メリダはジャイアントに次ぐ、台湾の自転車メーカーです。
OEMで高い技術力を身に着け、品質の高さとコストパフォーマンスの良さを両立させています。
メリダのロードバイクから、特にコスパの良いride80をご紹介します!
メリダのride80はお買い得?
メリダは、台湾の有名自転車メーカーです。
メリダのロードバイクには、【scultura(スクルトゥーラ)】【reacto(リアクト)】【ride(ライド)】の3種類があり、それぞれが用途によって分かれています。
スクルトゥーラは、レースからロングライドまで適応したオールラウンドタイプです。
リアクトは、ヒルクライムなど1人で走る用に開発されたタイプです。
ライドは、ツーリングなどのロングライドに特化したタイプです。
ちょっと特殊な仕様のリアクトは別として、スクルトゥーラとライドは種類も多く、値段の幅も広いです。
ちなみに値段は、例えばライドの最低価格モデルである「ride80」で83,900円(メーカー希望価格)、スクルトゥーラの最低価格は「scultura100」で93,900円となっています。
また、この2つはコンポーネントにシマノ・クラリスを採用しているので、値段も含め、どちらも完全な初心者向けのエントリーモデルと言って良いでしょう。
価格が1万円程度違うのは、フレームに使っている材質の差なので、性能にそこまで大きな違いはありません。
速さを求めるならride80よりスクルトゥーラ
先ほど初心者向けのエントリーモデルいう話をしましたが、ride80にしてもscultura100にしても、コストパフォーマンスはとても良いものです。
その理由としては、10万円を切る価格でシマノのコンポが搭載されていたり、フロントフォークがカーボン製だったりするところです。
この2台を比べた場合、やはりメリダシリーズのコンセプトを踏襲しているので、スピードを求めるならスクルトゥーラですし、安定感を求めるならライドということになります。
スクルトゥーラは、フレームが上位モデルにも使われているものなので、軽くて丈夫です。
一方、ライドも軽量のアルミフレームではありますが、スクルトゥーラに比べると少しゴツくて、スピードは若干の物足りなさを感じます。
このどちらかのロードバイクを購入しようと考えている人は、カスタマイズ費用のことまで考えてからにしましょう。
クラリスが搭載されているロードバイクはリアが8速です。
そして、リア11速のコンポは、上位グレードの105以上です。
ロードバイクにハマって、11速のコンポに換えようと思ったとき、11速に対応したホイールに換える必要が出てきます。
その交換費用は、10万円ほどみておく必要があります。
メリダのride80はこんな人におすすめ
さて、メリダのロードバイクの中で最も低価格のride80ですが、とにかくまずロードバイクに乗ってみたいという人には、おすすめです。
ride80は、比較的柔らかめのアルミフレームを採用しているため、乗り心地が良いです。
また、エントリーモデルながらカーボンフォークを使用しているので、ハンドルの操作性が優れています。
最初からスピードや変速の精度を求める人は、正直、物足りないと感じるでしょう。
しかし、仲間と楽しくツーリングがしたい人や通勤・通学に使用するのであれば、十分すぎるほどの性能です。
また、先ほどもお話しましたが、カスタマイズには費用がかかるので、カスタマイズは考えないほうが良いです。
とりあえず、この1台を乗りつぶしてから、次に買うときに上位モデルにステップアップするという考え方で、購入したほうが良いです。
最初から同じものを長く乗りたいというのであれば、あと5万円くらい出して、同じメリダの「scultura400」辺りを買うと良いでしょう。
コンポにリア11速のシマノ・105を搭載しているので、細かな部品も販売しており、メンテナンスやカスタマイズも少ない費用で可能です。
長い目で見れば、結局はお得だったということになるかもしれません。
メリダのスクルトゥーラとリアクトのおすすめモデル
ここまではメリダ・ライドシリーズのride80を中心にご紹介してきましたが、次はスクルトゥーラとリアクトのおすすめモデルをご紹介します。
【scultura400】
参考価格:139,900円
本格的なロードレースの大会などに出場しようと、考えている人におすすめな1台です。
上位モデルと同じ、スクルトゥーラ独自のアルミフレームにリア11速のシマノ・105を搭載しています。
ツーリングにも使用できる耐久性を持ったモデルです。
性能面で上位モデルに何ら劣るところは無く、コストパフォーマンスがとても高いです。
【reacto400】
参考価格:159,900円
リアクトシリーズのなかでは最低価格のグレードで、フレームはアルミで造られています。
コンポは105を採用しており、快適に走ることができます。
空気抵抗を減らす工夫が随所に施されているので、巡航性能が良く、坂道も攻略しやすくなっています。
初心者でも乗ることができるので、エアロロードを体感してみたいという人に、特におすすめです。
メリダのride80フレームがモデルチェンジ
さて、ご紹介してきましたメリダのride80ですが、2017年モデルからフルモデルチェンジされました。
ライドシリーズは80だけ別のフレームを採用してきましたが、今回は中級グレードと同じフレーム形状に変更されました。
唯一の違いはワイヤーを外出ししていることですが、大した問題ではなく、フレームがフルモデルチェンジされて、グレードアップしたことが最も重要です。
衝撃吸収性は、この2017年モデルから、さらに向上したと思っていいでしょう。
そして、何と言っても嬉しいのが、全車共通でシマノ製ブレーキ搭載となったことです。
低価格なロードバイクは無名なメーカーのブレーキが多く、どうしても性能が落ちるので、ブレーキに対する評価は厳しいものでした。
その点からも、今回のモデルチェンジにより、シマノ製のブレーキになったことは、大変な朗報なのです。
この80は、コンポに揃えて、クラリスのキャリパーブレーキが着くようになったので、性能は明らかに向上しました。
2017年モデルのride80はオススメ!
上記のように、大幅な進化を遂げたメリダ・ride80です。
クロスバイクの値段に、少しだけ上乗せされた価格設定になっている上に、シマノ製ブレーキの搭載により、よりコストパフォーマンスが高くなりました。
前モデルからの継続使用となった、カーボンフォークや2×8速のシマノ・クラリスコンポーネントで、信頼性は変わりません。
変わらず長距離ライド向けではありますが、軽めのギヤ比を設けており、ヒルクライムにも使用可能です。
そして、重量は10kg以下と、10万円台のものと遜色のない性能をもっています。
フレームサイズが5つあるので、より自分の身長に適したサイズのものを選ぶことができます。
最低は155cmからで、最高は185cmとなっています。
カラーはグリーン・レッド・ホワイトの3色から選ぶことができます。
フレームとコンポの性能が、値段以上の性能を発揮してくれるでしょう。
ロードバイクに乗ってみたいと思ったらメリダ
メリダにはエントリークラスから上位クラスまで、さまざまな自転車がありますが、エントリークラスだから性能が低い、ということはメリダではありえません。
どれも効率的な設計がされており、個性のある自転車になっています。
初めてだけど、ロードバイクに乗ってみたい!と思った方は、メリダを検討してみてはいかがですか?