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自転車の運転を免許制にするメリット・デメリット

      2017/08/01

自転車の運転を免許制にするメリット・デメリット

最近では自転車の人気が高く、通勤や通学でも、おしゃれな自転車を使用している人が沢山います。
しかし一方で、その自転車の運転マナーが問題になっています。

自転車が加害者の大事故も発生し、自転車免許が必要なのでは?という議論もネット上などで起きています。

そこで今回は、自転車の運転を免許制にするメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。

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自転車運転の免許って?

自転車人気が高まると同時に、そのマナーについての問題が多く出てきています。

携帯電話やスマホを操作しながら運転するという危ない行為や、ヘッドフォンを使用し両耳がふさがっていて周りの音が聞こえずに事故が発生してしまうなど、問題は深刻化しています。

注意を呼び掛けても危険行為が減少しないことから、反則金などの必要性も出てきてしまいます。
ちなみに、自転車免許証は小学生・中学生・高校生・高齢者を主な対象に、各自治体・警察署が独自に発行するのだそうです。

法律上、この免許に対する効力はないとされています。
日本の自転車による交通事故が年々増加しているのを懸念して、東京は荒川区が2002年に導入したのが最初であるとされています。

免許交付の条件は、一定の講習と実技を受けることです。
こうした、東京都・足立区のような試みをする自治体は、日本各地に少しずつ増えてきています。

法的な効力がなくても免許を交付することは、道路を走行するうえでの正しい知識を身に付けるきっかけとなり、事故の減少にもつながっていくでしょう。

実際に、自転車と衝突し、亡くなった方もいます。
その走り方次第では、大きな事故に繋がるということを、決して忘れてはならないのです。

飲酒運転の危険性という問題も挙げられます。
自転車での飲酒運転が絡んだ重大事故も、数多く発生しているのです。

もちろん、自転車でも自動車と同様、飲酒運転は禁じられています。
もし、お酒を飲んで酔っ払った状態で運転した場合には、5年以下の懲役、または100万円以下の罰金が科されます。

最近ですと、スマホを操作しながらだったり、片手で電話を掛けながらだったり、傘を差しながら自転車に乗っている方をよく見かけます。

片手運転は不安定なので、やめましょう。
また、運転に集中できない状態であることもやめましょう。

こういった行為には、3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金などの罰則を設けている都道府県もあります。

自転車運転を免許制にするメリット

ここでは、自転車運転を免許制にするメリットについて考えていきましょう。

・違反切符を切りやすくなり、危険運転の減少に繋がる
・高い安全意識を持つことができる
・自動車と同様、自転車にナンバープレートを付けることになるので、管理が楽になる
(同時に、盗難されても、今までより探しやすい)

やはり、最大のメリットは「乗る人の安全意識の向上」です。
残念な話でもありますが、いわゆる「取り締まられる」という一定の効力が無いと、マナーの向上や意識の向上は図れないように思えます。

改正のたびに罰金額が上がったりと、法的な処置が厳しくなっていく自動車においても、違反や事故を減少させていくことは非常に困難です。

道路は個人のものではなく、公共のものであるに関わらず、移動のためのツール(自動車や自転車)を手にしてしまうと、気が大きくなってしまうのでしょうか。

「個人のモラル」で片付けられる規模でなくなってしまうというのは、何とも寂しいことです。

自転車運転を免許制にするデメリット

それでは、免許制にするデメリットはなんでしょうか。

・自動車に加えて自転車となると、免許センターの対応も膨大な数になってしまう
・レンタル自転車を行っているお店などにおける、外国人観光客などの対応に困る
・免許制度で発生させる費用・試験という関門のため、本当に必要な人が習得できなくなってしまう
・自転車が売れなくなる、かもしれない

デメリットとしては、子供や高齢者などが気軽に移動できる手段を失ってしまうかもしれない、ということでしょう。
誰でも乗れる、健康維持にもなるという、便利な移動手段を必要とする多くの人の自由が制限されることは、大きなデメリットです。

もしも自転車の運転に免許が必要になったとしたら

中学生や高校生などは、学校に通う手段として自転車を必要とする人が多いと思います。

その移動手段を可能にするため、免許を取得する学校に通い、交通規則と自動車実技の試験を受ける必要が出てきます。

すると、その親も、自転車免許と自動車免許の取得の費用を負担することになります。
経済面でも、各家庭に大きな負担となりますね。

また、最近では、クロスバイク・ロードバイク・マウンテンバイクなどで参加できるイベントレースが、全国で開催されています。

免許制が導入された場合、こうしたレースに参加するにも制限が付くことになり、参加への条件としてハードルが上がってしまいます。
参加人数にも、大きな変動がおきるでしょう。

最近はロードタイプなど、とても速い自転車も多くなってきているので、自転車のスピード違反なども、取り締まり対象になってくるでしょう。

免許制の導入を肯定的にとらえる人が多い一方、全ての自転車で免許制を導入するとなると、免許取得や講習・管理費用の負担など、多くの新しい課題も待ち受けています。

例えば、欧州の方では日本より自転車の交通ルールが発展しているので、もし本当に自動車の運転免許が導入があるなら、欧州の交通ルールを見習って決めるのも良いかもしれません。

自転車運転を免許制にする必要は本当にあるのか

自転車運転の免許制についての議論は、何年も前から出ていることです。
悲惨な事故が起きるたびに、こういった話題は取りあげられます。

誰でも気軽に手にすることができる、便利な移動手段であると同時に、重篤な事故を引き起こしかねない凶器になり得る「乗り物」であるという認識を、しっかり持つことが、まずスタートラインです。

自転車の違反を見てみますと、酒酔い運転・一時停止違反・徐行違反・歩行者保護違反・夜間の無灯火・並走禁止・急な進路変更・片手運転などがあります。

自分の自転車の運転を考えたとき、思い当たることはありませんか。
取り締まられてなくても、こういった乗り方になってしまっていることはないでしょうか。

自転車ブームということだけでなく、スマートフォンなど、ライフスタイルに影響のあるものなど、関連要因からも違反は生まれています。

TPOという言葉があります。
公共の場である「道路」でのマナー、基本はひとりひとりの意識ですから、「免許制」と構えられると疑問を持ってしまいます。
かといって、現状に有用なことはなんだろうと考えると、変に納得してしまう部分もあります。

自転車運転を免許制にするメリット・デメリット まとめ

自転車ブームという側面をのぞいても、誰もが一番初めに手にする簡単な移動ツールが自転車であるということは、今後も変わらないでしょう。

幼いころ、補助輪が外れ、二輪で乗車できるようになったときの喜びも、多くの人の忘れ難い記憶のひとつであると思います。

マナーの問題は非常に大きいところですが、事故が起きる原因には、通行環境の整備不足なども挙げられると思います。

まずは、環境の整備、そして交通ルールの認知・徹底があるのではないでしょうか。
学校などの教育機関でも、季節のイベントということだけでなく、大切なカリキュラムのひとつとして、考えていく必要性も出てきているのかもしれません。

免許制は、良くも悪くも自由を制限することです。
導入の前にできることも考える必要があります。

 - 自転車 交通ルール, 自転車全般