通勤通学でクロスバイクを使用しているという方も最近は多いでしょう。キャノンデールのクロスバイク「バッドボーイ」ってご存知ですか、って知ってますよねぇ。何よりあのルックス。クロスバイクならもうこれ一択で、という方も非常に多いようです。
今回はそんな格好良すぎるクロスバイク、キャノンデールの「バッドボーイ」に焦点を当てながら、キャノンデールのあれこれを検証していきたいと思います。
キャノンデールってどんなメーカー?
キャノンデールは1971年に創業されたアメリカの自転車メーカーです。 高品質で高性能のアルミ自転車を開発・製造するメーカーとして強みを持っています。最近まで「アルミ」のイメージが強かったキャノンデールですが、カーボンフレームも販売するようになり、日本国内では値段の手ごろさやカラフルな色使いなどから人気のあるメーカーです。
多くの自転車メーカーは生産拠点を台湾や中国に移している中、キャノンデールの自転車はアメリカの自社工場で研究開発から設計、組み立てまで一貫生産されています。フレームの溶接などをロボットでなく熟練工の手作りで仕上げており、独自の社内基準を設けることによって、高レベルの品質を保持しています。フレームに「HANDMADE IN USA」と書かれています。これは、台湾製のフレームでもアメリカで組み上げたらメイドインになりますが、ハンドメイドインということは全てアメリカ自社生産ということ、なのだそうです。通称、砂時計型と呼ばれる、考え抜かれたエアロシートステイにより充分な振動吸収性能を発揮しています。このシートステイに、先細のバテッドチェーンステイと組み合わせ、垂直方向の負荷に対して強靭な剛性を確保しているのです。キャノンデールはフレームの溶接が美しく強度も高いことが、他メーカーと比べても評価の高い部分です。
キャノンデールのクロスバイク、バッドボーイって①
さて、そんな頼もしいメーカー、キャノンデールの人気クロスバイク「バッドボーイ」についてお話していきましょう。
そもそもクロスバイクというのは、マウンテンバイクの走破性の良さとロードバイクの速さの中間を狙ったジャンルです。趣味と実用を兼ねてスポーツバイクを始めるには、ちょうどいい存在と言えるでしょう。
バッドボーイの足回りは、700×28Cでロードバイクと同じホイール径でありながら、太めのタイヤを履いており、これによって快適性を高めています。タイヤパターンはスリックで走行抵抗が低く、すっきりしたルックスがとてもスタイリッシュです。上位の2機種には、ヘッドチューブ内にサスペンションシステムを備えたキャノンデール独自のシステムである、非常に軽量なヘッドショックというフレームを搭載しています。通常のサスペンションと比べると、とてもスマートです。
キャノンデールのクロスバイク、バッドボーイって②
それでは具体的なモデルを見ていきましょう。2016年モデルは「1」と「4」の2展開になっています。
バッドボーイのベーシックモデル「BAD BOY 4」マットブラックのフレーム、700×28Cのタイヤ、コンポーネントはリア9速のシマノ・アリビオで、ブレーキは機械式ディスクとなっています。振動吸収性に配慮した設計のフレームを使用。チェーンステーが扁平加工されており、路面からのショックを吸収します。
バッドボーイのトップモデル「BAD BOY 1」一切妥協無しの仕上がりです。片持ち仕様のHEADSHOK SOLO を搭載し、強烈なインパクトを放っています。外観的なインパクトを持たせるだけでなく、ホイールのすばやい上下動作によるショック吸収に優れ、スムースなライディングを可能にしています。そして油圧ディスクブレーキの豪華仕様。コンポーネントはリア内装8段のシマノ・アルフィーネです。ルックスはBAD BOYならではのマットブラック、これで「この一台に決めた」と思う人が多いのもうなずけます。
一昔前はアーバンバイク、クロスバイクの地位など確立されていませんでした。その歴史を変えたと言っても過言ではないキャノンデール「バッドボーイ」、堂々たる存在感です!
キャノンデールのクロスバイク、バッドボーイって③
以前は街中でもクロスバイクという選択肢よりもマウンテンバイクに人気が集まりました。何か他のアーバンバイクを、と言ってもマウンテンバイクのタイヤを細くしただけのようなものや、カラーも爽やかさを狙ったものが多く、中途半端なスポーティーさで、いまいちあか抜けない印象だったように思います。それならばルックスのいいマウンテンバイクを選択される方も多かったと思います。そんな時、キャノンデールバッドボーイが登場。これまでのバイクのイメージを払拭させたのです。それまでの軽快車のようなデザインとは一線を画すクールなデザインで、非常に強いインパクトを与えました。全身をマットブラックに染め上げたその強いイメージは、都市の風景にとてもマッチします。ラインナップすべてがマットブラックで、どれを選んでも、キャノンデールバッドボーイのイメージをそのままに乗れるのです。下位クラスになると見劣りしてしまうのがプロダクトデザインですが、キャノンデールバッドボーイはしっかりと住み分けがされており、コストダウンだけにならないような配慮がされているところも魅力の一つでしょう。どのモデルにも共通の良さと、コストに見合った性能が備わっているので、選び甲斐があります。
キャノンデール、他のおすすめは?
バッドボーイを熱く語ったところで、キャノンデールの他のシリーズもちょっとだけ紹介しておきます。
フィットネス志向の方にぴったりなキャノンデールQUICKシリーズです。このシリーズは非常に独特な立ち位置で、スピード系クロスバイクと軽快&安定系クロスバイクの中間といったところでしょうか。具体的に見ていきますと、クイック4はキャノンデール得意のアルミフレームでフォークがカーボンです。ギアはシマノのアルタスというギアで、品質も走行性能も良いです。ブレーキはVブレーキを採用です。走行性能がよく、軽量なアルミフレームですので、初心者の入門モデルとして、おすすめの一台です。
クイック5は6000番代の軽量で丈夫なアルミフレーム、フロントフォークもアルミです。ギアもエントリーグレードのシマノ製。フレームがしっかりしているので、後々ギアをグレードの高いものに取り替えることもできます。低価格ですので、相当コストパフォーマンスが高いクロスバイクと言えます。
クイックシリーズはペダルを踏み込んだときの反応と加速力がいいので、メリハリのある乗り方にピッタリのクロスバイクです。キビキビとした走りが得意な自転車なので、素早いストップ&ゴーを繰り返すメッセンジャーや週末ロングライドを楽しむのに最適なクロスバイクと言えます。
まとめ、キャノンデールのクロスバイク、バッドボーイは格好良い!
最後に脇道にもそれましたが、キャノンデールのバッドボーイはとても評判の良いクロスバイクです。乗っている人の声などを見てみると、ルックスの評価が高く目立ちますが、もちろん本格的なその性能の良さも多く挙げられています。街乗りのクロスバイク、お悩みでしたら是非、バッドボーイを!