自転車の鍵を紛失しちゃった!どうすればいい?

自転車の鍵を紛失してしまった経験はありますか?

自転車の鍵を紛失した場合、「自転車屋さんに持っていく」「出張修理してもらう」「警察を呼ぶ」「自力で鍵を壊して開ける」など、いろいろな対処法があります。

また、対処法や頼むお店によって、かかる費用も違ってきます。

今回は、それらの対処法について詳しくご紹介します。

鍵を紛失したら自転車屋さんに頼もう!①

鍵を紛失した際に、自転車屋さんが遠くないのであれば、持ち込むのがベストな選択です。

確かな腕前で鍵を外してくれます。
また、新しい鍵を購入して取り付けるのであれば、古い鍵の撤去費用は免除してもらえたり、取り付け費用と込みで手数料にしてくれるところが多いです。

一般的に多く使用されている馬蹄錠の場合は、ボルトカッターで壊してもらえます。

以下、費用例です。

a社の場合、鍵を壊してもらう費用の相場は、¥500〜1,200
b社の場合、交換手数料は、総額 ¥1,500〜2,000
c社の場合、交換手数料 ¥500 新規ダイヤル馬蹄錠 ¥2,000

ワイヤーロックの場合は、カッターを使って切断してくれます。

費用は、馬蹄錠とあまり変わりません。

交番に持っていくという手もあります。

自転車屋さんが近くになく、交番が近くにあるのなら、交番でも対応してくれることがあります。

一般的な鍵であれば、簡単に破壊してもらえます。
丈夫なワイヤー錠やブロックタイプの鍵は、破壊できない場合があります。

手数料はかかりませんが、古い鍵を完全に破壊するため、新しい鍵が必要となります。

また、防犯登録の有無を確認して、自分の自転車であることを証明できなければ、破壊してもらえません。

鍵を紛失したら自転車屋さんに頼もう!②

鍵を紛失した際、自転車屋さんでの鍵の交換費用の相場は、上記した通りですが、鍵の掛かった自転車を運ぶのは骨の折れる作業です。

自転車屋さんの中には、出張修理を請け負ってくれるところがあります。

地域によって変わってきますが、近くに請け負ってくれる自転車屋さんがあるのであれば、15分程度で駆け付けて鍵の切断から交換までこなしてくれます。

出張する分、持ち込むよりも費用がかさんでしまうのは避けられません。

鍵を専門に扱う業者に頼んでも、駆け付けてもらえます。

また、いわゆる便利屋と呼ばれる業者にも対応できるところがあるそうです。

費用例です。

東京都心の出張可能な自転車屋のd社の場合は、

出張費用は、距離によって ¥110〜1,050
規定距離を越えると、1kmあたり ¥550追加

解錠費用は、通常の馬蹄錠・ワイヤー錠 約¥900
無垢素材の丈夫な馬蹄錠 約¥3,000

取付費用は、通常の馬蹄錠 約¥2,000
無垢素材の丈夫な馬蹄錠 約¥3,000

鍵を専門に扱うe社の場合は、
鍵の解錠、交換費用(種類問わず)¥8,000〜

便利屋f社の場合
出張費込みで ¥3,000〜

自転車の鍵のスペアについて

スペアキーがあれば、交換や壊す手間もお金もかかりません。

電動アシスト自転車の場合だと、普通の自転車より重い上に、通常の鍵とバッテリーの鍵が同じ場合がほとんどです。

なので、鍵を紛失すると通常の自転車よりも、高く付くことを覚悟しなければなりません。

ただし大手メーカーであれば、保証書に鍵番号の控えが記載されているので、その番号を確認しましょう。

番号が分かれば、メーカーにスペアキーを作ってもらえます。

ブリヂストンサイクル(通常のママチャリ)では、キーNo.および商品コード・車種略号(型式)が分かれば、販売店もしくは取扱店にて、1本約¥800で、スペアキーを作成してもらうことが可能です。

パナソニック(電動アシスト)では、鍵番号が分かれば、スペアキー2本セット約¥2,000で作成してもらうことが可能です。

手元に来るまで数日かかるので、駐輪スペースに置く際は、盗まれないようにダブルロックなどの対策をしておきましょう。

自転車の鍵は、材料が手に入るタイプや、店でないと作れないことが多いため、作成が可能であるかどうか先に確認する必要があります。

もし、できないのであれば、鍵ごと交換しておくべきです。

解錠してある馬蹄錠なら、工具を使って自力で交換することが可能です。

しかし、鍵がかかった状態で紛失してしまうと、自力でやるのはハードルが高く、余計な費用がかかることになります。

自転車の鍵を紛失した場合に自力で開ける方法①

鍵を紛失した場合、自力で開けるのは可能かというと、可能です。

しかし、怪しまれたり、警察に知られたりしたときに、自分のものである証明ができなければ、厄介なことになる恐れがあります。

ですので、防犯登録をしている自転車でやることをおすすめします。

この証明がなければ、泥棒の嫌疑をかけられても、仕方がありません。

家の近くで紛失した際は、怪しまれないように後輪を持ち上げて、持ち帰ってからやるのが安全でしょう。

直径1cm程度のワイヤー錠なら、普通のワイヤーカッターで切れます。

人目がありますので、これも自宅でやったほうがいいでしょう。

馬蹄錠は、自転車屋さんに持っていってもいいのですが、自分で解錠出来る方法があります。

使用するのは、ただのビニール傘です。
わざわざ新品を買う必要はありません。

錆びていても、折れていても問題はないので、まず自宅の傘立てをチェックしてみてください。

自転車の鍵を紛失した場合に自力で開ける方法②

使用するのは、傘を開くときに使う金具です。
ポチッと押す、ボタンみたいなところです。

これを傘から外します。

足で踏みながら曲げていけば、容易に折れます。

ボタン付近が折れば、あとはペンチやニッパーを使って、切り込みを入れていけば、ボタンの金具が外せます。

すると、鍵の業者さんが使うピッキング道具のようなものがでてきます。

この道具を使って、解錠作業をしていきます。

馬蹄錠は、一般的な自転車に、よく使われているタイプの鍵です。

誰でも、一度は見たことがあると思います。

まずは、取り出した金具の持ち手側の方を、鍵穴に挿入してください。

手前のほうに溝のような空間があるので、分からない際は金具を使用して探してみてください。

通常の鍵ならば、真下に鍵を挿入するのですが、このやり方では、金具を鍵穴付近である手前とタイヤ側である内側に挿入する感じです。

あとは持ち手を自転車側に、強く押せば、鍵は開きます。

この知識は誰もが頭の片隅に置いておいて、損はないでしょう。

コツをつかむと、10秒もかかりません。

鍵を紛失した時に大活躍間違いなしです。

自転車の鍵と盗難対策について

ここまでは、紛失した際の解錠方法がメインでしたが、これを踏まえて盗難対策を考える必要があります。

ロードバイクやクロスバイクに、馬蹄錠をつけている人はいないですが、ワイヤー錠をつけている人は多いように感じます。

たとえ簡単には切れない丈夫なワイヤー錠でも、プロの自転車泥棒にかかれば、鍵が付いたままの状態でも、トラックに積まれて盗まれます。

それを防ぐために『地球ロック』と呼ばれる、動かせない柱や構造物とワイヤー錠で結びつけるのが基本です。

しかし、丈夫なワイヤー錠は重たいため、簡単に切れる軽いタイプのものを持ち歩く人が多いです。

これだと簡単に盗まれてしまいます。

また、地球ロックをしても、ホイールやサドルなど、各パーツ毎に取り外されたケースもあります。

自転車だけでなく、オートバイクも盗まれる時代ですので、長時間放置するのはやめましょう。

SNSなどで盗難情報を見ると、盗んでくださいと言わんばかりの状態で放置している人もいるので、注意しましょう。

何をしても盗まれる時は盗まれてしまうので、自転車から離れないのが一番安全です。

鍵は所詮、抑止力程度のようなものなので、絶対に盗まれない鍵など存在しません。

それを知った上での対策をするようにしてください。

対処法は頭に入れておこう

鍵の紛失時の対処法についてご紹介しましたが、いかがですか?

傘で鍵を開ける方法は、傘を分解しなければならないので、人によっては難しいと感じるかもしれません。

それ以外の方法は、あまり難しくはないので、覚えておいて紛失時に困らないようにしましょう。

どんなに気を付けていても、無くし物をしてしまう時はありますよね。
鍵を無くしても、慌てず落ち着いて対処できると良いですね。