ロードバイクを乗っている人であれば聞いたことあるであろうメーカーのスペシャライズド。
最近は、低価格帯のロードバイクのラインナップも豊富に扱っています。
そのスペシャライズドのロードバイクは、どんな評価なのかを紹介していきます。
スペシャライズドはどんなメーカー?
スペシャライズド(SPECIALIZED)アメリカのカルフォルニアに本社を置く総合サイクルプランドです。
ロードバイク、マウテンバイク、自転車フレーム、さらにはサイクルウエア、ヘルメット、シューズ、その他グッズも開発しています。
社是は「Innovate or Die」であり、自転車の特徴は、豪快な乗り心地、ロスなく伝わるパワー、振動吸収性や高速巡回性能で、勝利を求めるライダーの期待に応えてくれる性能を目指しています。
評価としては、男性女性ともに人気です。それは豊富なバリエーションのためで、街乗りから競技志向のものまでライナップが揃っており、初心者からベテランまで対応しています。
2000年には、初めてツール・ド・フランスに出場して、チームは総合2位の成績を収めました。
2012年のロンドンオリンピックでの個人ロードレースでは、アレクサンドル・ヴィノクロフがゴール直前で飛び出して金メダルを獲得しています。
スペシャライズドのサドルの評価が良い!
ロードバイクを始めたときは、必ずお尻が痛くなってしまう試練が待ち構えています。
慣れることで軽減されて、次第になくなっていくのですが、痛みの原因は、サドルとお尻のマッチングです。
人間工学の観点から、サドルを開発したのがスペシャライズド(SPECIALIZED)というメーカーです。
スペシャライズドのサドルでも評価の良いものを紹介します。
「TOUPÉ COMP GEL」は、サドルの先端まで溝が設けられており、血流を妨げることはありません。
クッション剤にGELを使用して、お尻をどっかりとサドルにつけても、衝撃を吸収してくれます。サドルレールは、中空クロモリで重量級のライダーにもオススメできます。
参考価格は13,200円です。
「AVATAR COMP GEL」は、厚いパッドを採用しています。
レーシングサドルは、薄く硬く設計されるものですが、人間工学に基づいて設計されていることもあって、このサドルならば神経や尿道の圧迫に十分な考慮がなされています。
参考価格は13,200円。
「BODY GEOMETRY COMFORT GEL」は、レーサーショーツを使用しない人におすすめです。
すでに厚いフォームが入っていて、普段着でも快適な走行ができるでしょう。
サドル中央の溝があるので、無理な圧迫もなく長時間のライディングでも問題ありません。
参考価格は4,200円です。
スペシャライズドはカーボンにも負けないアルミロードバイクがある!
より軽量な素材を求めた結果として、現在のロードバイクの主流はカーボンになっています。
炭素繊維を樹脂で固めて作っており、カーボンは軽量なのですが、金属であるアルミよりは耐久面で劣ります。
さらにカーボンは、修理や修正が難しく一般的ではありませんし、それでも修理や修正を行うのであれば費用が多くかかります。
それに反して、アルミは修理が可能ですので、初心者にもアルミ素材のロードバイクはおすすめです。
アルミという素材を、意欲的に作成しているのがスペシャライズド社のアレーシリーズです。
アレーシリーズは、カーボンにも迫るスペックのアルミフレームとなっています。
従来のアルミフレームは、職人の溶接の腕によって性能が左右されていました。
それを改善するべく、主用パーツは一体成形で技術のブレをなくす改革を行っています。
トップチューブやショートステーを扁平されることで、振動吸収性能を高める工夫もして、それが評価が高く、熱狂的なファンがいるくらいです。
スペシャライズドのロードバイクのアレーシリーズの評価
スペシャライズド社のロードバイクのアレーシリーズでも、評価の高いおすすめの3台を紹介します。
「アレー E5スポーツ」は、通勤にロードバイクを考えていたり、週末ライドに始めたいと思っていたりする方におすすめのエントリーバイクです。
パーツ構成でコストダウンを図っているのですが、フレームは上位機種と同様のものを使っています。
また、アルミフレームなので、転んだとしても致命的な傷になることが比較的少ないです。価格は108,300円です。
「アレー DSWエリート」は、メインコンポーネントにシマノの「Tiagra」を採用した本格モデルです。
上位機種と同様のフレーム設計で、各パーツの換装も容易。将来的にアップグレードもできます。価格は159,000円です。
「アレー スプリントコンプ」は、エアロ形状のシートチューブの概念を覆す設計となっています。
丸パイプではなく、各所に適した形状のパイプにしており、フォークに関してオリジナルのカーボンモノコックで、衝撃吸収にも優れたバランスの取れたハンドリングを実現しています。
メインコンポーネントは、シマノの「105」を採用しており、価格は239,000円です。
勝利を手にする為に開発されたスペシャライズドのロードバイク
スペシャライズド社のロードバイクのラインナップの中でも、多くの選手が使用して評価の高いシリーズがターマック(Tarmac)シリーズです。
2015年の世界選手権で優勝、グランツールでもステージ優勝する性能を持っています。
ターマックは、プロの使用に耐える性能であるため、スペシャライズドの製品の中でも頂点を意味するS-worksに分類されています。
そもそもターマックは、「グランツールでの勝利」を目指して設計されたものです。
登りでも軽快、平坦や下りでは高速安定性、コーナーではキレ良く、長距離では快適であることを目指して作られました。
すべての面で高次元で完成されており、プロはもちろんエントリーユーザーにもおすすめです。
それらコンセプトは「Rider-First Engineered」という言葉に込められており、サイズによる違い、つまりチューブの長さやカーボン積層の違いで乗り心地が変わることを見直しています。
どのサイズでも、均一な高性能を発揮できるように設計されており、サイズで性能にムラがありません。
ターマックは、カーボンを3種類(FACT11r、FACT10r、FACT9r)に分けており、数字が大きいほど高弾性で軽量ですが、悪路でも難なく走行できてしまうオールランドバイクとなっています。
スペシャライズドのターマックシリーズの評価
スペシャライズド社のロードバイクのラインナップでも最高クラスに位置しているおり評価も高いのが、ターマック(Tarmac)シリーズです。
グレードが細かく分かれていて、予算から選びやすいのも特徴となっており、それぞれ紹介したいと思います。
「Tarmac Sport(ターマック スポーツ)」は、メインコンポーネントはシマノの「105」を採用しています。
ホイールやブレーキアーチなどのパーツグレードを落とすことで、ターマックで最も安価なモデルです。
そのためターマックデビューにおすすめの1台です。価格は250,000円です。
「Tarmac Comp(ターマック コンプ)」は、上位クラスよりは重量のあるカーボンを使用していますが、その分衝撃吸収してくれるので、乗り心地が良くなっています。
カスタマイズで個々のパーツをアップグレードすることもできて、上位機種に引けを取らないポテンシャルを持っています。価格は330,000円です。
「Tarmac EXPERT(ターマック エキスパート)」は、レースで勝利できるように設計されたモデルです。
最軽量のカーボンを使用しており、シマノの「アルテグラ」を搭載してコンポーネントの信頼性は抜群。
仕様変更することなく、長く乗れるバイクです。価格は460,000円です。
スペシャライズドのロードバイクは評価が良い
スペシャライズドは、カーボンではなくアルミ素材に力を入れており、カーボンとは予算が異なり、低コストで購入出来るところがとても良いです。
人によっては、アルミのロードバイクが好きという人もいるので、まだスペシャライズドに乗ったことのない人は是非乗ってみて欲しいところです。
コストパフォーマンスが良いので、初心者にもおすすめとも言えます。
ロードバイク購入に悩んでいたら、一度専門店でお話を聞いて、実際に触れると良いですよ。