自動車メーカーとして有名なハマーですが、実は自転車の製作・販売も行っているのです。
ハマーの自転車と言えば、黄色の折り畳み自転車が代表的ですが、評判はどうなのでしょうか。
また、気になるその他の主要メーカーの評判もまとめてみました。
自転車メーカーでもあるハマーの歴史Part1
モンタギュー社との共同開発による折り畳み自転車が評判を呼んだ「ハマー」は、本来は自動車のメーカーです。
ハマーにとって欠かせないものは「ハンヴィー」と呼ばれる軍用車両でしょう。
ジープを軍隊で扱えるように武装したものを、まとめてこう呼びますが、改良を重ねていくうちにオフロードの軍用車となり、最終的には市販化されるまでに至ったのです。
その後、アメリカのゼネラルモータースが「ハマー」の名前を貰い、1992年には、一般に向けたブランドとして広まるようになりました。
そんなハマーの代表格とも言える車が「ハマーH1」です。
ハンヴィーを基準として、乗用車となるように様々なアレンジが加えられました。
しかし、基本的な造りは、ハンヴィーと変わりません。
軍用車とほぼ同じ見た目と性能が、人々の注目を集め、マニアックな人達を中心にヒットしました。
また、軍用や災害用として使われるうち、各国にもその名が知られるようになり、ハマーはあっという間に有名ブランドとなったのです。
もうひとつは「ハマーH2」です。
このような名称ですが、後継機というわけではありません。
サイズや開発ベースとなったモデルは異なりますが、乗り始めたばかりの人にもハマーの魅力が味わいやすいと言われています。
H2をさらに小型化したものが「ハマーH3」です。
値段も多少抑え込みました。
これら3種の車は、市場で高い評価を受け、大勢の人に親しまれていきました。
自転車メーカーでもあるハマーの歴史Part2
自転車メーカーとしての顔も持っている「ハマー」は、評判の良い製品を開発して、多くの人の支持を集めていました。
しかし、母体であるゼネラルモータースがリーマンショックなどの余波を受けてしまい、経営破綻を起こしたことで、ブランドを存続させることが不可能となってしまったのです。
こうして2010年には、ハマーは廃止となりました。
現在、ゼネラルモータースは何とか立て直すことが出来ており、いくつかの自動車のブランドを展開するまでになりました。
ですが、ハマーは未だに復活の兆しを見せません。
それでも人気が衰えることはなく、日本の市場でも高評価を得ています。
それどころか、ブランドが失われたことでプレミアが付いてしまい、中古車としてはかなりの高値がついています。
ハマーのファンによるイベントなども開催され、根強い人気を誇っています。
歴史こそ短かったハマーですが、インパクトは絶大だったようで、今でも愛用している人はたくさん存在しています。
恐らく、アメ車の代表格という立場が揺らぐことは、この先もないのではないでしょうか。
ハマーが再び商品開発をするといった様子は、今のところありません。
しかしいつかまた復帰して、新しい自動車や自転車を生み出してくれることを期待しましょう。
ハマーの折り畳み自転車の評判は?
評判の良い自動車を生み出してきたブランド「ハマー」は、折り畳み自転車も開発しています。
イエローかグリーンのどちらかとブラックを合わせたツートンカラーを中心に、他社とは異なる造りのフレームを使っており、いかにもアメ車をイメージさせます。
折り畳むと正方形になるので持ち運びもしやすく、種類によっては、町中でも気軽に乗ることが出来ます。
最近は、お洒落なデザインの折り畳み自転車が増えているため、使用する人も多いようです。
何と言っても、持ち歩きやすいというのは、大きなメリットでしょう。
電車などで目的地まで移動したら、後は自転車に乗りたいと思った時に役立ちます。
組み立てるのに工具も必要なく、誰でも出来るというのは有り難いですよね。
折り畳み自転車には、
・町中をメインに走行するタイプ
・軽くすることに重点を置いたタイプ
・スポーツタイプ
・ギアの切り替えが可能なタイプ
・電動タイプ
と、いろんな種類があります。
畳み方もそれぞれ異なるようです。
折り畳み自転車を開発している有名なメーカーと言えば「ブリヂストン」や「パナソニック」といった日本のメーカーが思い浮かびますが、海外にも「ダホン」というメーカーがよく知られています。
上述した「ハマー」を始め、「ジャガー」や「ルノー」といった外車のブランドも折り畳み自転車を手掛けています。
ハマー以外の評判が良いメーカー①
自動車や自転車のメーカーは「ハマー」が有名ですが、この他にも評判の良いメーカーやブランドは多数存在します。
そのうちのひとつが「ピナレロ」です。
ロードバイクを愛用している人なら、誰でも聞いたことがあるというブランド名で、かつてプロのレーサーとして活躍していた『ジョバンニ・ピナレロ』が創業したブランドでもあります。
レーサーとしての繋がりから立ち上げたピナレロは、7年ほどでプロのチームに機材を提供するほどの技術と実力を身に付けています。
15年後には、三大レースと言われるうちのひとつである「ジロ・デ・イタリア」で、ピナレロの製品を使った選手が見事トップに君臨しました。
現在は、三大レースでそれぞれ優勝を取り、オリンピックでは金メダルを獲得しています。
ピナレロが優れているのは、性能だけではありません。
波打つようなフロントフォークは芸術品のような美しさで、独特の雰囲気を醸し出しています。
性能に関しては剛性が高めですが、乗り心地はしなやかで、不快感を覚えることはありません。
快適な走行を楽しむことが出来ます。
ハマー以外の評判が良いメーカー②
アメ車を連想させるデザインの折り畳み自転車で有名な「ハマー」に負けず、「フェルト」というメーカーも、自転車業界では評判が良いです。
フェルトは、ロードバイクをメインとする中堅のブランドです。
創業者は、かつてトライアスロンのアスリートだったため、その経験からダイナミックな動きをするバイクの開発に尽力し、レースにおけるロードバイクのブームの火付け役となりました。
なお、最初に作られたフレームは、シクロクロスとトライアスロンの世界チャンピオンを生み出すという快挙を成し遂げています。
最近は、トップチームへ機材の提供をしており、世界三大レースと言われるレースに挑むチームのサポーターとして知られるようになりました。
フレームの素材は、アルミを中心としていますが、2006年辺りからは、カーボンを押し出しています。
フェルトの売りと言えばロードバイクですが、シクロクロスも負けてはいません。
高い機動力と太いタイヤを備えているため、どんな環境や悪路でも物ともせず、坂や障害物を難なく乗り越え、コーナーを曲がった直後もすぐに加速出来るという至れり尽くせりな性能を持っています。
試行錯誤を繰り返したおかげで、耐久性とねじれ剛性に優れ、悪路でも軽々と通り抜けられる機能を秘めながら、車体も軽いという理想とされるカーボンフレームを作り上げることが出来ました。
その中でも「FXシリーズ」は、素材に関係なく、あらゆる条件を満たしています。
主要メーカーの気になる評判
ハマーなど、自転車の有名メーカーは世界各国に存在しており、そのどれもが評判を呼んでいます。
今回はそれらについてお教えしたいと思います。
・シーポ
日本に存在するトライアスロン専用自転車のみを扱っているメーカーです。
一定の速度を出し続けられるように工夫を凝らし、快適な走行が出来るように剛性と軽さのバランスも上手く調整しています。
・ルック
フランスでは老舗の部類に入ります。
初めてビンディングペダルやカーボンフレームを生み出したメーカーで、ツール・ド・フランスやオリンピックなどでも輝かしい実績をあげています。
使いやすさでは高評価を得ていますが、数が少なく値段が高いところが難点と言えるでしょう。
・リドレー
自転車が国技となっているベルギーのブランドです。
お洒落なトリコロールカラーが特徴で、きっかけとなった塗装の技術をフレーム製作に組み込みました。
悪路にも耐えうる頑丈さと軽さが売りで、実践に向いています。
・トレック
アメリカでは、最大手とも言えるブランドです。
ヒルクライムに使うモデルの中では最も車体が軽く、しかし剛性は高いので、少しの力で長い距離を走ることが出来ます。
コストパフォーマンスが良いのも嬉しいですね。
サイズなどのバリエーションも豊富なので、初心者の人はまずここから手を付けてみるのはいかがでしょうか。
多くのメーカー、多くの自転車
ハマーの自転車の評判や、その他の主要メーカーの自転車の評判をまとめてみました。
もちろん、今回挙げきれなかったメーカーもたくさんあります。
メーカーがたくさんあるように、自転車の選択肢もたくさんあります。
自転車を買う際には、いろいろな情報を吟味し、お気に入りの一台を見つけたいですね。