ロードバイクを作っているメーカーは沢山あります。
felt(フェルト)、GIANT(ジャイアント)、Cannondale(キャノンデール)、Bianchi(ビアンキ)、ルイガノ(Louis Garneau)などなど・・・
聞いたことや見たことのあるものから、初めて知ったというものまであると思います。
今回は、数あるメーカーの1つであるfeltをご紹介します。
ロードバイクメーカーのfeltとは
ロードバイクメーカーのfeltは、中堅的なロードバイクのブランドです。
feltは、トライアスロンアスリートであったジム・フェルト氏によって創業され、1980年代から研究開発が行われてきました。
ジム・フェルト氏自身の経験を活かして、現在のエアロロードバイクブームのパイオニアとなったブランドです。
ジム・フェルト氏は、最初に作ったフレームで、世界チャンピオンを生み出しました。
それも、シクロクロスとトライアスロンの両方においてです。
ロードバイクのブランドですが、トライアスロンやマウンテンバイクでも成果を上げ、feltは世界的に認められるブランドへと成長しました。
GARMINチームへのバイク供給など、近年はトップチームへの機材の供給を行い、ブエルタ・ア・エスパーニャやツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリアといった3大グランツールへ出場するチームへのサポートを行うブランドへ成長しました。
設計においては、アルミ素材のフレームに定評があります。
近年では、フレームにカーボンを使用した自転車を作り、20万以下という驚きの価格の「F5C」まで、カーボンバイクの開発を行っています。
最先端の科学を積極的に取り入れ、常に進化し続けているブランドです。
feltのロードバイクの特徴
feltは、低価格の自転車を揃えているメーカーです。
ロードバイクで知られるメーカーなのですが、シクロクロスというロードバイクの機動性を生かした使いやすいモデルも生産しています。
シクロクロスは、クロスバイクとも違い、ロードバイクとクロスバイクの中間のようなバイクです。
機動性の高いディスクブレーキを採用し、マウンテンバイクのような太いタイヤが特徴のF65Xという機種が、feltにはあります。
F65Xは、オフロードで行われるシクロクロスのコースに対応するモデルです。
オンロードとは違い、めまぐるしく変化するのがシクロクロスのコースです。
競技には、ライドスキルが必要ですし、バイクには高い耐久性が求められます。
それらをクリアしているF65Xは、泥や砂はもちろん、雪の中でも安定した操作性があります。
また、障害物を超えるときにも、楽々担ぐことができるほどの軽さも備えられています。
泥まみれでもシフティングは問題なく、完璧なまでの制動力、コーナーから立ち上がった際の加速も充実しています。
試行錯誤し、最新のフレームであるFシリーズとシクロクロスの理想を合わせたカーボンのフレームを完成させることに成功しました。
強度やねじれ剛性、シクロクロスのコースも走破できる設計ですが、軽量化も行われたカーボンフレームです。
FXシリーズには、アルミフレームもカーボンフレームもありますが、どちらも素晴らしいモデルです。
メーカー・feltのロードバイクの種類
ロードバイクメーカーであるfeltのロードバイクは、大きく分けて3種類のラインナップがあります。
エアロロードバイクARシリーズは、最上級のAR FRDがフレームセットで税抜468,000円という価格です。
feltの中でも、最もグレードの高いカーボンフレームを使用しています。
FRDはFELT Racing Developmentの頭文字を取ったものであり、各シリーズで最もグレードの高いバイクに付けられています。
ARはFRDの他にも1,3,5,6があり、最もリーズナブルな6は、248,000円という価格です。
カーボン製のエアロロードバイクとしては、手の届きやすい価格帯となっています。
一般的なロードバイクであり、伝統的なものが、Fシリーズというモデルです。
FRD,F1,F4,F5,F6がカーボン、F75,85,95はアルミフレームです。
95Jrや24は、子供用のモデルです。
全て、日本国内で販売されているものです。
日本ではFRDは販売されていませんが、ディスクブレーキモデルが販売されています。
ノーマルモデルも、もちろん販売されています。
メーカー・feltのおすすめロードバイクFシリーズ
ロードバイクメーカーのfeltから販売されているFシリーズは、フレーム全体によって運動性能を発揮するモデルです。
素材は高品質でありチューブは薄く、違う質感となっています。
回転重視なので、ヒルクライムにおいては、高ケイデンス走法に向いていると言えます。
中トルクまでは問題ありませんが、踏み込むと反応の遅れを感じるかもしれません。
フォークブレードは多少たわみやすいと感じるかもしれませんが、バランスはしっかりと取られていますので、不安感はほとんどないと思います。
バランスが取られているのでスローピングも少なく、タイトコーナーでもハイスピードコーナーでも、乗り心地は良いです。
フレームセットの価格が268,000円というのが、F1というセカンドグレードのモデルです。
この価格は、低価格で有名なジャイアント、メリダクラスの価格になっており、フレームはプロがレースで使う中で最安値のものです。
次にご紹介するのは、F75というモデルです。
創業者ジム・フェルト氏のお家芸ともいえるモデルであり、シマノ・105組で158,000円という価格です。
航空素材に使用されている、7005番アルミニウムを使用することによって計量化が行われ、強度はしっかりと保たれています。
フロントフォークにはカーボンが使用されており、路面からの衝撃を抑えてくれます。
一番安いのは、F95でシマノ・ソラ組 11万円です。
メーカー・feltのロードバイク以外のおすすめ
feltはロードバイクのメーカーですが、クロスバイクもおすすめです。
「どれだけ楽に走り抜く事ができるか」を重視しており、苦痛な坂道や路面状態の悪い道も、今まで味わったことのない物へと変えてくれます。
今までスポーツサイクルには乗ったことがなく、運動不足解消にという方には、6万円ほどのQX65がおすすめです。
QX65は、乗り心地を重視に開発されており、お尻が痛くなりにくく作られています。
ツーリングはもちろん快適ですし、運動不足解消にもぴったりです。
7万円ほどのV110fは、高速巡航性能の優れているクロスバイクです。
アルミ加工技術で軽量化を図り、ホイールはfeltとOEM契約を結んでいる世界最大のホイールメーカーACLASS製なので、耐久性も軽量化も優れています。
街乗りにおすすめです。
10万円近くするV95fは、オンロードもオフロードも走破することができるモデルです。
変速危機系統は、ロードバイクに近い部品を使用していますが、ブレーキは制動性の高い油圧式のディスクブレーキを搭載しています。
felt以外でおすすめなメーカー
felt以外でおすすめのロードバイクメーカーといったら、ジャイアントやトレックなどが挙げられます。
取り扱っている店舗も多いですし、日本では2大メーカーといっていいでしょう。
販売台数が多いということは、経営状態も良いということにつながりますし、販売店の多さは、修理やメンテナンスで困りません。
展示車を見ることもできますし、試乗ができる販売店もあります。
全体的なコストパフォーマンスが高いのは、やはりジャイアントです。
大きな工場を持っており、他社の製造も請け負っているほどです。
フレームサイズの区分けが少ないのが難点として挙げられますが、コスト的なことを優先しているのかもしれません。
トレックは、コストパフォーマンスにおいては、ジャイアントほどの良さではありませんが、良質な自転車が多いように思います。
特にカーボンのラインナップに優れており、コストパフォーマンスよりは、乗りやすさに重点を置いています。
もう少し安くしてほしいというのは否めませんが、安定感のある乗り心地は定評があります。
初心者が乗るには、どちらも問題のないメーカーです。
ロードバイクのメーカーであるfeltの特徴や評判 まとめ
最初のメーカー選びは、重要かもしれませんが、深く考えすぎるのも良くないかもしれません。
性能重視よりは、ビビッと来たものを買うほうが長く乗れるときもありますので、気に入ったメーカーで、気に入ったものが見つかると良いですね!