ロードバイクを趣味で始めたい!
でも、王道のシマノはさまざまなグレードがあって、どれを選んだらいいかわからない…
そんな人には、クラリスがおすすめです!
また、ロードバイクのグレードアップを考えている方にも役に立つ、シマノの各グレードの評価解説をしていきます!
シマノのクラリスって何?どんな評価をされているの?
だいたいの人は、自転車を購入する際は、フレーム・ホイール・タイヤ・コンポが全て取り付けられた状態で購入することが多いでしょう。
しかし、コンポはシマノ・カンパニョーロ・スラムなどの自転車パーツ会社が作っています。
ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなどのスポーツ自転車は、フレーム+コンポ+ホイール+タイヤ+サドル、ハンドルなどで、ひとつの自転車になりますが、その中でも重要視されるのがコンポです。
高評価で有名メーカー・シマノのロードバイク用コンポーネントは下位から、クラリス・ソラ・ティアグラ・105・アルテグラ・デュラエースというグレードに分けられています。
その中のクラリスは、2013年に新しく設定された入門グレードの一種です。
他のグレードと比べると、圧倒的に安価で、エントリーグレードのロードバイクに採用されていることが多いです。
このグレードの特徴は、初心者ライダーにとても優しい設計と評価されていることです。
例えば、シフトレバー上部にインジケーターが付いており、現在何速に入っているのかわかりやすくなっています。
ほかにも、パーツ全体が比較的安価なため、維持にもあまり費用がかからないという点が挙げられます。
シマノのクラリスの上位グレードは何?ブレーキの評価は?
先述したシマノ・クラリスの1つ上のグレードがソラです。
●クラリスとソラのブレーキの評価は?
クラリスとソラのブレーキについては、ロードバイクような高速で走れる自転車では、危ないことがあります。
効きが悪いというウワサが絶えませんが、それだけ危ない目に遭っている人がいるのは確かです。
最近のグレードでは、多少改善されてきてはいますが、上位グレードと比べると、ブレーキに関しての性能差はまったく違うでしょう。
なので、クラリスとソラに関しては、ブレーキをグレードの高いものへと交換することを強くおすすめします。
ブレーキキャリパーごと交換できると良いですが、上位グレードになると費用がかさむので、ブレーキシューだけでも大丈夫です。
シマノのグレードでいえば、105以上がおすすめです。
ロードバイクでは、パーツのグレードアップはだいたいの人が行なうことですが、レースに出たりしない人ならしなくても大丈夫です。
しかし、ブレーキは命に関わる部分なので、ブレーキシューだけでも良いので交換しましょう。
上位になるにつれ評価が上がるものは?
先ほどご紹介したクラリスよりも、2つ上のグレードにあるのがティアグラです。
上位グレードですが、ほとんどクラリスとソラと違いはないでしょう。
シマノは、ティアグラより上位のグレードから、顕著に違いが出てくるので、上位にいくほど性能の評価が上がってくるものをご紹介します。
●変速段階
ソラは9速ですが、ティアグラは10速となります。
変速段階は、数値で表されているので、コンポの差は変速の違いと思っている初心者も多いかもしれませんが、実際はフロント変速もまったく違います。
●クランクの剛性
クランクは、とても重要な部分です。
脚力があるライダーは、下位グレードだと少し頼りない印象があり、上位グレードであれば、しっかりとした印象を受けるでしょう。
●変速レバーのタッチ
変速レバーのタッチ感も、やはり上位グレードとの違いが出ます。
また、操作性も上位グレードの方が良いでしょう。
●寿命
上位グレードになるにつれ、性能だけでなく寿命も長くなります。
メンテナンスをしっかりとすることで、元の性能に近い状態まで回復するといわれています。
メンテナンスの頻度により違いますが、オーバーホールをすればティアグラ・ソラ・クラリスでも1~2万キロはトラブルなく走れるでしょう。
シマノのクラリスの3つ上位グレード、105はどんな評価をされている?
先ほどご紹介した、シマノのクラリス・ソラ・ティアグラはロードバイク初心者向けのグレードです。
ティアグラの1つ上位グレードの105は、中級者向けといえるでしょう。
●105以上は、レース対応グレード
105からはレース対応のグレードとなっています。
レース対応と言っていますが、もちろんクラリスやソラよりも快適にサイクリングを楽しむこともできます。
105から11速に対応しているため、上位グレードのパーツと互換性があります。
11速は、ライダーの中では当たり前といってもいいくらいなので、コンポを交換するのにティアグラと迷っている人は、出費は増えてしまいますが、105への交換をおすすめします。
変速段階は、多ければ多いほど、その場面に適切なギアを選べますので有利ということになります。
●105を買うときは、後輪ホイールを11速対応のものにしよう
11速化するにあたって、105でほとんど揃いますが、後輪ホイールだけは11速対応のものにしておきましょう。
なぜかというと、スプロケットの枚数が増えることで高さが増すので、今までのフリーボディでは対応できなくなってしまうからです。
●どんな手の大きさでも扱いやすいSTIレバー
105のブラケット部分のSTIレバーは、とてもコンパクトになっています。
なので、手の小さい人でも握りやすく、ブレーキコントロールもしやすいと評価されています。
シマノの上位グレード・アルテグラの評価
ロードバイクにはまった人で、クラリスからアルテグラにするという人も、多いのではないでしょうか。
105の1つ上のグレードで、シマノのコンポでも人気の高いグレードです。
そんなアルテグラは、どんな評価をされているのでしょうか。
今回は、わかりやすいように105と比べて解説していきます。
●ブレーキの評価
アルテグラは、105と比べるとレバータッチがいいです。
また、スピードコントロールと制動力も105と比べ、評価が良くなっています。
これらは、実際に乗った人のだいたいが実感できるでしょう。
例えば、下り坂を走ったときのブレーキングなど、アルテグラのブレーキの方が安心感があります。
●変速性能の評価
アルテグラのフロント変速については、軽さが目立つでしょう。
フロント変速は、ディレイラーの変速幅が広いため、性能の差が感じやすいです。
しかし、フロント変速に大きく影響してくるのはクランクとSTIなので、ディレイラー自体の性能の差はそこまでないといってもいいでしょう。
●リア変速の評価
リアの変速は、105とアルテグラの差は、ほとんどありません。
もちろん、アルテグラの方が軽いというライダーもいるかもしれませんが、105も十分軽いです。
●電動コンポ搭載
アルテグラは、電動コンポのDi2というシステムが用意されています。
シマノの最高グレード、デュラエースの評価は?
シマノのクラリスより5つ上位グレードが、最上位グレード・デュラエースです。
デュラエースは、最上級グレードというだけあり、最高の品質と評価されています。
他メーカーの最上位グレードと同等の性能を持ちながら、価格は圧倒的に安く済むのがデュラエースです。
そんなデュラエースの評価をみてきましょう。
●シフトストロークがすごい
デュラエースに初めて乗ったライダーが驚くのが、シフトストロークの短さです。
もちろん良い意味でです。
シフトダウン時のストロークの深さは、アルテグラよりも30%減。
シフトアップに要する力は、47%減。
●ワイヤーを使わないので経年劣化しない
Di2では、モーターを使用してディレイラーの位置を変更しているので、ワイヤーを利用しません。
なので、シビアな変速性能を調整するのに、特別な技術は必要ありません。
●ギアが記録される
本格的なライダーは、サイクルコンピューターを使用していますよね。
そのログにギアの情報を残すことが可能です。
ヒルクライムなどをしたときにログを見れば、どのギアを一番使っていたのかなどをチェックすることができます。
自分に合ったシマノのグレードを選ぼう!
今回は、クラリスからデュラエースまで、シマノの各グレードについて詳しくご紹介しましたが、役に立つ情報はありましたか?
クラリスは、シマノの中では最下位グレードとなっていますが、とても性能は十分なものです。
初心者の人は、まずはクラリスから始めてみてはいかがでしょうか?