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自転車の運転を免許制にするメリット・デメリット

      2016/11/25

自転車の運転を免許制にするメリット・デメリット

最近では自転車の人気が高く通勤や通学でもおしゃれな自転車を使用している方が沢山いますが、その自転車の運転マナーが問題になっています。自転車が加害者の事故で1億円もの損害賠償が求められるという大きな問題も発生し、自転車免許が必要なのでは?という議論もネット上などで起きています。
そこで今回は自転車の運転を免許制にするメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。

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自転車運転の免許って??

自転車人気が高まると同時にそのマナーについての問題が多く出てきています。携帯電話やスマホを操作しながら運転するという危ない行為や、ヘッドフォンを使用し両耳がふさがっていて周りの音が聞こえずに事故が発生してしまう、など問題は深刻化しています。注意を呼び掛けても危険行為が減少しないことから反則金などの必要性も出てきてしまいます。
ちなみに、自転車免許証は小学生・中学生・高校生・高齢者を主な対象に各自治体・警察署が独自に発行するのだそうです。法律上、この免許に対する効力はないとされています。日本の自転車による交通事故が年々増加しているのを懸念して、東京は荒川区が2002年に導入したのが最初であるとされています。免許交付の条件は一定の講習と実技を受けるとだそうです。こうした、東京都・足立区のような試みをする自治体は日本各地に少しずつ増えてきているとのことです。法的な効力がなくても免許を交付することは、道路を走行するうえでの正しい知識を身にに付けるきっかけとなり、事故の減少にもつながっていくでしょう。
実際に、自転車と衝突し亡くなった方もいます。その走り方次第では大変な事故につながることをけして忘れてはならないのです。
飲酒運転の危険性という問題もあげられます。自転車での飲酒運転が絡んだ重大事故も数多く発生しているのです。もちろん自転車でも自動車と同様、飲酒運転は禁じられています。もしお酒を飲んで酔っ払った状態で運転した場合には、5年以下の懲役、または100万円以下の罰金が科されます。
また最近ですと、スマホを操作しながらだったり、片手で電話を掛けながらだったり、傘を差しながら自転車に乗っている方をよく見かけますが、片手運転は不安定なのでしてはいけません。また運転に集中できない状態であることもやめましょう。こういった行為には、3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金などの罰則を設けている都道府県もあります。

自転車運転を免許制にするメリット

ここでは自転車運転を免許制にするメリットについて考えていきましょう。
・違反切符を切りやすくなり、危険運転の減少につながる。
・高い安全意識を持つことができる。
・自動車と同様、自転車にナンバープレートをつける事になるので管理が楽になる。(同時に盗難されても今までより探しやすい)
やはり最大のメリットは「乗る人の安全意識の向上」です。残念な話でもありますが、いわゆる「取り締まられる」という一定の効力が無いと、マナーの向上や意識の向上は図れないように思えます。改正の度に罰金額があがったりと法的な処置が厳しくなっていく自動車においても、違反や事故を減少させていくことは非常に困難です。道路は個人のものではなく公共のものであるに関わらず、移動のためのツール(自動車や自転車)を手にしてしまうと気が大きくなってしまうのでしょうか。「個人のモラル」で片づけられる規模でなくなってしまうというのは何とも寂しいことです。

自転車運転を免許制にするデメリット

それでは免許制にするデメリットはなんでしょうか。
・自動車に加えて自転車となると、免許センターの対応も膨大な数になってしまう。
・レンタル自転車を行っている店などにおける、外国人観光客などの対応。
・免許制度で発生させる費用、試験という関門のため、本当に必要な人が習得できなくなってしまう。
・自転車が売れなくなる、かもしれない。
デメリットとしては、子供や高齢者などが気軽に移動できる手段を失ってしまうかもしれない、ということでしょう。誰でも乗れる、健康維持にもなるという便利な移動手段を必要とする多くの人の自由が制限されることは大きなデメリットです。

もしも自転車の運転に免許が必要になったとしたら

中学生や高校生などは学校に通う手段として自転車を必要とする方が多いと思います。その移動手段を可能にするため、免許を取得する学校に通い、交通規則と自動車実技の試験を受けなければならなくなってしまいます。するとその親も自転車免許と自動車免許の取得の費用を負担することになります。経済面でも各家庭に大きな負担となりますね。
また最近では、クロスバイク、ロードバイク、マウンテンバイクなどで参加できるイベントレースが全国で開催されています。免許制が導入された場合こうしたレースに参加するにも制限が付くことになり、参加への条件としてハードルがあがってしまいます。参加人数に大きな変動がおきるでしょう。最近はロードタイプなどのとても速い自転車も多くなってきているので、自転車のスピード違反なども取り締まり対象になってくるでしょう。免許制の導入を肯定的にとらえる人が多い一方、全ての自転車で免許制を導入するとなると、免許取得や講習、管理費用の負担など、多くの新しい課題も待ち受けています。
例えば、欧州の方では日本より自転車の交通ルールが発展しているので、もし本当に自動車の運転免許が導入があるなら、欧州の交通ルールを見習って決めるのも良いかもしれません。

自転車運転を免許制にする必要は本当にあるのか

自転車運転の免許制についての議論は何年も前から出ていることです。悲惨な事故がおきるたびにこういった話題はとりあげられます。誰でも気軽に手にすることが出来る便利な移動手段であると同時に、重篤な事故を引き起こしかねない・弱者には凶器になり得る「乗り物」である、という認識をしっかり持つことがまずスタートラインです。
自転車の違反を見てみますと、酒酔い運転・一時停止違反・徐行違反・歩行者保護違反・夜間の無灯火・並走禁止・急な進路変更・片手運転などがあります。自分の自転車の運転を考えたとき、思い当たることはありませんか。取り締まられてなくても、こういった乗り方になってしまっていることはないでしょうか。自転車ブームということだけでなく、スマートフォンなどライフスタイルに影響のあるものなど関連要因からも違反は生まれています。TPOという言葉があります。公共の場である「道路」でのマナー、基本はひとりひとりの意識ですから、「免許制」と構えられると疑問を持ってしまいますし、かといって現状に有用なことはなんだろうと考えると変に納得してしまう部分もあります。

まとめ、自転車運転を免許制にするメリット・デメリット

自転車ブームという側面をのぞいても、誰もが一番初めに手にする簡単な移動ツールが自転車である、ということは今後も変わらないでしょう。幼いころの補助輪が外れ二輪で乗車できるようになった時の喜びも、多くの人の忘れ難い記憶の一つであると思います。
マナーの問題は非常に大きいところですが、事故が起きる原因には通行環境の整備不足なども挙げられると思います。まずは、環境の整備、そして交通ルールの認知・徹底があるのではないでしょうか。学校などの教育機関でも、季節のイベントということだけでなく、大切なカリキュラムの一つとして考えていく必要性も出てきているのかもしれません。免許制は良くも悪くも自由を制限することです。導入の前に出来ることも考える必要があります。

 - 自転車 交通ルール, 自転車全般