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自転車チェーンは劣化が避けられない!交換方法を知ろう

2020.3.21

自転車には多くの消耗品が使用されていますが、中でも摩耗や劣化が激しく交換頻度が高くなるのがチェーンです。

ペダルを漕ぐ力を後輪に伝える役目を担い、変速では複雑な動きを余儀なくされ、常に外にむき出しになっているわけですから、当然ながら摩耗、劣化は早くなります。

今回はそんな自転車のチェーンについて、摩耗の原因や交換時期についてお話しします。

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自転車のチェーンはなぜ交換が必要になるのか

今回は自転車チェーンの交換についてお話ししますが、まずは交換時期を見定めるためにチェーンはなぜ劣化し、どんな影響を及ぼすのかについてお伝えします。

自転車のチェーンは小さなパーツがいくつも連なって1本になっていますが、長い間乗っているとチェーンのコマを繋ぐピンの周りが削れていきすき間ができてしまいます。

そのすき間が1コマごとにできるとチェーン全体が長くなってしまうのですが、これをチェーンの「伸び」と言います。

チェーンが伸びてしまうとギアとの噛み合わせが悪くなり、変速がスムーズにいかなくなったリ異音がするようになりますし、最悪の場合はギアの歯を摩耗させ、外れやすくなってしまうこともあります。

また、チェーンは伸びてしまうと横方向の剛性が落ちて柔らかくなるため、変速に力を要するようになったり、ペダルを漕いだ力がダイレクトに伝わらずペダルが重くなることもあります。

そして、チェーンは基本的に外にむき出しになっているため、メンテナンスを怠るとすぐにサビ付きます。

サビ付いたチェーンは回転が悪くなりますので、伸びと同様に自転車の駆動に影響が出ますし、放っておくと金属がやせていき、いずれ切れてしまう可能性もあります。

そのため劣化したチェーンはなるべく早く交換しなければなりません。

自転車チェーンの交換時期は?

自転車のチェーンの交換時期ですが、一般的にはタイヤと同じくらいの寿命とされており、走行距離で3000km~5000kmと言われています。

しかし、ペダルの漕ぎ方やよく走る走路の状況、メンテナンスの頻度、保管状況などによって摩耗や劣化の具合が変わりますので、一概に言えないのが本当のところです。

また、特にスポーツサイクルなどではリアの変速段数が多くなるほどチェーンの歯が薄く華奢ですから、早く摩耗する傾向にあります。

そのため、チェーンの交換時期はその自転車に乗る人の個人的要件に掛かってくるので、正直なところ自分で判断するしかありません。

簡易的な伸びのチェックとしてはクランクの先に付属している前ギア「チェーンリング」に掛かっているチェーンを指でつまみ上げ、1cm以上浮いていたら伸びが発生しています。

そして、ギアの歯が完全に見えてしまうとチェーンの緩みの限界であり寿命が来ていますので、交換をしてください。

また、通常状態よりも何パーセント伸びが発生しているかを測る「チェーンチェッカー」という専用の器具もあり、そう高額なわけでもありませんから、頻繁にチェーンを交換する方は購入しても良いでしょう。

自転車チェーンは誰が交換する?

それではここから、自転車のチェーン交換を流れでご説明していきます。

まずチェーンを誰が交換するかについてですが、自転車屋に工賃を払ってお願いするか、自分で新しいチェーンと必要な工具を揃えて行うのかの二択です。

お店に頼む場合の費用ですが、ママチャリなどのシティサイクルは2,000円~2,500円が相場というところで、他のパーツの交換に比べると工賃は高い部類になります。

ただし、自力で行うにしても「チェーンカッター」という工具が必要になりますので、新しいチェーン代込みで上記の料金になっているのであれば、お店に頼んでしまってよいのではないでしょうか。

一方スポーツサイクルでは先ほども触れましたようにチェーンが華奢ですし、ママチャリのようにチェーンカバーは付いていませんので劣化が早い可能性があり、交換の頻度が高くなる傾向にあります。

スポーツサイクルでもチェーン交換の工賃は大体ママチャリと同じ程度ですので、頻度が多くなるとそれなりに負担が掛かることになります。

そのため、例えば1年に1回程度交換するような方は、チェーンカッターを用意して自力で交換することをおすすめします。

自転車チェーンの選び方

自転車のチェーン交換についてお話ししていますが、ここからはチェーン交換の作業方法についてお伝えします。

まず新しいチェーンですが、リアギアの段数に合わせるのが基本であり、それ以外のものでは異音がしたりや変速に不具合が生じますので、この基本だけは守ってください。

また、チェーンは小さなパーツの連なりで1本の輪になっていますが、最終的に1本の輪にするつなぎ方には2つの種類があります。

従来通りの繋ぎ方は最後にコマ同士をつなぐ部分のピンを「アンプルピン(チェーンピン)」にする方法で、これですと脱着にチェーンカッターが必要になります。

一方最後に繋ぐ部分の外側のパーツにコネクト用のリンク(ミッシングリンク)を取り付けてコマを繋ぐ方式では、手で脱着することができる製品もあります。

チェーンを完全に外して洗浄することや、チェーン交換の頻度がかなり早い方は脱着が簡単なミッシングリンクがおすすめですが、性能的な差は今のところ明確ではありませんので、従来通りのアンプルピン方式でも何ら問題はありません。

自転車チェーンの交換準備

では自転車チェーンの交換作業の方法をご説明します。

①古いチェーンのカット

ギアを前後共に一番大きい歯車に合わせ、チェーンカッターでアンプルピンを抜くか、ミッシングリンクを外します。

チェーンは「切る」という表現をしますが、実際の作業はアンプルピンを抜くか、繋がっているリンクを外すことになります。

②古いチェーンを外す

③新しいチェーンの長さを古いチェーンに合わせる

新しいチェーンはコマが多いため、古いチェーンと始点を合わせて並べてみるか、外側の八の字型のリンクの数を数えるなりしてコマ数を合わせ、余分な部分をカットします。

このカットする際ですが、アンプルピンの場合は片側の端が内側のプレート、もう片方が外側のプレートになるように、ミッシングリンクの場合は両端が内側のプレートになるようにします。

新しいチェーンの取り付け方

前項に引き続き、自転車チェーンの交換作業方法をご説明します。

④新しいチェーンを前ギア、フロントディレイラーのアーム、後ろギア、リアディレイラーの2つの小さな歯車「プーリー」に通します。

プーリーへは上の歯車は右側を通し、下の歯車には左側にチェーンを通しますので、横から見て逆Sの字になっていれば正解です。

また、ディレイラーには外れ止めのプレートが付いていますが、チェーンはその内側を通すようにしてください。

➄全ての歯車にチェーンが触れていることを確認し、チェーンを繋ぐ

アンプルピンの場合はチェーンカッターを使いますが、しっかりと真っ直ぐ差し込みゆっくりと押し込みますが、あまり押し込み過ぎても意味はありませんので、ピンが穴から2mmほど出たら止めてください。

はみ出たピンは無用なためペンチなどで折ってしまってください。

ミッシングリンクの場合は、お互いをしっかり噛み合わせることが重要なので、ある程度力を込めてカチッとはめてください。

自転車のチェーンの交換頻度は高いと心得ておく!

自転車のチェーンは摩耗や劣化が避けられず、劣化したチェーンは自転車の動きを悪くするだけでなく、他のパーツを痛めてしまうことにもなり兼ねませんので、早めの交換が必要です。

交換はママチャリの場合はお店に任せるのが賢明ですが、頻度の高いことが予測されるスポーツサイクルでは自力で行うことも視野に入れてください。

また、チェーンは日々のメンテナンスが寿命に大きく関わりますので、定期的に洗浄、注油を行うようにしてください。

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