自転車のペダル部分のがたつき、原因は何?

自転車に乗っていてペダルのがたつきを感じる、そんな時はありませんか。自転車のハンドル・サドル・ペダルは乗るものと自転車本体の接点、異常を感じたらすぐに原因究明しましょう。がたつきだけでなく、異音や振動を感じる場合なども出てくるかもしれません。今回は思い当たる原因を少し探ってみようというお話です。

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自転車ペダルのがたつき、考えられるのは?〜クランク?

自転車は様々な部品で構成されています。部品そのものについては問題なくても取り付け方によっては異音や振動を起こす場合があります。なので、ペダルにがたつきを感じたとしてもペダル自体に問題があるとは限りません。(意外な部分が原因ということも考えられるのです)面倒くさがらずにしっかりとトラブルシューティングを行いましょう。
もし、ペダルそのものは滑らかに回転するのにペダルにがたつきを感じた場合、先ずクランクの状態を疑ってみましょう。クランクをしっかり押さえてペダルを色々な方向に揺すってみてください。軸ごとがたつきを感じるのであれば、ペダル軸が緩んでいます。トルクレンチを使って、しっかり締め直してください。(推奨されている場合があるので、その場合は推奨のトルクレンチを使用してください)
ちなみに軸はしっかりしていてペダル部分のみががたつく場合は、ペダルの内部が緩んでいる可能性が考えられます。その場合は、六角レンチやペダルスパナでしっかりと締め直してください。

自転車ペダルのがたつき、考えられるのは?〜BB?

BBとは「ボトムブラケット」の略で、自転車のクランク軸周辺を指す自転車用語です。BB周辺が問題でペダルががたつく場合は、BBとクランクが緩んでいる場合、若しくはBBとフレームが緩んでいるという2パターンが可能性として考えられます。
BBとクランクに緩みがる場合、フレームをしっかり押さえて、クランクアームを色々な方向に揺すってみましょう。それでがたつきを感じるのであれば、クランクとBBの取り付けに問題があるということになります。
BB とフレームに緩みがある場合、左右どちらかのクランクアームを揺すった際に反対側のクランクアームも一緒に揺れます。その場合はBBが緩んでいる場合があるので締め直しが必要になるます。またBBの軸受部にも問題がないか確認してみましょう。(場合によってはBBの交換が必要な場合もあります)
いずれにせよ、問題がBB周辺にあった場合、専用工具やそれなりの技術力が必要になります。専用工具がなかったりご自身の技術力に自信がなかった場合は自分でなんとかしようとせずに自転車屋さんに修理をお願いするようにしましょう。

自転車ペダルのがたつき、考えられるのは?〜フレーム?

BBが緩んでいる場合はその都度締め直せば解決しますし、それでもダメなら交換すれば解決します。それでも尚BB周辺にがたつきがある場合、BBが取り付けられている部分、つまりフレームに問題がある可能性があります。最悪の場合、BBを受けている部分が長年のストレスで歪んでしまっている可能性が考えられます。
その状態で自転車に乗るのは乗り心地が悪いだけでなく、安全性にも問題があります。経年劣化というのは物である以上、必ず起こるものです。どうにもならない場合は、無理して乗ろうとせず、買い換えることを検討しましょう。

自転車ペダルのがたつき、考えられるのは?〜チェーンリング?

クランクアームとチェーンリングの緩みからくるペダルのがたつきという可能性も考えられます。クランクアームとチェーンリングを取り付ける部品類(ボルト類等)が緩んできて周期的に異音や振動を引き起こす場合があります。
また、チェーンリングがなんらかの理由(転倒や物に接触した等)により歪んでしまい、走行中にフロントディレーラー(ギヤチェンジする変速機。前輪と後輪にあります)とチェーンリング、或いはチェーンが接触するようになってしまって異音や振動を引き起こす場合もあります。
こういった場合でも、自力での修理はできれば控えた方が良いと思います。万が一失敗した場合、状態を余計悪くする可能性が考えられます。多少の費用には目を瞑って自転車屋さんに修理をお願いしましょう。

自転車ペダルのがたつき、考えられるのは?〜サドル?

あまりイメージできないことかもしれませんが、サドル周辺の問題に起因するペダルのがたつきということも考えられるのです。サドル周辺が問題の場合考えられるのは、サドルとシートピラー(サドルを取付ける棒状の部品)の取り付け、或いはシートピラーとフレームの取り付けの2パターンが考えられます。
この場合は、ペダルを踏み込むごとにペダルががたついたように感じます。もし立ち漕ぎした時(サドルに触れない時)にがたつきが治る場合は、上記の2パターンのうちどちらかが原因という可能性があります。
もし、原因がサドルとシートピラーの取り付けに起因することだった場合、単なる取り付け不良なら取り付け直す、或いはもの自体(サドルとシートピラーの両方か片方)を交換するだけで済むかもしれません。
これがシートピラーとフレームと取り付けに起因することだった場合、シートピラーなら交換で済みますが、フレームだった場合(フレームが歪んでいる等)は自転車の買い替えになる可能性があります。
どちらの場合にせよ、(ご自身でもできる作業かもしれませんが)自己判断で済ませず、一度ご近所の自転車屋さんに相談されるのも良いと思います。

自転車ペダルのがたつき、考えられるのは?〜ペダル付近以外?

これまで書いてきたように自転車のペダルのがたつきはペダル自体やその周辺の問題とは限りません。トラブルシューティングの結果「え、まさか」という意外な箇所がトラブルポイントだったりするのです。特に最近は共振しやすい素材や形状が増え、その結果ペダル周りから離れた箇所で生じた振動がペダルに伝わってペダルのがたつきに感じるというケースも出てきています。
考えてみれば、自転車というのは摩擦や振動の塊です。ペダル周りはもちろんのこと、前後のホイールも(当然ですが)回転しますし、ハンドルやサドルも回転します。回転するということはそこには摩擦が生じます。摩擦が生じれば振動が発生します(グリスやオイルを注さなければ、それはより大きくなります)振動が大きくなれば、自転車の各部分に少なからず影響を与えます。ペダルのがたつき影響の一つの表れではないでしょうか。

甘く見ないで!自転車ペダルのがたつき

前述したように自転車は摩擦や振動の塊です。自転車は様々な部品で構成されています。別の言い方をすれば、その分だけ摩擦や振動が起きる箇所があるということです。摩擦や振動は自転車にストレスを与え、それが蓄積されれば部品の消耗や破損につながります。ペダルのがたつきを軽く見ない方が良いと思います。ペダルのがたつきの原因を調べてみたら、実は重要な箇所が金属疲労を起こしていたり破損していることが発覚なんてこともありうるわけですから。それが自転車に乗っていない時(メンテナンス時)に発覚したなら良いのですが、走行中に金属疲労を起こして破損した場合は運転者や周りの人の身の安全(命)に関わります。
ちょっとでもペダルがたついているなと思ったら、できれば自己判断をせず自転車屋さんに相談してみてください。重大なトラブルが隠されているかもしれません。