自転車のタイヤは太い方が滑らない?

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。

自転車のタイヤは太い方が滑らないの?
という疑問って昔からありますよね。

細いロードバイクのタイヤは、すぐに滑って飛んでいきそうですもんね。
でも、実際はどうでしょう?

今回は、そんな質問について考えてみようと思います。

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ママチャリの太いタイヤよりロードバイクのほうが滑らない?

単刀直入、身もふたもなくスッパリお答えしますと。
値段の高いロードバイクと1万円のママチャリ。

この2台が同じ速度、同じラインでカーブに突っ込んでいくと、ママチャリのほうが先に滑って飛んでいきます。
ママチャリのほうが、太いタイヤで安定感がありそうですが、間違いないです。

実際には、1万円のママチャリでは、ブレーキやら何やらすべての意味において、高級ロードバイクと同じラインどりでコーナーに入っていくことは、ほぼ不可能なんですが。

「嘘付け!絶対ロードバイクのタイヤのほうが滑るよ!!」
そう思いますよね。

でも、考えてみてください。
ママチャリって、そもそもに高速で走るように造っていませんし、当然、高速でカーブを曲がることなど考えて造っていません。

それに対して、ロードバイクは高速でカーブを曲がることも考えて造っています。
特にレース向けのタイヤの場合、雨の中、峠を下っていくことだって想定して作っています。

ロードバイクのタイヤは、コーナリング性能も考えて作ってるんです。

ロードバイクと同じ予算で太いタイヤを作ったら

「じゃあ、同じ予算で、同じ材質で作ったらどうなの?」
それは恐らくですが、太いタイヤの方が滑りません。

恐らくと言うのは、そういうタイヤは基本的にないから、実際に比較できないです。

レーシングタイヤというのと、街乗り用のタイヤというのは、全く違います。

太いレーシングタイヤというのは存在しません。
重量的に不利になりますし、舗装路でのレース用の自転車やロードバイクには、そこまで太いタイヤを付けられる車種は恐らくありません。

昨今、流行りのシクロクロスやグラベルロードなら装着可能ですが、どちらも未舗装を前提としている車種ですので、舗装路を速く走るためだけを考えた太いタイヤというのは存在しないんですね。

舗装路用の太いタイヤというのもいくらかありますが、バリバリで速く走ることを目的として作っているものは非常に少ないです。

ある程度以上速くしようと思うと、いくらか細くします。

逆に安い細いタイヤは?

それでは、太いタイヤとは逆に、細いタイヤで安いものはどうかと言えば、あれは本当によく滑ります(笑)
雨の日だったら、白線でさえ滑ることがあります。

加速で強く踏み込むだけでも、タイヤが空転することがあります。
ただ、晴れた日にはカーブで車体を倒すなどの無茶さえしなければ、一応は滑らず問題なく走れるというのも事実です。

安い割にはグリップも良いタイヤというのもありますが、あくまで「安い割には」という範囲です。

そういう滑る安いタイヤは、だいたい溝を切っています。
これ見よがしに「滑りませんよ」という雰囲気が漂います。

自転車のタイヤの溝については諸説ありますが、あの程度の細さのタイヤの場合、溝を切ることで得られるグリップより、接地面が減って失われるグリップの方が大きいと言われることが多いです。

マウンテンバイクのような自転車は?

それでは、マウンテンバイクのような、元々太いタイヤが入っている自転車と比べるとどうでしょうか。

確かに、マウンテンバイクのタイヤは滑りません。
しっかりグリップしてくれます。

ただ、やはりロードバイクとは違う目的で作っているので、峠の下りを曲がるという話になると、専門のロードバイクの方が強いかもしれません。
試してないので、推測に過ぎませんが。

問題として、マウンテンバイクの太いタイヤは未舗装路を走るために作っています。
ちょっとイメージしてみると、分かりやすいですが。

裸足で土の上を走るのと、アスファルトの上を走るのだったら、どっちを選びますか?

多くの人が、土の上を走ることを選ぶんじゃないでしょうか。
アスファルトは硬くて、足の裏が痛いと思います。
(土の上に石が落ちてるかもしれないとかは考えないとします)

そう、登山靴なんかでよく言われるのですが、未舗装用の靴でアスファルトを歩くと、すごく靴の裏が減ってしまうんです。
大根おろしのようなイメージで良いと思います。

未舗装用のタイヤで舗装路を走るのも同じことで、タイヤの減りが非常に早いです。

それでも、マウンテンバイク用のタイヤの場合、元々が太いですし、ブロックタイヤなのでゴムも分厚いですから、何だかんだでロードのタイヤよりは長持ちするという人もいます。

ただ、同じように走れるわけじゃないので、比較できる問題でもないのですが。

自転車にとって良いタイヤとは?

自転車にとって良いタイヤとは何でしょう?

これは使用目的によって変わるんです。
もしも、ママチャリ用にレーシングタイヤと同じような、グリップの良い太いタイヤが存在したらどうでしょう?

多分、いっぱいクレームがきます。
「あんたのところで買った自転車、すぐにタイヤが減っちゃうんだけど?!」

その上、交換しようとしたら、
「工賃合わせて片側7,000円です」

なんて言われた日には、ママさんたちは怒り心頭間違いありませんね。

マウンテンバイク用の少し細めのスリックタイヤ(凸凹のついていないタイヤ)でも、ほぼ同じことが言えるでしょう。

バリバリ速いというのを目指しているなら、最初からロードバイクを買うわけです。
普段使いのためにスリックにするというわけですから、レーシングタイヤのようなグリップの良い、摩耗の早いタイヤを履かせても、あまり嬉しくはないでしょう。

通勤自転車のタイヤは太いほうが良い?

はて、ここで通勤自転車が現れます。
通勤自転車は舗装路を走りますね。

通勤にロードバイクやクロスバイクを使うという人は、いくらか速いということも求めていますね。
ですから、あまりに太くて重いのも困ります。

さらに、毎日の通勤なので、あまり早くタイヤが減って欲しくないということになります。
ですから、通勤自転車には、ちょっと安めのグリップは良くないけれど、摩耗しにくいタイプのタイヤを選ぶ人が多いです。

しかし、通勤自転車には、パンクへの強さというものも求められますよね。
耐パンク性では、実はレーシングタイヤの方が強い場合もあります。

レーシングタイヤも様々なものがありますので、一概には言えませんが。
レーシングタイヤは、軽く作りたいです。

そして、レースの途中でパンクはして欲しくないわけです。
ちょっと軽くなって速くなるより、1回パンクしてロスする時間の方が、圧倒的にツライですからね。

そんなわけで、値段は高いけれど、軽くて強い耐パンクベルトというものが、タイヤの中に仕込んである場合があるのです。

それに対して、安いタイヤは良い耐パンクベルトを仕込むとコスト的に問題が出ますので、パンクベルトの代わりに外のゴムの厚みを増やすことで耐パンク性をあげます。

刺さるものの種類にもよりますが、値段の高い、耐パンクベルトの方が強いという場合が多いです。

耐パンク性と耐摩耗性を重視して作っているタイヤが、シュワルベ社のマラソンシリーズです。
これは良い耐パンクベルトも仕込んでますし、外のゴムも分厚いです。

さらに摩耗しにくいタイプのゴムです。
ただ、値段もそこそこしますし、やっぱり重いのですが。

まとめ「太けりゃ良いってもんじゃない」

太いタイヤってどうなのさ、というお話をしてきました。
結局、走り方によって最適なタイヤは違います。

それなりの理由があって、ママチャリのタイヤは太いですし、ロードバイクのタイヤは細いのです。
それぞれの車種に適した走り方・使い方を前提に、タイヤも考えられています。

通勤用のロードバイクというのは、難しい問題です。
何を一番に優先させるかを考えて選ぶのが大事ですね。
太ければ良い、高ければ良いというわけでもないのです。