意外に簡単!?クロスバイクのチェーン交換やメンテナンス!

クロスバイクのメンテナンスに欠かせないひとつとしてチェーン交換や調整があります。
なぜ伸びるのかというとチェーンのプレートとプレート繋いでる丸いリンクの周りが削れていくことで伸びます。チェーンが伸びると、チェーンのリンクに小さな隙間ができ、チェーンの長さが伸び、さらに、横方向の硬さが柔らかくなります。
力をしっかり伝えて、変速性能を維持する為には、チェーンのメンテナンスと適度な交換が必要です。

クロスバイクのチェーンの交換時期っていつ??

クロスバイクのチェーンは、どれぐらいの周期で交換したらいいのでしょうか。チェーン交換のタイミングは「走行距離」と「チェーンの伸び」この2つを参考にしましょう。

一般的には5000km走行したらチェーンの寿命と言われていますが、細いチェーンは寿命が短く太いチェーンは寿命が長いものです。走れば走るほどチェーンは伸びますので、3000km~5000kmの間ぐらいで適切な時期に交換することがおすすめです。

そして、チェーンの伸びを確認するには、まずはチェーンをチェーンリングのアウターに引っ掛けて、時計でいう3時のところにあるチェーンを掴んで水平に引っ張って確認します。

チェーンとチェーンリングの刃先に隙間ができているほど伸びているということですので、交換のタイミングということになります。新品のチェーンのときと比較して伸びているかを確認するために、新品の状態のときの隙間を確認しておいたほうがよいでしょう。

クロスバイクのチェーン交換に必要な道具

チェーンの交換には、工具が必要になってきます。チェーンカッターという工具なのですが、これはチェーンを切るときと、取り付けのときに使う工具です。

いろいろなメーカーから販売されていますが、大きさがちょうど良くおすすめなのが、グランジというメーカーから販売されているチェーンカッターです。金額は税込みで2,499円、握りやすいので力も入りやすいです。

そして、【厚歯】と【薄歯】の2種類がチェーンにはあるのですが、両方に対応しています。

厚歯のチェーンは一般的な自転車やBMXなど、ギヤのない自転車で使用し、薄歯はマウンテンバイクやロードバイク、クロスバイクのようなギア付きの自転車のときに使います。

厚歯は耐久性と力の伝わり方に優れていて、薄歯はギヤチェンジ時のチェーンの捻れに対応できる柔軟性があるという特徴がありますが、カスタムすればどの種類の自転車にも薄歯を使うことができます。

チェーンカッターの他に用意するものは、交換する新しいチェーンが必要です。多くのメーカーから販売されており、厚歯と薄歯以外にロード用やマウンテンバイク用、ギアの段数によっても違ってきます。

8s 7s 6sと記載されている場合は6~8段ギアに対応しているということで、114L 116L 118Lというのはリンク数です。116Lとあればリンク数が116ということです。

チェーンを交換しよう!!①

ここでは、クロスバイクのチェーンの交換について説明していきます。

さて、チェーンカッターとチェーンの2つを揃えたら、実際に交換してみましょう。最初に行う作業は、今まで使っていたチェーンを切断する作業です。

チェーンカッターをセットしハンドルを右に交わすと、チェーンが連結しているピンに向かって棒が伸びていきます。そして、軽めに力を入れてハンドルを右に回し続けると、ピンが押し出されますので、ピンが抜けたらチェーンが取れるはずです。

次に、新しく購入したチェーンを今まで使っていたチェーンと並べて、リンク数を確認します。

古いのと新しいのを並べて、新しいチェーンのほうが2つ分長くなっていたとします。新しいチェーンが116Lであると、今まで使っていたチェーンが114Lという計算になります。この114Lというのは、どこかにメモをするなど覚えておくと、次の交換の際には比べなくても大丈夫です。

チェーンの切り方はさきほどと同じですので、長さを合わせて新しいチェーンをセットしましょう。

チェーンを交換しよう!!②

クロスバイクのチェーン交換の続きです。

チェーンを装着するわけなのですが、どうなっていたかはわかりますか。一回バラバラにしてしまうと元の状態がわからなくなってしまうケースがありますので、元の状態の写真を撮っておくといいでしょう。

実際に交換する際は繋ぐだけです。プルピンというピンを使ってチェーンの端同士を繋げばOKです。プルピンは新品のチェーンに付いてきますので、それを使ってください。

ここで使うのが、先ほど使ったチェーカッターです。チェーンカッターにチェーンとプルピンをセットし、ハンドルを回してピンを通します。

プルピンの真ん中にはくぼみがありますので、丸い細い方から入れてください。細い方を貫通させて、ペンチやチェーンカッターで折ってしまえば完了です。

きっちりハマると「カチッ」という音がしますので、これが繋がった合図です。最初のうちが連結部分の動きが悪いので、手で動かしておく良いでしょう。最後に回転や変速に異常がないかを確認すれば完了です。

クロスバイクのチェーンの洗浄方法

ここまで行って、チェーン交換が完了です。

クロスバイクのチェーンの交換方法は分かりましたが、チェーンを洗浄する方法は知っていますか。

チェーンクリーナーというものを使うと簡単に洗浄できます。チェーンクリーナーを使うときは、ホイールやフレームにチェーンの汚れをつけないように、ウエスをあてて使用しましょう。屋内で使うときには換気が必要なので、忘れないようにしてください。

チェーンを回しながら使い、浮いた汚れはウエスで拭きとってください。汚れが激しいとくには、繰り返し行うとよりキレイになります。汚れやチェーンの金属片が付くことがありますので、軍手などを使用すると手が汚れずに作業ができます。

そして、乾燥したウエスやペーパーで、クリーナーなど水分をしっかりと拭きとって乾燥させます。水気が残った状態だと、注油の際に油を弾いてしまいます。

油を弾いてしまうと、効果が充分に得られませんので、気を抜かずにしっかりと乾燥させてください。ここで手を抜いてしまうと、チェーンの油分がなくなりサビやすいチェーンになってしまいますので、必ず注油までやってください。

クロスバイクの注油方法・注油箇所

クロスバイク等の自転車にはメンテナンスが必要です。

自転車にとってのチェーンは、ギヤと同じく駆動の際の重要な役割を担っています。これらをスムーズに動作させるためには、注油は不可欠なのです。

スムーズな動作以外に、さびも防止してくれます。チェーンが汚れたときや雨に濡れたあとにはキレイに掃除して、こまめに注油を行ってください。これを行うと、チェーンの寿命も延びます。

注油は丁寧にコマとコマの間のリンク部に行い、奥まで浸透するように行うのがポイントです。チェーンを回しながらオイルを垂らすようなやり方はせず、丁寧に行いましょう。

すべてのピンに注油が終わったら、ギアを変えてオイルを行き渡らせます。普段使わないギアにも浸透させるので、全てのギアに変速させましょう。

これでチェーンのスプロケットにも行き渡りますので、最後に余計な油分を拭きとって、少し放置します。余分な油分をしっかりと拭き取らないと、ホコリが付着しやすくなってしまいますので、丁寧に拭き取りましょう。

30分ほど放置してなじませ、最後にチェーンの周りもキレイに拭いたら完成です。

メンテナンスをしっかりすることで、交換する頻度も減りますし、寿命も延びるので、定期的にメンテナンスをしましょう。

クロスバイクのメンテは小まめに行おう!!

クロスバイクやロードバイクなどのスポーツバイクは、基本的に小まめにメンテナンスして乗る自転車です。
クロスバイクで道路を走行すると、タイヤ回りを中心に汚れが発生します。
よく晴れて道路が乾いている日に走っても、チェーンを中心にホコリや汚れが付着します。
その付着したホコリや汚れをそのままにしておくと、だんだんと固着していき、動作不良や故障に繋がってしまいます。
チェーンを長持ちさせるためにも小まめにメンテナンスを行いましょう。