カンチブレーキの鳴き!解消方法とその他メンテナンス方法

シクロクロスに使われていることが多いカンチブレーキですが、調整が難しいですよね。

うっとおしい鳴きが発生したとき、どのように解消すればよいのでしょうか。

カンチブレーキのメンテナンス方法と、お役立ちグッズのご紹介もしていきます。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

自転車に乗る子供にヘルメットが必要な理由!おすすめも紹介

自転車での交通事故で不幸にも命を落としたケースの約6割が頭部の損傷であり、その内の6割がヘル...

大切な自転車、保管はどうしてる?自宅の中に入れてますか?

お気に入りの自転車を買って、お金をかけてカスタマイズして。もちろん盗難にあわないように保管も気にし...

カーボン製フレームの寿命(耐用年数)・メリット・デメリットって?

数ある自転車フレーム素材の中でも、特に高価なカーボン素材。やはり、高価なものなので、長く乗ってい...

自転車のローラー台が原因でご近所とトラブルになったら

梅雨の時期や寒い冬は自転車で外を乗りたくないと思い、ローラー台を買って家で乗ってみたら、音や振動でご...

雨の日の自転車通園ってどうしてる?対策方法や注意点とは

自転車で保育園や幼稚園へ通園しているという方は多くいらっしゃいますよね。毎日通園していると、晴れ...

警察に自転車盗難を疑われる?職務質問されるパターンは?!

街中を歩いていたら、自転車で気持ちよく走っていたら、警察官に職務質問された!なんてことはありませ...

自転車の交通事故の示談金の相場とは?知ってなるほど

小さな子供からお年寄りの方まで、様々なケースで発生する自転車の交通事故。軽い事故もあれば中には死亡...

自転車のベルが壊れた!!ベルって必要なの!?

自転車のベルって余り使用することがないと思うのですが実際はどうでしょうか?壊れたからといって放置して...

自転車のブレーキの修理、調整方法!誰が行うのかも考える

自転車を止める唯一の手段であるブレーキは、いざというときに効かなかったでは済みませんし、故障して...

ロードバイクの輪行は組み立て後のチェック!!

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。電車に自転車を積む輪行。ロードバイクで輪行する...

通学自転車は耐久性に優れたものを選ぼう!

小学校とは違い、中学校や高等学校では、自転車通学をする生徒が増えてきます。春から自転車通学をする...

自転車のブレーキシューから音が、こんな時はどうしたら?

自転車に乗っていて信号待ちで止まろうとするとブレーキの音で周りの人が振り返る。ちょっと恥ずかしい...

自転車のチェーンに規格ってある?チェーンの取り付け方法!

自転車のチェーンって、どれも同じなの?自転車によって違うの?そんな疑問を持っている方はいませんか?...

自転車のスプロケットの交換時期の見極め方!

ロードバイクや、クロスバイクのような、後ろに変速機が付いている自転車は、後輪にカセットスプロケットと...

タイヤのバルブには種類があるって知ってた?

自転車のバルブは、どれも同じではありません。また、空気入れによって対応しているバルブは違いま...

スポンサーリンク

カンチブレーキってどんなブレーキ?構造とタイプ

カンチブレーキは、古くからあるブレーキです。
昔はマウンテンバイクにも使われていたのですが、現在はシクロクロスやランドナーによく使われているくらいです。

カンチブレーキの特徴は、他のブレーキよりも調整が難しいことです。

調整は非常にシビアで、少しズレがあるだけでブレーキ鳴きが起こりますし、本来の制動力を発揮できなくなります。

そのため、シクロクロスであっても街乗りタイプであれば、Vブレーキが採用されるモデルが増えており、カンチブレーキは少なくなってきています。

カンチブレーキの部品としては、ブレーキ本体・アーチワイヤー・チドリ・ブレーキシューとなっています。

アーチワイヤーで、ブレーキワイヤーの引く力を90度曲げて、ブレーキを押さえ込む構造です。

カンチブレーキのタイプには、ボルトとナットがパッドに付属しているボルトタイプと、パッドからロッドが伸びているロッドタイプがあります。

ブレーキシューのサイズは、制動力を上昇させることを目的としたブレーキシューの長いものがあります。

それ以外の短いブレーキシューは、シマノ製であればカーボンのディープリムに対応しているので、シクロクロス競技で重宝されています。

カンチブレーキの鳴きはブレーキシューのトーイン調整で解消

カンチブレーキを使っていると、自転車の種類を問わず、ブレーキ鳴きが発生することが多いでしょう。

なぜブレーキ鳴きが発生してしまうのかというと、主な原因はブレーキシューの角度です。
ブレーキシューは、トーインになるようにセッティングしてください。

トーインというのは、ブレーキシューを上から見たときに、前のほうが狭くなっている形のことです。
つまり、上から見たときにブレーキシューがハの字になっている状態がトーインです。

トーインの「トー」とはつま先のことで、つま先を「イン」した形、すなわち、つま先を内側に入れた形だと覚えると良いでしょう。

なぜトーインにしないとブレーキ鳴きするのかというと、制動時にブレーキシューが巻き込まれるように変形してしまうからです。

ブレーキ鳴きとは、ブレーキシューが変形することで鳴っていたというわけです。

それを見越して、ブレーキシューをトーインにして、ブレーキシューの面に均一な力が掛かるようにして、ブレーキシューの変形およびブレーキ鳴きを防ぎましょう。

それから、トーインにすることでブレーキタッチが柔らかくなる傾向があるので、それは注意してください。

カンチブレーキの鳴きを解消!トーインのつけ方

カンチブレーキのブレーキ鳴きを解消するには、ブレーキシューをトーインにするのが一番です。

そこで、ブレーキシューにトーインをつけるセッティングをしていきましょう。

用意するものは
厚手の紙、もしくはビニールテープです。

ブレーキシューをトーインにするといっても、大げさにつけるわけではなくて、わずかなトーインするだけなので、厚手の紙を当ててガイドにしましょう。

それから、ブレーキシューのボルトを緩めていきましょう。

シューのボジションをズラすだけなので、外してしまう必要ありません。
シューの後ろに厚手の紙を挟んで、軽くブレーキを握ってください。

そして、ボルトを締めていきましょう。

そうすると、厚手の紙のぶんだけトーインになっているはずです。
前後にブレーキ鳴きがある場合は、合計4箇所に同様のセッティングを行いましょう。

そうしたら、実際に乗ってみてブレーキ鳴きが起こるか確認してみてください。
トーインが弱いかなと思ったら、厚手の紙を変更するか、紙を増やして調整していきましょう。

そのように試行錯誤していくうちに、上手いセッティングになると思います。

鳴きを解消するおすすめブレーキシューチューナーの比較

カンチブレーキのブレーキ鳴きを解消するためには、トーインをつけることが大切ということをお伝えしました。

トーインするのに、おすすめなブレーキチューナーが販売されています。

まずは、固定ローラーなどを生産しているTacxのブレーキチューナーです。
Tacxのブレーキチューナーの最大のメリットは、蝶ネジによってリムに固定することができることです。

慣れていないと、アーレンキーで何度もボルトを開けたり締めたりして、ブレーキシューを調整することになります。
これなら、ガイドを固定することができるので作業しやすく、そして繰り返すことなく、一定のトーインを作ることができます。

また、リムの上面から1mmの隙間を作れるところも魅力です。
1mm隙間があることで、タイヤとブレーキシューの接触を防ぐことができます。

タイヤとブレーキシューが接触してしまうと、パンクの原因になるのですが、それを簡単に防げるというわけです。

Jagwire(ジャグワイヤー)のブレーキチューナーは手を離すと落ちてしまうので、ブレーキシューで軽く挟みながら作業するようにしましょう。

そしてメリットは、Tacxのブレーキチューナーでは作業できない、ホイールにも使えることです。

Tacxのブレーキチューナーは蝶ネジで止めるわけですが、洗濯バサミのように止めるので、スポークが過密で隙間が取れないホイールには使用できません。
また、最大の開きが24mmなので、それより太いリムにも使用することができません。

しかしJagwireのブレーキチューナーなら、左右で独立しており、どのようなホイールでも装着可能となっています。

カンチブレーキのメンテナンス!片効き調整

カンチブレーキの調整は、ブレーキ鳴きだけはありません。
片効きの調整も行いましょう。

カンチブレーキの場合は、左右のブレーキシューの隙間が均等になっていないことがあります。

そのまま使っていると、片方だけ異常に削れてしまうので、均等に削れていくように隙間を調整していく必要があります。

片効きを直すには、まずはリムの振れがないか確認しましょう。
リムが振れていると、部分的に片効きになってしまいます。

ホイールを空転させてみて、リムとブレーキシューの隙間に注目してください。

隙間が変化していないでしょうか。
隙間の変化があまりに大きい場合は、リムの振れを取り除いてください。

振れ取りする場合は、コツがいるので、専門店などに依頼すると良いでしょう。

ブレーキシュー側が原因であれば、左右のブレーキアームについているネジを調整してください。
隙間が狭いほうの調整ネジを緩めて、左右の隙間を均等にしましょう。

調整ネジが片方にしか付いていない場合でも、やることは同様で、調整ネジを締めたり緩めたりして、左右の隙間を均等にするように調整してください。

カンチブレーキのメンテナンス!ブレーキシューの交換

カンチブレーキのブレーキシューには交換時期があります。

ブレーキシューが減って、溝がなくなっていたら交換してください。
もしくは、リミットラインが出てきたら交換するようにしましょう。

また、シューが磨耗していなくても、劣化している場合があるので、1年を目安に新品に交換しましょう。

ブレーキシューを交換するには、まずは取り外さないといけません。
10mmスパナと5mmのアーレンキーを使って、シューのボルトを緩めてシューを取り外してください。

そして、新しいシューに交換しましょう。
取り外すのと逆の手順、つまりボルトを締めていけば取り付けられます。

ブレーキシューの交換は慣れていないと難しいこともあるので、できれば、左右別々に行うことをおすすめします。

ブレーキシューには左右がありますし、上下もあります。

そして、左右均等な隙間になるように装着しなければなりませんし、ブレーキ鳴き対策のトーインをつける必要があります。

左右同時にブレーキシューを外してしまうと、それらの作業が2つになってしまって大変なので、1つずつ確実に交換するようにしましょう。

ブレーキの鳴きを解消するトーインのつけ方とメンテナンス

カンチブレーキの鳴きを解消するには、ブレーキシューのトーイン調整が有効な場合があります。

鳴きが出たときに、試してみてください。
ブレーキシューチューナーを使うのもおすすめです。

また、カンチブレーキのメンテナンス方法もご紹介しましたが、やや難易度が高いので、自信のない方は無理していじらずに、ショップに持ち込んで見てもらってください。