こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
今回は人気のアメリカブランド、キャノンデールのクロスバイクを評価しようと思います。
キャノンデールはトレック、ジャイアント、スぺシャライズドと並ぶ4大ブランドのひとつで、独特のグラフィックがかっこいいと人気のあるメーカーですね。
キャノンデールのクロスバイクってどこで買えるの?
キャノンデールのクロスバイクってどこで買えるのでしょう?
スポーツ用品量販店では見たことがありませんよね。
キャノンデールの自転車は、キャノンデールジャパンと契約を結んでいる正規ディーラーでしか買えないんです。
正規ディーラーとして認められるには、キャノンデールブランドのスポーツ自転車をきちんと販売・整備できると評価されないといけないんですね。
すべての自転車屋さんで買えるわけではないのです。
そんなわけで、キャノンデールのメーカーホームページから近所の販売店を探しましょう。
見付かりましたか?
では、早速、そのお店に行ってみましょう。
ありましたか?
時々ですが、店頭には並んでいない場合もあります。
しかし、メーカーホームページに載っているということは販売契約を結んでいるお店なのでお店の人に、「キャノンデールのクロスバイクを探してます」と聞いてみれば、現物がなくてもカタログなどで案内してくれるでしょう。
評価の分かれるキャノンデールという自転車メーカー
さて、販売店も分かったところで、キャノンデールというメーカーへの世間の評価を見ていきましょう。
簡単に説明すると、アメリカ西海岸っぽい雰囲気が漂っています。
Cannondaleというちょっと長いメーカー名がズバーンとクロスバイクなどのフレームに書かれているのを見ると、「Oh,アメリカ!西海岸!!」という雰囲気があります。
これが非常にカッコいいんです。
が、人によっては派手過ぎて好みに合わないという人もいます。
しかし、それこそがキャノンデールの魅力なのです。
かつて、ロードバイクと言えばクロモリ(鉄)の素材の1インチの細いフレームこそが最高とされていた常識を打ち破って、アルミのロードバイクを世界に広めたのもキャノンデールでした。
クロモリと同じ細さでアルミでフレームを作ると、ぐにゃぐにゃで使い物になりません。
しかし、太くして、なおかつ薄くする、つまり大径肉薄にすることでアルミをロードバイクの素材として実用的なものとしたのです。
これが軽くて、高剛性でよく走るわけです。
これは伝統的な鉄の自転車を作っていたヨーロッパブランドには衝撃でした。
また、マウンテンバイクでは片持ちフォークのレフティが有名です。
通常は自転車の前輪は左右2本で支えるのですが、レフティは左側1本しかないのです。
その他、ちょっとマニアックになりますが、BB30やサイクルトレーラーなどキャノンデールの奇抜な世界初の製品はたくさんあります。
奇抜過ぎて評価が分かれるところでもあるのですが、偉大なメーカーです。
レフティのクロスバイクはキャノンデールだけ
レフティの話が出たので、もう少し付け足しておきましょう。
レフティは左側フロントフォークだけで前輪を支える形式です。
メインはマウンテンバイクで使われることが多く、走行性能におけるメリットはあるようなないような。
いや、昔、まだサスペンションフォーク黎明期だった頃には高剛性・軽量化というメリットがあったのですが、現在は良いサスペンションが増えたので、少々メリットは分かりにくくなっていますが。
それでも、ずば抜けてカッコいいので、今でも多くのファンから評価を得ています。
実際、レフティは生で見るとギョッとします。
「なんじゃこりゃ?!」
って思います。
そして、レフティは現行のクロスバイクのラインナップにもあります。
BAD BOYとHOOLIGANのラインナップですね。
BAD BOYは大径レフティ、HOOLIGANは小径レフティ。
非常に個人的な好みですが、HOOLIGANはサイコーです。
ミニベロ(小径車)&レフティ。
イロモノ×イロモノ!
特に走行性能的なメリットはありません。
むしろ、交換パーツに困ったりとデメリットの方が多いです。
値段も11万円! 決して安くない!!
それでも、圧倒的に見た目が良い!
何よりメーカーのそういう心意気が好きです!!
ミーハーって言われるかもしれませんが、こういう遊び心のあるプロダクトがあるキャノンデールって僕は本当に大好きです。
走行性能の評価も高いクロスバイク
さて、先に個人的好みでキャノンデールの面白いラインナップのクロスバイクをご紹介しましたが、キャノンデールも当然ながらレフティじゃない正統派のクロスバイクも造っています。
それがQUICKシリーズですね。
2016年モデルは65,000円からあります。
イロモノだとか評価が分かれるとか、先に言ってきましたが。
当然ですが、キャノンデールは良い自転車を造る良いメーカーです。
アメリカメーカーなので、フレームの頑丈さも心配ないでしょう。
アメリカメーカーは体重の重い人も多い国民性と、あと自転車の場合マウンテンバイク発祥の国なので、頑丈なフレームを造るのが得意なメーカーが多いですね。
また、キャノンデールの走行性能を語る上で、伝説のアルミロードバイクCAADシリーズは外せません。
アルミの評価が高いキャノンデール
少しクロスバイクの話から脱線してしまいますが、キャノンデールを語ると言えばアルミロードバイクCAADシリーズです。
2016年モデルでは、最新のCAAD12もリリースされました。
キャノンデールは1997年のCAAD3から現在に至るまで、しつこいまでにアルミという素材にこだわり続け、アルミを進化させ続けました。
時代の主流がアルミからカーボンに変わっても『カーボンキラーのアルミ』というニックネームがあるほどに、CAADシリーズはアルミバイクなのによく走る自転車でした。
そういう背景があるので、キャノンデールのアルミフレームというのは、非常に評価が高く人気があります。
現行のエントリーのロードバイクCAAD8にはフラットバーモデル、つまりクロスバイクのように真っすぐなハンドルのモデルがあります。
厳密にいうとクロスバイクではなく、フラットバーロードというジャンルになりますが、イメージとしては細いタイヤのクロスバイクという車体です。
このモデルはハンドルとブレーキ、シフトレバーさえ交換すれば、そのままロードバイクとして使えるので、「ロードバイクにしようか、クロスバイクにしようか悩んでいる」という人にはピッタリかもしれません。
まとめ『人とは違うかっこよさを』
いかがだったでしょうか。
キャノンデールというメーカーの何となくのイメージが伝わったでしょうか。
少々変わったメーカーというイメージを持ったかもしれませんね。
でも、決して変テコなメーカーというわけではないです。
キャノンデールのロードバイクSUPER SIXは、今でも世界最高の自転車の大会ツール・ド・フランスでポイント賞を取りまくっています。
本当に高性能な素晴らしい自転車を造るメーカーです。
グラフィックにせよ、機能面にせよ、なかなか変わった面白いカッコいいことをやってくれるメーカーです。
人とは違うカッコいいクロスバイクが欲しいという人には、ぜひキャノンデール、特にレフティーのモデルは良いと思います。