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ロードバイクのブレーキってあまり効かないもの?

2016.4.25

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
ロードバイクのブレーキがいまいち効かないということで悩んでいる人の話を時々聞きます。
その一方、そんなこと全く気になったことがないという人もいます。
手が小さい人はロードバイクのブレーキを握るのは大変というのは、昔から言われることですね。
ロードバイクのブレーキは本当に効きにくいのか?
今回はそんなおはなしをしていきましょう。

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ロードバイクのブレーキが効かない?①

ロードバイクのブレーキの問題については、いろいろな原因があるのですが。
まず考えられる理由その1としては、安いブレーキは効きにくいということです。
エントリー向けのアルミのロードバイクの場合、ブレーキでコストダウンをかけるというのは昔からよくある話です。
きちんとしたメーカーの場合、制動力には最低限問題ないというブレーキがついていますが、時々ですが、なかなかとんでもないブレーキが付いている場合もあります。

ロードバイクのブレーキが効きにくい問題の原因その2は、単純にブレーキの引き方が下手というだけのこともあります。
手をグーパーする握力だけでブレーキをかけようとする人がいますが、ちょっと無理があります。親指の付け根を支点にしてテコの原理のように、グイッと腕の筋肉を使うようにブレーキをかければ、手の小さい人でも比較的小さい力でしっかりブレーキ出来ます。
ドロップポジションを握っている時に、ブレーキがしっかり掴めないという人もいますが、多分、結構な数の日本人がドロップポジションでがっちりブレーキレバーを握れないと思います。シマノのSTIは相変わらず手の小さい人には少々大変です。少し手首を入れるようにしてやれば掴めるでしょう。
ロードバイクのブレーキレバーの握り方は少々コツがあります。
ブレーキが悪いと決めつける前に、握り方をいろいろ試してみるのも大事かもしれません。

ロードバイクのブレーキが効かない?②

或いは、ロードバイクのブレーキとは元々その程度しか効かないということもあります。
マウンテンバイクなどのブレーキと同じようには効きません。
今でこそロードバイクのブレーキもかなりしっかり効くようになりましたが、元々はロードバイクのブレーキは、レースでの速度調整がメインの役割でした。レースの途中で急停止ということは基本的にはありません。マウンテンバイクの場合、レースでもテクニカルなコーナーなどでの急減速はありえますが、ロードバイクでは、そういうことは基本的にないです。
カーブを安全に曲がれるだけの速度調整が出来れば、レース機材としてのロードバイクでは十分なんですね。

そうは言っても、時代も進んだので、今のロードバイクはそれなりにキチンと急停車もできます。
ただ、マウンテンバイクと同じような急ブレーキは今でも出来ないですね。

ロードバイクのブレーキが効かない?③

はたまた、ブレーキシューが減ってしまっているという場合もあります。
もしくは、ホイールのリム(ブレーキの当たり面)が汚れていたり、摩耗している可能性もありますね。
分かりやすい例としては、路面に油の浮いた水たまりがあったりして、そこを走ってしまうとリムに油がついてブレーキが効かなくなります。
ホイールのリム面の摩耗については知らない方もいるようですが、使っていくにつれてリムはブレーキで削れていきます。
「以前はしっかり効いていたのに、最近、どうもブレーキが効かない」
という場合はブレーキシューとホイールのリムを疑ってみて下さい。

まず、リムをパーツクリーナーなどで拭き取ります。
それで駄目なら、ブレーキシューを交換します。
それで駄目なら、自転車屋さんできちんと相談しましょう。場合によってはホイールを交換する必要があるかもしれません。

ブレーキワイヤーは大丈夫?

また、よくある原因としては、ブレーキワイヤーが馬鹿になってしまっている場合もありえます。
ただ、ブレーキワイヤーが馬鹿になっている場合は、ブレーキが効かないというよりは、ブレーキレバーが重いという感じになることが多いです。
何にせよ、ブレーキワイヤーも消耗品です。
引きが重くなったなどの明確な症状が出ている場合には交換をオススメします。
本当は症状が出る前に定期的に交換すべきです。
ブレーキワイヤーを交換する時にはシフトワイヤーも交換時期でしょう。

毎日通勤で使うという人は、ロードバイクのシフトワイヤーについては毎年交換する必要があるかもしれません。
ロードバイクのシフトワイヤーは構造上、どうしてもこすれて劣化しやすいです。シフトワイヤーがSTIの中で切れると非常に厄介なことになります。

ブレーキシューにせよ、ワイヤーにせよ。
消耗品は早めの交換が重要です。

雨の日はロードバイクのブレーキは仕方ない

雨の日にブレーキが効かないという人もいます。
ロードバイクの場合、雨の日にブレーキの効きが落ちてしまうのに関してはある程度仕方ないと言わざるを得ません。というのも、ホイールのリムでブレーキをかけるので、濡れたリム面をストップさせるのが難しいんですね。
ディスクブレーキの場合、地面から高い位置にありますので、泥などの汚れが付きにくいというメリットがありますね。

「じゃあ、ロードバイクにもディスクブレーキを付けてよ」
という人もいるでしょう。
近年はメーカーもそういう要望に答えて、ロードバイクもディスクブレーキ化が始まりつつあります。
ただ、これは当面のところ上手く行かないと思います。
というのも、ディスクブレーキはメンテナンスに費用と技術が必要ですので、全ての車両に普及されるのは難しいんじゃないでしょうか。
また、レースにおいて、車輪の着脱の厄介なディスクブレーキは歓迎されないでしょう。
また、ロードバイクのレースにおいて落車の問題は切っても切れません。
集団落車の際に、ディスクブレーキのローターで選手が怪我をする可能性というのも、懸念されている問題の一つです。

それでも、2017年頃からはディスクブレーキがレースでも採用されるという話もありますので、今と比較すればいくらかディスクブレーキロードバイクというのは増えていくでしょう。
しかし、現在のノーマルのリムブレーキの立場に取って代わるということはしばらく無いでしょう。

ロードのディスクブレーキ化のメリット

ディスクブレーキのデメリットを先に書きましたが、当然ですが、ディスクブレーキにもメリットはあります。

まず、油圧の場合、圧倒的に制動力が上がります。
一度、油圧のディスクブレーキを使ってみれば、通常のリムブレーキがいかに弱いかが分かるでしょう。
よく言われるように雨の日の制動力はもちろん、晴れの日でもリムブレーキと比較すると明確に素晴らしい制動力を発揮してくれます。
ロードバイクには油圧ディスクブレーキほどの制動力は必要ない、とは言われるものの、やはり軽く引くだけでしっかり効いてくれるブレーキの方が楽であることは間違いありません。
フルカーボンホイールでも、強力なブレーキが可能というのは嬉しいポイントでしょう。

ただ、先程も書いたようにメンテナンスが厄介であることに加え、ディスクブレーキはホイールもフレームも重量が増えることになります。
通常のフレームにディスクブレーキを無理やり付けると、フレームが折れます。ディスクブレーキの力を想定していないフレームでは、ディスクブレーキに掛かる力に耐えられないんですね。
ブレーキ力が高い=単位時間辺りに掛かる力が大きい=フレームに強度が求められる=フレームを強化する=重くなる。

レース機材としてロードバイクを考えた場合、そう言ったデメリットとメリットを考えると、従来のリムブレーキの方がレースには適していると言えるでしょう。

まとめ「ロードバイクのブレーキの掛け方を」

ロードバイクのブレーキが効かないという話について考えてきました。
この問題は、案外、鋭いところをついていますね。
「ロードバイクとはレース機材なのか?それとも、時代が進んで、誰でも楽しめるレジャー、あるいは日常の移動手段の一つになりつつあるのか?」
という問題ですね。
日常の足として考えると、ブレーキ性能はもっとしっかりしたもの、ディスクブレーキが良いでしょう。
しかし、レース機材として考えると、速く走るために軽く、レースでのトラブルに素早く対応するのに適しているのは従来のリムブレーキでしょう。
昨今はオフロードもいくらか走れるツーリング車のような車種の需要も再び高まっていますし、数年後にはディスクブレーキのような、もっとブレーキ性能の高い車体がもっと身近なものになっているかもしれませんね。

 - ロードバイク, 自転車 ブレーキ