくなのでどんな内容なのかもう少し読んでいきましょう。
(なお、当記事は決して一般ユーザーに整備、作業を推奨するものではありません。専門知識、技術を有するショップに整備、作業依頼することを強くお奨めします)

実際にイジる、イジらないは別として、勉強になることもいっぱい載っていますね。
・調整が正しくない場合、不具合が発生し、突然に転倒して重傷を負う場合があります。
・安全メガネ、ゴーグルを使いましょう。
そう、ゴーグルは大事です。分かりやすい例としては、ワイヤーカットの際にワイヤーの切れ端が飛んで目に刺さると大変です。その他、危険なことはいっぱいあります。目の保護は重要です。

クランクには各グレードに適応したチェーンを推奨していますね。
チェーンリングのインナー、アウターの組み合わせもシマノは推奨の数値を示しています。推奨以外のチェーンリングの場合は、間にチェーンが落ちる恐れがあると明示していますね。
読み進めて行くと必要な工具も示してくれていますね。
17mmスパナってどこで使うんでしょうね。まあ、読み進めれば出てきますね。
締付けトルクというのも出てきますね。締付けトルクは大事です。

意味が分からないという人はご自身で作業しないで下さい。

クランクくらい!!の考えは危険

「何だよー、クランク外すくらいで大げさなコト言うなよー!!」
そうですね。外すだけなら良いかもしれません。
問題は取り付けです。
きちんと正確に取り付けられますか?

昔、僕もまだいろいろと未熟だった頃。自分の車体のクランクのボルトの頭をダメにしてしまったことがあります。そして、
「自分の車体だし、ホームセンターで適当なネジ買ってくれば良いや」
という暴挙をしてしまったことがあります。
案の定、半年ほど使った頃、ボルトが勝手に緩んで来てしまいました。ボルトの頭の形状が微妙に違うため、規定トルクまで締め込めていなかったようです。

「自分の車体だから大丈夫でしょ」
この考えは非常に危険です。仮にボルトが緩んできたことに気付かず、そのまま走っていたら途中でクランクが外れて事故になった可能性もあります。事故をすると罪のない他の誰かを巻き込む可能性があります。絶対ダメです。
一本のネジでも甘く見てはいけません。
はい、非常に反省しています。

「でも、オレの師匠の◯◯さんも自分でテキトーにイジってるよ?!」
「インターネットで、この部品くらいならテキトーに自分でイジっても大丈夫って書いてたよ?!」
その辺は各自でご判断下さいませ。
高校生が◯◯先輩の真似して盗んだバイクで走りだすのとはわけが違います。大人は大人としてご自身の責任で考えて下さい。

まとめ「クランクは自転車屋さんで」

基本的には修理については自転車屋さんでやった方が良いと思います。
「じゃあ、なんでアンタはイジれるんだよ?!」
自転車系のライターとは、いろんな仕事を経験しているものです。自転車屋さんで働いていた経験があるライターもいれば、働いているライターもいたり、あるいはメーカー出身だったり。はたまたそういうプロフェッショナルの人に直接指導してもらう機会があったり。場合によりけりです。
ある程度イジれる上で思いますが。専用工具なんかも安くはないです。工賃をケチっても、その金額以上のリスクが付き物です。手や周りのものも汚れますし、ご家族に良い目で見られなかったり。
あくまで、僕の個人的な考えですが、自転車屋さんに工賃払ってお願いした方が良いと思います。

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