ロードバイクの最高スピードは、プロだとどれぐらい?

今回はロードバイクのスピードについてお話しようと思います。

最近、マンガ・アニメでも題材として多く扱われているロードバイク。
人間の力だけで走る乗り物ですが、やっぱり最高スピードは気になりますよね。

そこで今回は、レジャーやスポーツとして楽しむロードバイクのスピードと、ツール・ド・フランスなどを疾走するプロのスピードについて、語ってみようかと思います。

ロードバイクは、ある程度のスピードが出る乗り物

まずは、プロではない、レジャーやスポーツとしてロードバイクを楽しんでいる人のスピードについてですが、正直言って千差万別です。

近頃は、ロードバイクが流行してきて、世間的にも認知度が上がってきていることもあり、全国津々浦々でロードレースが開催されています。

そのロードレースに向けて、張り切ってトレーニングを積んでいるアマチュア(要するに、お金をもらってレースをしていない人たち)の方々もいらっしゃいます。

なので、アマチュアの人だから遅い、プロなら速いと、単純に割り切れるわけでもないです。

実際、表舞台には出ないけれど、すごいアマチュアの人も沢山います。

ただ、ロードバイクそのものは、走るために必要なもの以外は、すべて取り除かれた自転車です。
走るために、必要な装備のみに洗練されて、軽量化もされています。

そのため、乗り始めた人でも、ある程度のスピードが出ます。

ロードバイク乗っているけど、どれぐらいのスピードが出てるの?

レジャーやスポーツ、健康維持のためにロードバイクに乗っている人も多いと思います。

ロードバイク専門店でも、いろいろな種類のサイクルコンピューターを取り扱っていて、値段もピンキリです。

ロードバイクを購入するときに、最初からサイクルコンピューターを購入する人もいると思いますが、使用していない人だって、当然いると思います。

サイクルコンピューターがないと、スピードが測れないかと言えば、そんなことはなく、移動距離と移動時間が分かればスピードは計算で出ますよね。

ただ、この「スピード」は平均スピードですから、残念ながら、最高スピードを知る手段にはならないです。

一般論にはなってしまいますが、ロードバイクはだいたい20km/h〜25km/hのスピードが出る乗り物です。

ロードバイクに乗り始めたばかりの人でも、サイクリングコースであれば、20km/hぐらいのスピードは意外と簡単に出すことができます。

プロともなれば、30km/h以上のスピードで走行します。
生でその走りを見ると、圧巻です。

最高スピードを知るなら、やはりサイクルコンピュータ

先ほどもお話ししましたが、スピードは道具がなくても知ることはできます。
しかし、最高スピードとなると、やっぱり道具が必要なのも事実です。

ロードバイク用のサイクルコンピューターは、いろいろな種類のものが販売されていますが、大別すると「GPS信号を使ったもの」と「車輪径と回転数から計算するもの」の2種類です。

最近ではロードバイクに取り付ける必要のない、スマートフォンアプリのサイクルコンピューターもあります。
スマートフォンアプリの場合、GPS信号を受信し続けるので、バッテリーの消耗が激しいですが。

ロードバイクに取り付けるオーソドックスなサイクルコンピューターでも、種類は様々です。

車輪の回転数を計測するためには、サイクルコンピューターと接続している必要がありますが、この接続方法が有線式のものと無線式のものがあります。

また、主として回転数を計測するけれど、GPS信号も同時に受信して補正してくれる機能を搭載したサイクルコンピューターもあります。

多機能になればなるほど、お値段も上がっていきます。
エントリーモデルで4,000円程度から、高級モデルでは50,000円越えなんて商品もあります。

サイクルコンピューターのメリットは、単純にスピードを計測するだけではありません。

積算距離も記録でき、最近のものはインターネットを使って、自分の計測データを後からWebサイトで確認できるものも多く出回っていますから、ロードバイクのメンテナンス目安にも便利です。

また、ロードバイクのプロともなると、自身のタイムを把握して、改善していく努力をします。

そのため、サイクルコンピューターを使用している人も数多くいます。

タイムを縮めたい人は、サイクルコンピューターを使ってみると、今までに気付かなかったことに気付けるかもしれませんね。

プロの最高スピードはどれぐらいなの?

ロードレースに出走しているプロの出すスピードは、70km/hぐらいだと言われています。

この速度は、ゴールまでの競り合っているときに出ているスピードだと言われています。

このせめぎ合いのなかで全力で走行し、身体がぶつかることもありますし、落車の危険性があるというのに、漕ぐ力を緩めないというのは、精神力がとても強いということですね。

プロの選手の話になりますが、公道でロードバイクの練習中、あまりにも速すぎたために、オービス(自動車の速度取締装置)に検知されて警察に注意されたことが、あったとかなかったとかの噂があるそうです。

そのときのスピードは90km/hを超えてた、なんて話を聞いたことがあります。

もちろん、下り坂でプロの選手なら出ると思いますが、自動車のオービスに検知されるなんて、凄すぎますね。

ロードバイクのプロにも得意不得意がある

プロの競輪選手は、基本的にトラックを走ります。

そうはいっても、レース距離をすべて全力で走るわけではありませんが、競輪競技は短距離走です。
しかもトラックなので、ロードレースと比較すれば、高低差はそんなにありません。

バンクを登ったり降りたりといった、駆け引きはしますが。

ロードバイクのプロであるロードレーサーは公道を走りますから、平坦路だけでなく、様々な地形との戦いでもあります。

ロードレースはチーム戦ですから、チームの中で上り坂が得意な「クライマー」、平坦路が得意な「スプリンター」、ペース維持が得意な「ペースメーカー」、ゴール前の最後に競り合う「エース」と役割があります。

エースは役割っていうよりも、その名の通りエースです。

70km/hというスピードは、エースがゴール前の最後に競り合うときに出すスピードと言われています。

何百キロもの高低差のあるコースを走った後で、最後の力を振り絞って出すスピードですが、それにしても速いですよね。

プロとは違うアマチュアの最高スピードは?

アマチュアと言っても、それこそロードバイクに乗ることを職業としていない人が、すべてアマチュアですから、範囲が広すぎて分かんないですよね。

日本のインターハイ(全国高等学校総合体育大会)でもロードレースはありますが、プロ顔負けの選手たちも多く出場しています。

プロと同等か、それ以上の最高スピードを出す選手もいると思います。
それぐらい、迫力があります。

インターハイは毎年開催地が変わりますが、地元で開催される年があれば、観戦してみてはいかがでしょうか。
「人間がこんなに速く自転車を走らせられるの!!!」と驚がくすること、間違いなしです。

まとめ 最高スピードへの挑戦は、とにかく安全な場所で

今回は、ロードバイクに乗るプロの最高スピードについて、お話ししました。

人にもよるとは思いますが、やはり最高スピードを出す、更新するというのは自分への挑戦もあり、ワクワクしますよね。

とはいえ、趣味でロードバイクに乗っている程度の私でさえ、最高スピードを出そうと、目一杯に漕ぐと40km/h前後のスピードが出ます。

生身の体が移動する速度としては、危険な速度です。

最高スピードに挑戦するときは、見晴らしの良い場所で、挑戦してみてください。

見晴らしの良い場所でわかりやすいのが、サイクリングコースの直線だと思います。
自分はもちろん、周りの安全に注意して、挑戦しましょう。