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自転車のギアを修理したい!!

      2016/11/25

自転車のギアを修理したい!!

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
自転車に乗っているとギアの調子が悪くなってしまって困るっていうことがありますよね。悪化すると走っていると勝手に隣のギアに変速するようになったりしますね。
今回はそういうギアの修理のおはなしです。

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自分でできる修理?自転車のギア!

修理のおはなしの時には毎回最初に書いていますが、乗り物の修理は失敗すると事故につながります。事故の際にはご自身だけでなく別の誰かを巻き込むこともあります。
自信がない場合には、修理は必ず専門の自転車屋さんにお願いして下さい。

そうは言っても、簡単な修理はやはり自分で出来るようになりたいものです。
特にギア。使っていると段々とズレて来ますよね。自転車屋さんに持って行くと一分もせずに簡単そうに直してくれることも多いです。
「あのくらい自分で出来ないかな?」
と思いますよね。
原因にもよりますが、ご自身でも簡単に安全に出来る場合もあります。
今回は分かりやすいところで、リアディレイラーのワイヤー調整を見ていきましょう。

自分でできる!ギアのワイヤー伸びの修理!

まず、自分でできる簡単なものはリアディレイラーのワイヤーの調整です。
変速機などには問題はなく、単にワイヤーが伸びてしまっている場合に有効です。
工具は使いませんので、初心者の人でも挑戦出来ると思います。

あくまで簡易的な基準ですが、工具を使わない修理、調整は一般の人でも大丈夫なものが多いです。偶然、間違えて触ってしまったとしても事故につながることは少ないように作っています。
六角レンチやドライバーなどの割と普通の人でも持っている工具で出来る修理、調整というのが意外と落とし穴です。出来そうに見えて難しいものもいくつかあります。
特殊な自転車専用工具を使う修理はきちんと勉強してからやらないと危険な場合が多いです。専用工具を使ってイジる場所は一般の人が分解することは一切考慮されていません。

工具無しで出来るワイヤーの調整とは、要は張り量の調整です。
ワイヤーが変速機からニョロンと出ている根本部分の黒いやつを手でつまんでくるくる回すだけで出来ます。

ギアの張り量調整、どっちに回すと張る?

手でくるくる回すと、ワイヤーについている銀色のキャップがディレイラーから出て来たり隠れたりすると思います。左に回すとキャップがどんどん出て来ます。右に回すと、キャップが隠れて行きます。
「キャップが出て来たらワイヤーが伸びてるんだな?!ワイヤーを張るためには右回しでしょう?!!」
と思う人もいるかもしれませんが逆です。

ワイヤーのキャップが出てくる=アウターワイヤー(外側のワイヤー)が伸びています。
今回我々が張りたいのは、中の銀色のワイヤー、インナーワイヤーです。

アウターワイヤーというのは、言うなればインナーワイヤーの通り道です。
『アウターワイヤーが伸びる=道が長くなる=インナーワイヤーが引っ張られる』ということです。
言葉で書くと少々分かりにくいかもしれませんが。

・左に回す=インナーワイヤーは張る
・右に回す=インナーワイヤーは緩む
とだけ覚えておいても大丈夫です。

修理で回す向き、どっちが右?左?

どうでしょう、グルグルの場所と向きが何となく分かりましたか?
自転車をイジるときの基本はちょっとずつイジるです。
一気にグルグル回してはいけません。一気に回すと何が何だかわけが分からなくなります。行き過ぎているのか、足りてないのか、この後どっちに回せば良いか分からなくなってしまいます。
「ちょっとってどのくらい?」
1/4回転ずつとかでしょうか。一回転は結構まわっています。
自転車屋さんは慣れているので、触った感じでこのくらいだとアタリを付けて一気に回すこともありますが、慣れていない人はちょっとずつイジって下さい。

ワイヤーは張ると変速機側に動きます。緩むと外側です。(一部のマウンテンバイクは逆のものもありますが)

「ところで左ってどっち?前から見て?後ろから見て?」
そういう疑問を持つ人もいますよね。
リアディレイラーの場合、後ろから見て右回しか左回しかになります。

リアディレイラー修理の具体的な順番

だいたいの法則が分かったら、実際にやってみましょう。順番があります。
1.ギアをトップ、一番外側、重い方に入れます。
2.ペダルを回します。この時点でリアのギア周りからチッチッチッなど音がする場合はワイヤー以外に原因があることがあります。自転車屋さんに持って行きましょう。
3.1段軽くします。正常にシフトチェンジするなら、順にどんどん軽くしていきます。問題なければ問題ないです。
4.軽くする方への動き、チェーンがホイール側に移動していく動きが遅い場合は、ワイヤーを張ります。ちょっとずつ張っていくといずれ良いとろこに入ります。
5.張り過ぎてしまうと、重くする方への動き(アウターへの移動)が遅くなります。その場合は、ワイヤーを緩めます。

ざっくりした説明ですが、そういう流れです。ちょうど良い張り量になったら完了です。
詳しいことはYouTubeででも探してみてください。

初心者でもできる自転車の簡単な修理、調整

リアディレイラー以外のワイヤーも基本的には工具無しで調整が可能です。
フロントのディレイラーは、ハンドルの周辺か、ダウンチューブのケーブルガイドのところにワイヤーアジャスタ、手で回せるぐるぐるがついています。フロントは、張ると外に動き、緩めると内側に動きます。

ブレーキの場合、ロードバイクであればブレーキキャリパーからワイヤーが出ている箇所、クロスバイクなどのVブレーキであればブレーキレバー側のワイヤーの付け根に調整ぐるぐるがあります。アジャストボルトとか呼びますが、覚えやすく調整ぐるぐると呼んでしまうと分かりやすいと思います。
ブレーキの方も基本原理は同じです。アウターワイヤーが伸びてインナーワイヤーを張ります。
ブレーキワイヤーは張れば、引きしろが小さく、つまりブレーキが早くかかるようになり、緩めればタッチが深くなります。

ただし、調整ぐるぐるはあくまで微調整用です。
どんどんワイヤーが伸びて来ると、アウターワイヤーの伸縮の調整ぐるぐるだけではどうにもならなくなります。こうなると、インナーワイヤー自体を張りなおす事になりますが、インナーワイヤーを張りなおすには六角レンチを使う必要があります。
工具の必要な作業は安易にしない方が良いの法則が出て来ます。

少し詳しくなればできる自転車の簡単な調整

それでも、調整ぐるぐるの原理、つまり張ればどっちに動くかなどが完全に理解できていれば何とかなるかもしれません。ただ、ワイヤーがそれだけ伸びているということは劣化もしています。交換が必要かもしれません。
プロのメカニックとアマチュアのラインの一つに、消耗品の度合いの判断が出来るかどうかということもあります。
調整ぐるぐるで調整しきったら、一度きちんとした自転車屋さんで調整してもらうのも良いでしょう。ある程度、きちんとした店の場合、アフターサービスの無料点検の範囲内でしてくれるところも多いです。

それなりに詳しくないと出来ない自転車の調整

何となくディレイラーをイジって壊すポイントは、ディレイラーについているプラスドライバーで回せるネジです。
これを適当にいじると、ディレイラーがホイールに巻き込まれる可能性があります。高速走行中にこれが起きると大事故につながる可能性があります。
あのプラスネジは、一番最初、車体を組む時にいじるのと、ホイールを交換した時にほんの少しいじるかもしれないというだけで、あとは基本的にいじらないネジです。
普通に日々のメンテナンスの中でいじることはまずありえません。
原理と構造を理解していればいじること自体は難しくないのですが、あのネジが原因で起きる可能性のある故障は事故につながる可能性があるんです。

そう考えるとあのネジはプラスじゃなくてトルクス(六角の星型バージョンみたいなボルト)なんかの一般の人や初心者の人はもってないという工具じゃないといじれないっていう風にしとけば良いようにも思うんですが、それこそ大昔からついているネジですし、プラスの方がいじれる人には都合が良いです。昔は自分の自転車のメンテナンスは一通りすべて自分で出来るようにしておくという時代がありました。そういう時代にはプラスの方が良かったんでしょう。
ただ、今は頻繁に調整しなくてもあまりずれなくなったので、ユーザーが個人で調整する必要はほとんどなく、定期的に自転車屋さんで点検してもらうという時代になりつつあります。
もちろん、専用工具やトルクスなどの少し珍しい工具というのは、強いトルクをかけないといけない場所に使われるというのが本来のありかたですから、ディレイラーのあのネジはプラスネジで良いということでもあるのですが。

まあ、ネジ関係、工具を使う場所は、簡単そうに見えても、意味、原理が分からないところは触らないというのが鉄則でしょう。
これはプロのメカニックでも徹底しています。分からないところは、必ずさわる前にマニュアルを探したり、メーカーに問い合わせて原理を理解してから触ります。
事故につながると責任を負わねばなりませんからね。

まとめ「工具を使わないところは修理に挑戦してみるのも」

はて、ギアの修理の話でしたが、最終的にディレイラーのワイヤーの張り量調整の話ばかりになってしまいました。
実際には、ギアの不調はディレイラー以外に原因があることもあります。チェーンの伸び、カセットスプロケットの摩耗、ホイールが単にまっすぐ入っていないだけなど。また、ワイヤーの劣化で中で切れかかっている場合もあります。
すぐれたメカニックは少し触っただけで、それらいくつもある原因のうちから最有力候補をいくつかピックアップして修理します。目視や音、タッチの感触などで即座に判断します。正確なのは当たり前で、その上速いです。優れたメカニックは自転車の声が聞こえます。やはりプロっていうのはすごいです。

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